【公式ほぼ不要】品質管理検定(QC)2級を攻略【資格】
こんにちは、まっつんです。
本記事では品質管理(QC)検定2級を攻略します。
QC検定では学生時代にあまり勉強していなかった統計学の知識を要求されます。
数学的な素養も必要とするため、難しく感じている人が多いと思います。
さらに数学が苦手なのに会社から資格を取得するように言われている人も多いのではないでしょうか。
そんな受験者のために、少しでも高得点を取ってもらえたらと思い本記事を書いています。
ここで紹介することは小難しい公式を使わずに、ある意味で裏技的に問題を解いていきます。
この裏技的な解き方だけで合格することはできませんが、本番の試験において手助けになれば嬉しいです。
本記事ではQC検定2級の過去問(2020年度版)をもとにして書いています。
著作権の観点から問題そのものは記載しませんので、過去問をお手元に用意することをおすすめします。
また、取り扱う過去問は少し古くて申し訳ないのですが、私が受験した2020年の第30回試験でも大活躍でしたので、まだまだ色あせないテクニックだと思っております。
QC検定に関してはこちらのようなブログを書いていますので、気軽にお訪ねください。
まっつんブログ
記事を書いている人
記事を書いている人
記事を書いているのはこんな人ですよ。
・2020年9月のQC検定2級に合格
・統計学の知識がほぼない状態で過去問を解き、小難しい公式を覚えていなくても解ける問題が存在することに気付く
注意点
注意点は3つあります。
・統計学や数学の最低限の知識は必要(平均とか偏差とか)
・常に紹介する解き方が使えるわけではなく、問題と選択肢がかみ合ったときのみ有効
・当然ながら本来求めらる統計学の知識は身につかない
本質
以下で紹介する、公式を使わずに解く方法の本質は「問題と選択肢をよく見て、考える」ことです。
当たり前のこと過ぎて???かもしれませんが、読んで頂ければわかります。もっと簡単に言えば逆算です。
たぶんですが、QC検定2級にサクッと合格する人は無意識のうちに気付いています。
それでは見ていきましょう。
第23回試験
問2(10)、(11)
この問題は以前の記事でも紹介しています。
要点は以下。
上限値=平均値+定数
下限値=平均値-定数
検定・推定の問題では信頼上限・下限を問う問題が多いです。
この上限値と下限値を求めるにはやや煩雑な計算式を使うことで求めることができます。
しかしQC検定は選択式の試験であるため、答えは選択肢の中にあります。
さらに上記の式で意味することは何か分かりますか?
それは上限値と平均値の差と下限値と平均値の差は等しいということです。
上限値-平均値 = 平均値-下限値
さて問題に戻ります。
問題文で平均値xバーが211.46であることが既に示されています。
この時点で(10)、(11)の解答になりうる選択肢は以下の3つに絞られますね。
ク.210.8281
ケ.212.0919
コ.217.3190
ク、ケ、コの値から平均値211.46を引いた絶対値はそれぞれ以下の通り。
クは0.6319
ケは0.6319
コは5.859
よって(10)ク、(11)ケが正解です。
どうでしょうか。考え方さえ分かれば面倒な計算をしなくても答えを導くことができます。
ただし(7)や(8)も同じ上限・下限値に関する問題ですが、χ^2分布の分散の計算は上記の式とは異なりますので適用できません。
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