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奉拝年間300回記録に残せる勇気

昨年はライフワークとして寺社仏閣巡りをやっていました。結果として巡った社数・寺院数は合わせて300以上。スタートは1/2。内容については全てSNSの「ホトカミ」へ記録。年末ぎりぎりですが、12/31に達成することができました。ここではその巡っていた際の心情や達成してみて思ったことを備忘録的に残したいと思います。

寺社仏閣を巡ろうと思ったきっかけ

親からも友人からもいきなりこんな趣味に目覚めるなんて!・・・と非常に驚かれました。まあ正直自分でもハマると思わなかったというのが正直なところ。きっかけとなったのは色々な心情がありました。

きっかけは2021年に友人たちと京都へ旅行したこと。京都と言えばというところもありますが、当時はかなり仕事関係で悩んでいた時期で飲みに行けば愚痴をこぼし、ここ何年かで初めての感覚だったんですが、朝会社へ行くのも嫌になっていたタイミングでもありました。

そんな話を友人にすると、「寺社はパワースポット。相性の合う寺社もあるから巡ってみてはどうか?」そんな話をいただきました。

日枝神社

とりあえず巡ってみることに

藁にもすがりたい気分だったこともあり、とりあえず巡ってみることにしました。元々歴史は好きだし、史跡やお城、古墳なんかを探求するのは好きだったので、騙されたと思って出張や旅行のついでついでで行ってみることにしました。

京都旅行の直後に北海道旅行。旅行前に日枝神社(溜池山王)をお参りしたり、旅行中に北海道神宮へ立ち寄ったりしたのですが、単に巡り写真を撮るだけでは正直続かないと思いました。

目標を持って巡るということ

何より続かないと思った理由は「幸せになる」「福をもらう」ということだけを理由に巡っているとそもそも行くことが目標になってしまい、5分でもいいから立ち寄ったら終わりというような場当たり的な、いわゆるやっつけ仕事で終わってしまうと思いました。

巡ったことを何かしらで記録に残すこと。書き綴っていく日記やブログ、強いて言えば結果にコミットする筋トレやダイエットのように、残していくことや数字を見ることに意義があると巡っているうちに感じるようになりました。

北海道神宮

何をモチベーションにしたのか?

自分がまずモチベーションとして持ったのは以下の2つです。

  • 御朱印集め

  • SUS・管理アプリへの投稿

御朱印集めは言わずもがな。自社仏閣巡りが好きな人もしくは趣味に使用としている人で爆発的に一時流行り、現在は少し下火にはなっているものの、根強く人気があるものです。

元々はお寺の訪問歴・訪問録を残す写経に由来するもので、寺院界隈からは「スタンプラリーにするべからず」と強く唱えるところもあります。まあ、この件については思うところもあるので、また追々話をしたいと思っています。

Webコミュニティへの参加は御朱印管理アプリとSNSの両面から始めました。もうこれはコレクター心理をつく最大の趣味と言っても過言ではないと思います。

貰った御朱印は全て御朱印帳へ記入もしくは貼り付けを行い、訪問の回数とともに冊数が増えていくというもの。まあどれだけ回ったかの戦歴ですね。結局、旅先に何冊も持っていけるわけではないので、神社+寺院各1冊が関の山。そもそも本2冊持って歩くようなものなので重い。。。ということで出たのがアプリですね。私は「御朱印ノート」というiOS専用のアプリを使用しています。

これにプラスして前述の「ホトカミ」への投稿もやってました。正直まとめてかちっとやるのでどうしても投稿はやっつけ仕事になりがちなのですが、一つ目標が出来たことには大きなモチベーションになりました。

春日大社

見えないものが見えてくる

やった分だけ数字が増える。とりわけ御朱印は集めれば集めるほどにアプリは壮観な出来になってくるので、楽しくなってきます。ホント、コレクター心理ですよね。

そこから生まれるのは遠征計画であったり、行く先々の下調べであったり、いわゆる旅先なら目的地が増える、日帰りならどう巡るかなど、どこで飯を食うか、何時に行くなど、行く先々での行動計画がついでついで立てるようになってきます。気が付けばライフワークの一部に組み込まれ、そろそろ御朱印巡りしなきゃ!という感覚に陥っている自分がいました。

これにプラスして、行けば行くほどに数字が積みあがってくるのですから、大きな数字になればなるほど「やらなければ!」という思いが強くなってきます。

結果、300という数字が残った。これが正味の解なのです。

終わりに

結局この流れというのはビジネスの流れと全く同じで、行く先々が新しいのか、掴むビジネスが新しいのかこの違いでしかありません。「目標のある旅行」というのはなかなか難しいものですが、友人はガラケー時代から「コロプラ」にハマっており、この手のいわゆるコレクター心理をくすぐるという「モノ」は過去より存在します。まあ観光地のタペストリーや提灯だって同じかもしれませんね。

御朱印の場合、歴史や文化が学べるという側面もあります。長年大衆からご愛顧を受けているというのはそういうところが理由であると思いますが、アプリやSNSの登場により新時代を迎えつつあると思います。単純にハマっただけではなく、歴史の勉強も再度しましたし、勉強した上で行った場所もありました。そういう意味では2022年、自分自身に大きな影響を与えたと言っても過言ではないと思います。

京都ラーメン

今日も実は友人と京都巡り。友人がポロっと言った一言、「日本人は文字を書くのが好きな民族」「口伝を残すのが好きな民族」、多彩な色が無く「絵の文化」が成熟しなかった日本において、寺社仏閣の御朱印というのは流行るべくして流行った・・・んーうまい、、、なんて感心をしておりました。

長々とお付き合いありがとうございます。
また「自分なりの御朱印集めのやり方」や「現代の御朱印集め」なんてお題目でお話及ばなかったことはまとめたいと思います。

建勲神社


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