飲食店はアフターコロナどう生き抜くか?
どうやって飲食店がアフターコロナを生き抜いていくか
2月からじわじわと日本でも新型肺炎コロナの
影響があちこちででています。
自粛、自粛と続き、
ついに4月7日にまず第一弾の緊急事態宣言。
そして2020年4月16日には全都道府県に拡大しました
期間は令和2年5月6日までの約1か月。
しかしながら、マレーシアなど
各国では、緊急事態宣言は2週間、3週間と延長しているようです。
日本でも緊急事態宣言の期間が延長される可能性はありますし、
収束宣言が出された直後から、
何事もなかったように、なにもかもが元通りにはなりません。
ですから、
今までと同じようなことを続けていては、
集客は下がり、売り上げも下がってしまうという結果につながってしまいます。
環境が変化していくのですから、
同じことを続けているのではなく、正しい情報を得ながら、
集客や売り上げアップのために行動していきましょう。
このレポートを見ていただくと、緊急事態宣言でどうなっていくのか、
今何をしなければいけないのかを学んでいくことができます。
どういう行動、考えを持つかによってこれからの経営、
また人生が変わっていきますので、
どうぞ最後までお読みください。
経歴
私は安藤マッテオと申します。
両親ともに料理人で、私自身もイタリアンをメインに
10年料理人をしていました。
神楽坂ルクロモンマルトル、軽井沢天空カフェアウラ、
トスカーナ州フィレンツェ ラテンダロッサなどで修業。
副業として、
インターネット広告、インターネット集客、WEBマーケティングを勉強し、
その知識を飲食業界と掛け合わせ活動をしています。
あるレストランのマーケティングを監修したところ、
5か月で売り上げは1,4倍、前年の月売り上げの部分では売り上げ2倍を記録。
国内外のマーケッターから最新のマーケティング情報、インターネット集客情報を
取り入れて、情報発信しています。
飲食店は営業短縮しこれからどうなるのか
さて本題に入ります。
緊急事態宣言は約1か月の期間予定されています。
飲食店は営業時間短縮、居酒屋などは営業停止を要請。
東京都では、飲食店は朝5時から20時までの営業を要請しています。
その中でも、酒類の提供は19時までということを求めています。
私は新橋にもよく通っているのですが、
張り紙を張って、臨時休業となっている店舗が多く、
ゴーストタウンのようになっています。多くの繁華街も同じ状況でしょう。
こんな状況はいつまで続くのでしょうか?
冒頭でも触れましたが、
緊急事態宣言は延長される可能性があると思いながら、
日々行動をしたほうがよいでしょう。
また緊急事態宣言が解除されて、すぐに今まで通りの
経済活動が再開され、消費もあがるということはありません。
私たち飲食店にもすぐに活気が戻ることに期待はしないほうがよいでしょう。
回復はしていきますが、ゆるやかに戻っていくのではないでしょうか。
緊急事態宣言解除後、このコロナ不況、
私たち飲食店はどうすればいいか、4つにまとめました。
私たち飲食店がすべき4つのコトとは?
