「あなたはきっといくつかの功績を残した。だけど何か問題を抱えている」
2,024年 USC IBEAR MBA(I47)に私費、家族子連れでLAに来ているマシューです。
噂には聞いてましたが、異常に忙しすぎてほとんど時間がなかったのですが、半年が経過したいま棚卸しも含めて、ちょこちょこ書いていきます。
MBAの授業内で、ぽつりとマネジメントの教授がこぼした一言。
こういったものだけは、なぜか無駄に拾えてしまうわたしw
ミドルキャリア向けMBAなので、平均は35歳以上、半分くらいは大企業や国費からのスポンサードで来られている方になる。
社費や公費でいらしている方にはあまりあてはまらないかもしれないが、
私費で来ている自分にはグサッと刺さるものがあった。
問題を抱えていない人は、ここに3千万円以上を投じてきたりしない。
昇進の道を進んだり、転職してキャリアを上げたりしていくだけで十分。
「あなたはきっといくつかの功績を残した。昇進も果たしただろう。だけど何か問題を抱えている。だからあなたはいまここにいる。」
ここに来ているということは、あなたには、この先を進むうえで、何らかの問題があるから、だからあなたはここにいる。
その内容は個々に異なるが、それを克服しなければならない。変わらなければならない。
あぁ。。。そうか。。。そうだとグサッときた。。
このままじゃもうダメだと。大きな変化を、自分が思うような変化を起こすことができないから、わざわざここにきたんだったと。
「週に1度は6時間は寝ること」を言われたが、
本当にいっときは、睡眠不足すぎて、ロサンゼルスの心地よい日差しで、もはや吐き気を催しそうになったり。。
みんなシニアマネジャー以上なので、愚痴はこぼさない人が多いが、
やっぱりどうしてもたまぁに、ぽろっとずーっと勉強しまくっているが、毎月300万ずつくらい貯金を崩しながら、1セントにもならないこの勉強になんでここまでやってんだろう。
私費で無職できている人は、本当にこれを自問しないでいられるときはないと思う。。。
当たり前だけど、MBAに未来の保証は何一つない。
子供が小さいので、勉強できる時間は極端に限られてくる。
就職活動の時間もいる。
日々の生活でのトラブルは絶えない。日本にいるときとは違って、とんでもなくいろんなトラブルに見舞われる。。。
書ききれないけど、このまじくそ忙しい時に、やめてくれよという日常トラブルや重要タスクが発生する。。
例:
・ソーシャルセキュリティナンバーなしでの、電気と水の手続き。。。
・子供の学校の手続き、入学前の検査項目、予防接種
・家族の保険、加入手続き
・学校関連の登録系、審査系、事務処理
・銀行口座が凍結されたり。ソーシャルセキュリティナンバーなしなので、これけっこうよくある。同じ学生同士で4-5人は聞いた
・郵送されたキャッシュカードが取られたり、現地カードでないと使えないランドリーだったり
・家で虫が出たり、荷物が取られたり、古いからすぐ壊れたりする。
・自動車がけん引される。タイヤがパンクする。学内の駐車場で、駐禁
・チャリがすぐパクられる。
話を戻すと、
この1年間は、失敗が許される。失敗しても問題がない。
人生おそらく最後になるだろう、初歩的な失敗でさえ許されるこの場で、
あなたは、自分自身が変わる努力を最大限しなければならない。
どんな小さなことでもよい。
・いままで手を挙げずに、セッションに参加していたなら、手を挙げなくてはいけない。
・リーダーを買って出てこなかったなら、リーダーを買ってでも、やろうとしなくてはいけない。
・自分の興味がある範囲にしか、視野を広げなければならない。
・自分のタスクを終えることだけに注力してきたなら、あなたはチームを助けなければならない。
・功利的な動き(トランザクショナル)でしか人を見てこなかったなら、そのやり方を改めなければならない。
あぁ耳が痛いw だけどここで変えられなければ、もう2度はない。
ミドルキャリア向けのMBAの1つの大きな価値は、
こういう側面にあるのだとなと改めて感じるコメントだった。