ひとり旅を仕事の発想につなげる方法
先日、ずっとやりたかったアメリカ縦断旅行ができ、これでまた「死ぬまでにしたいことリスト」をひとつ消化しました。毎日忙しいビジネスパーソンやリーダーたちにも、ときどき旅をすることはとてもお勧めなのでブログに書いてみます。
なぜひとり旅が仕事に必要なのか?
多くの経営者が、仕事をする上で旅が重要な機会になる。意識的に旅をするようにしている、と語っています。国内でもライフネット生命の出口さん、スマイルズの遠山さん、HISの沢田さんの例が有名ですね。
人間の脳にも情報を処理する時間が必要
日頃たくさん読書をしたり、ニュースを見たり、勉強会に参加したりと、新しいインプットをしても、僕たちの頭はそれをすぐに使えるわけではありません。少し時間をかけて情報が処理されて、忘れたころに思い出されて発想につながるものです。また、締切に追われる毎日では、考えよう考えようと思っても余白がなく、狭い視野での発想になってしまうこともあります。
僕の場合は、旅をすることで意図的に余白を生むようにしています。溜め込んだ情報をゆっくり処理して、ぼーっと考える時間。旅先で新しい刺激を受けて、思いも寄らないアイディアの結びつきを見つけるために、旅(特にひとり旅)が最適だと僕は思います。
振り返ると、僕は毎年1回ずつくらいは旅ができているようです。MagicPriceの事業アイディアも、TechCrunchで最優秀賞をいただいたホテル番付のアイディアも、ひとり旅から帰ってきたら頭にできあがっていました。
いつもと違う環境は大きなことを考えるのにちょうど良い
経営者に限らずあらゆるリーダーは、目の前のことを完了させていく超詳細の視点と、事業やテクノロジーの未来を考える超俯瞰の視点とを自在に行き来できる能力が大切になってきます。
海外に旅をすると、ニュースメディアで議論されている話題や、出会うひとたちが考えている悩み事が、普段の環境とは全く異なってきます。毎日毎日ニュースで見て気が滅入るような話や、仕事で今ぶつかっている壁が、他の国から見るとどうでもいいような小さなことだと気付くときがあります。これが起きると最高です。より地理的や時間軸的に広い視点に立てて、本質的な課題が見えてきます。今まで課題だと思っていたことが課題じゃなくなるかもしれません。
また、旅の移動時間は長く退屈なイメージですが、実は移動時間こそ普段できないことをするチャンスです。バスや鉄道の長い移動時間を活かして、いつもより大きなテーマについて考えたり、小説や歴史の本を読む時間に充ててみてはどうでしょうか。
ちょっとしたコツ:Airbnbを使って、ローカルを知る
僕は旅先で誰にでも話しかけて友達がすぐできる、みたいなタイプではありません。(ナオト・インティライミにはなれない)
同じようにシャイな人には、Airbnbの宿泊と体験の活用がおすすめです。
Airbnbでは、ホストや他のゲストと生活空間を共有するような家を選ぶと、会話を楽しめます。ローカルの生活やおすすめの店を聞いて、一緒に行ってみるのも刺激があります。
最近は、Airbnbの体験(現地でのアクティビティーですね)も気軽に予約できるものが増えてきましたし、ローカルの人たちと話すのにもってこいです。せっかくなのでガイドブックに載ってないようなところに連れて行ってもらいましょう。
次回予告?:旅する口実の作り方
次に大切なのは、忙しい毎日のなかで旅の時間をどう捻出するか、ですよね。
A. 旅も仕事の一環だ、行ってこい!と理解や補助のある会社
B. リモートでどこでも仕事と休暇をまぜて過ごせる会社
であれば尚良しですし、せめて
C. 休みが取りやすい会社
であってほしい。そうじゃないと上司とぶつかりそう。。。
株式会社空も、まだ特別に旅を支援するようなプラスαの仕組みは作れていません。旅好きなメンバーが集まっていて、リモートでも働きやすく、休みも比較的調整しやすい制度とカルチャーのおかげで、みんな自主的に旅行しているくらい。
旅って会社に行けと言われて行くようなものでもないし、制約を少なく保つ今の形でも十分かなとは思っています。ただ、これからの時代を考えると、仕事と旅と生活を融合させられるような会社や社会でありたいものです。
株式会社空の案内も貼っておきます。やわらかめで合理的な人事制度の会社のほうが自分を活かせそうだな、と感じてる方、ぜひ株式会社空への転職も考えてみてください。
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