飲食店の多くは今回のコロナの影響を受けており、集客が減少しているかと思われます。
集客が減少し、今までより待機時間が多くなっているのであれば、
その時間を有効活用し、アフターコロナでも
切り抜け、売り上げアップのための準備をしておきましょう。
ただ何もせず、待っているだけで、
あとでバタついていては損してしまいます。
1、キャッシュフロー
飲食店を経営していると、人件費、仕入れ、支払いなど
資金の出入りが激しいです。
集客が減り、売り上げが減っていく中で、キャッシュがないと
動きたいときに動けません。
国の無利子、無担保の融資や、
助成金、補助金情報も集めながら、キャッシュがショートしなくならいようにしましょう。
次のページでコロナの影響で発表されている助成金や融資の情報です。
・雇用調整助成金
コロナの影響で、売り上げが減少し、人件費の支払いが
難しくなってきている企業への助成金です。
・日本政策金融公庫 衛生環境激変特別貸付<特別貸付>
コロナの影響で特別貸付制度が利用できるようになりました。別枠1000万円
・ものづくり補助金
https://www.chuokai.or.jp/hotinfo/reiwamono-0326koubo20200310.html
・小規模事業者持続化給付金 https://r1.jizokukahojokin.info/
コロナの影響により、売り上げが前年同月比で50%以上減少していれば、
対象になります。補助金50万円が100万円に広がっています。
詳細については近日発表されるようです。
・セーフティーネット4号、5号
日本の行政機関である中小企業庁が行っている制度です。
救済措置のための制度となっており、
現在受けている融資の返済の肩代わりをしてくれるセーフティネット保証と
もしくは新しく貸付をしてくるセーフティネット貸付があります。
現在コロナの影響で下記の4号と5号が発動しています。
4号突発的災害(自然災害など)→発動中
5号業況の悪化をしている業種(全国的)→発動中
要件も緩和されているので今までよりも利用しやすくなっているようです。
以上のような補助金、助成金、融資などがコロナの状況で
特別な制度として日々発表されていますし、
通常時よりも、通りやすくなることもあるようです。
あなたにあったキャッシュの作り方を選び、利用してみてください。
下記にわかりやすくまとまっています。経済産業省のページです。
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf
2、インターネット集客
インターネット集客はますます必要になってきます。
あるお店では9年間営業している中で
過去最高の売り上げを3月にたたきだしています。
これはインターネット集客のみをつかったリアル店舗のビジネスオーナーさんです。
インターネット集客というのは、
スマホやパソコン上であなたのお店を知ってもらい、
来店してもらえるようにする集客方法です。
もともと、飲食店が「集客」をするといえば、
チラシを配る、FAXで近所にDMを送る、フリーペーパーに載せる、
グルメ雑誌に載せる、
ご常連様にははがきを送る、
というように、紙媒体が集客のメインになっていました。
これでは人件費に合わせて紙媒体の広告費がかかります。
そしてその費用に対して、
本当に来店してくれているお客様の数とのパーセンテージを見てみると、
1%から3%というものだったりします。
広告屋さんもビジネスなので、
例えば、フリーペーパーであれば、8分の1サイズの広告より
4分の1や2分の1サイズの広告のほうが反響良いですよ、とおすすめしてきます。
確かに大きな広告であれば、目につきやすいですが、
広告が大きければ大きいほど集客につながるでしょうか?
答えはNOです。
小さくたって、質の良い広告であれば、来店につながることもあるので、
お金をかければよいというものではありません。
広告を何人が見ていて、来店したいと思っていて、来店してくれているのかが
とてもわかりづらいですよね。
その反面、インターネット集客では
数字ではっきりわかるようにすることもできます。
この広告が何回表示されているのか、
クリックされているのか、など細かい部分までわかります。
そしてツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどでは、
お客様が気に入ってくれればフォローをしてくれて、
お店とお客様が直接つながることができます。
一度、このようなSNSでつながってしまうと、
無料でコンタクトをとることができます。
たとえば、ご常連のお客様に○○フェアのことについて、お伝えしたいと思ったら、
今までははがきで62円ですが、
フェイスブックやインスタ、ツイッターのメッセージを送るのはゼロ円です。
集客のコストも下げられるし、データも取りやすくなります。
またスマホが普及している、自粛ムードが続いている、
このような状況でやはりネットからの情報を見ている人が増えています。
お店やあなた自身が情報発信をしていき、
インターネット集客につなげていきましょう。
3、備蓄
スーパーなどでは買い占めが問題になっています。
緊急事態宣言によってこれから輸入の商品などが届きづらくなることも
考えなくてはいけません。
中国やヨーロッパなどからの輸入商品を使っているのであれば、
余裕をもって備蓄をしていきましょう。
4、サービスのオンライン化
これからどうなっていくのか。
コロナはGWが終わったら収束するのか、そんなわけはありません。
おそらく半年、1年、2年かけてコロナの
前の状況にゆっくりと消費なども戻っていきます。
ハーバードの教授によると、感染が収束すること自体、
2年近くかかるのではないかと発表しました。
通常のサラリーマンたちはテレワークがもっと主流になり、
会社員同士での飲み会や会食が減ったままということもあるかもしれません。
ママ友のランチの回数も減っているかもしれませんが、
コロナが収束してもすぐに前のように回数が戻るのでしょうか?
