【Day339】イラン旅行記🇮🇷②
イランにビザ無しで滞在できる期間は15日。
有難い事に友達に会う予定がビッシリ埋まっています。
イランを訪れた人が口を揃えて言うのがイラン人の優しさ。
友達だからとかは関係無く、市井の人々がことごとく親切で気さく。
日本人が少ないからか、ただ道を歩いているだけで声をかけられるのだが、娘に至っては有名人クラスの声のかけられ方なのに驚く。
「写真を撮って欲しい」と言われることも多々あり、その状況に最早娘も慣れつつあり、なんかこっちの方見てニッコリしながら喋っているので、娘が手を振るともれなく「きゃー♡」と黄色い歓声を受ける事ができる。
地下鉄に乗っても、博物館に行っても、散歩をしているだけでも、知らぬ人々からお菓子や色鉛筆やピスタチオ等を大量にゲットしている娘は「きっと可愛い過ぎるからだよ」とまんざらでもない様子。
さておき。
テヘランに3日程滞在後、車で約6時間程南下した場所に位置するイスファハーンへ向かう。
今の時期にはかなり珍しく雪が降るイラン。
当初はバスで向かう予定ではあったが、友人レザが6時間もの道のりを車で送ってくれる事に。
本当に優しいよイラン人。
道中レザが、イスファハーンについて色々教えてくれた。
中でも印象的なのが、16世紀末に首都となり、繁栄ぶりから様々な物がこの地で手に入るという意味を込めて、かつて「世界の半分」と称されたイスファハーン。
「世界の半分」をペルシャ語で言うと、イスファハーン・ネスフェ・ジャハーンと言うらしく「ハーン」で韻を踏んでるのがキレイなんだ、と言っていた。
おそらくきっとこれは日本的には、北海道はでっかいどう的な美学に違いない。
本来なら砂漠を横目に過ぎ去る景色、残念ながら雪で覆われているもののそれもまた乙なもので、そんな雪道を走る事およそ6時間、目的地のイスファハーンに到着。
レザの友人でイスファハーン出身のサミーロも加わりいざ観光。
そしてイランと言えば、有名なのがペルシャ絨毯。
マーケットを散歩していると、流暢な日本語を聞くことがある。
そう、絨毯商人。
僕らには数字すら難解なこの国において、彼らは日本語を流暢に話す事ができる数少ない人々。
御多分に洩れず僕も好きなペルシャ絨毯。
大きさにもよるがハンドメイドのものは家が買える程の金額となるそうなので、どんなに流暢に喋りかけられようが残念ながら僕には買う事はできないのだ。
それでもやはり魅惑の地イランに来た我が家はどこか浮き足立っており、物欲の少ない僕ですら何か買いたくなってしまう。
キリムや、ミーナカーリー等、職人のこだわりが細部に詰まった美しいお土産を差し置いて我が家が満場一致で欲しいと購入したのはコチラ。
知っている、きっとどこでも買える。
それは知っている。
これでも僕は音色や見た目やサイズにこだわり抜いて買いました。
僕らはきっとこのカウベルの音を聞く度に、イランを思い出す事ができるハズ。
失笑するレザはそれでも僕らがぼったくられないように、値段交渉をしてくれた。
2,240,000イランリアル(4$)=プライスレス。
2日間、様々な場所に連れて行ってくれたレザとサミーロに最大限の感謝をしながら、次なる地シラーズへと向かいます。