サービスや提供方法を変えていったり、
ビジネスのオンライン化をしていくことが大切です。
しかしながら、こんな状況の中でも売り上げ成績を伸ばしているのは、
オンラインビジネス。
アマゾンや、楽天などどいった、ネット通販を始め
テレビゲーム関連、
動画配信サービス、漫画配信サービスなどはテレワークや出勤停止なっている会社員や
学校も休みになっている学生なども使っており使用率も上がっています。
飲食関連ではウーバーイーツをはじめとした出前については
売り上げを維持、
もしくは売り上げを伸ばしているところもあります。
飲食業界は対面する店舗型のビジネスではありますが、
オンライン化がまったくできないわけではありません。
多くのお店が
「うちはそんなことできない」と最初からあきらめて
考えていない人が結構多いです。
それではもったいないです。
テイクアウトのネット予約受付、出前からなど
できるところからオンライン化していくことも視野に入れてみてください。
いち早くオンラインについて考えてみてください。
料理を作り、空間を提供し、お金をいただく。
これだけではなく、
飲食×インターネット(オンライン化)は無限大です。
いろんなビジネスモデルの可能性があります。
次の章では、私たち飲食業が、
どのようにオンライン、つまりインターネットとからめた
ビジネスができるかまとめてみました。
飲食店におけるオンライン化をまとめてみました。
・ネット集客
HP,フェイスブック、食べログ、ホットペッパーグルメなど
さまざまなネット集客の媒体があります。
それを一つずつ再確認しましょう。
ボタン一つで、店舗に電話がかかるようにしたり、
お店のPRポイントを書き直したり、料理の写真を更新、
ネット予約ができるようになるだけでも、集客アップにつながります。
・ネット宅配(ウーバーイーツ)
都心や都市のみですが、
ウーバーイーツも人気が出てきています。
登録無料で始められます。売り上げの30%が手数料になっているので、
うまみは少ないものの、売り上げは少なからず貢献してくれますし、
クーポンなどの販促物をいれて、PRの面としても使えます。
・オンライン飲み会
オンライン飲み会が今はやっています。
友達同士で行うことはいままでもありましたが、
投げ銭というおひねりをネット上で受け取ることを合わせて、
お店の人、お客様という間柄でオンライン上で飲み会をします。
今回のコロナの影響で営業ができないバーや居酒屋の
店主がかなりやり始めています。
多くはZOOMというネット会議で使うアプリと
ラインやペイペイで投げ銭をしてもらう
というやり方やりやすいです。
・オンライン料理勉強会
在宅勤務が多くなり、世の中の主婦、主夫たちは
今まで以上に料理の回数が増えてしまっています。
ニュースを見てもコロナのことばかりで、
食卓だけは豪華にと考えている人も多いようです。
この状況を利用し、自宅でも作りやすい料理をオンラインで
教えるということもできます。
料理だけでなく、日本をはじめ、各国の料理の文化、
時代背景、または食材についてなど食育もおもしろいかもしれません。
お店側、お客様でもよいですし、
料理人同士でもよいですね。
セレクトワイン通販(他の酒でも可)
ワインをはじめ、日本酒、焼酎なんでもできます。
お酒に詳しい人が、毎月何本かの酒を送る。
その時におすすめの料理のレシピなどを同梱してもよいかもしれません。
ネット受付や、店舗からの受付もできますね。
そのほかにも、オンライン化にできることは無限大です。
どんなことができるか、日々考えてみてください。
追伸
長々といろんなことをハイペースでまとめていきました。
経営ももちろん大切なことですが、
今の状況では感染しないことがまず第一です。
体調にはくれぐれもきをつけ、
人混みにいかないようにし、自分自身、ご家族を守りましょう。
3か月、半年以上の長期戦の覚悟が必要となりそうです。
また、正しい情報を取り続けてください。
テレビや新聞だけでなく、
インターネットでも情報をとってみてください。いち早く情報が得られます。
常に2か月先、3か月先はどうなるだろうかという意識をもって行動していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
お役に立てたらうれしいです。
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困っている方にシェアしていただけたらうれしいです。
現在HPでも情報発信しております。
http://food-web.jp