ハーレムベースボールウィークアメリカ代表選手紹介(投手編)

投手

No.9:ハンター・エリオット(Hunter Elliott)/ミシシッピ大1年/LHP/191cm93kg

 SEC3位の防御率2.70を記録した好投手。
開幕時点ではリリーフ起用も、4月から先発2番手に定着し、同大初のCWS優勝に大きく貢献した。
球種は89-91/MAX93mphの速球・チェンジアップ・カーブ。
球威は物足りないが変化球の評価は高く、SEC4位の奪三振率11.48を記録。

No.11:ワイアット・クロウェル(Wyatt Crowell)/フロリダ州立大2年/LHP/183cm73kg

 投手王国フロリダ州立大を支える細身のリリーフエース。
昨年は二刀流としてプレーしていたが、今季は投手に専念し才能が開花。
球種は93-95/MAX96mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
シンカー/スピンの効いた大きく曲がるスライダーのコンビネーションで、空振りを奪うスタイル。
来季は先発に転向する可能性が高い。

No.12:レット・ラウダー(Rhett Lowder)/ウェイクフォレスト大2年/RHP/188cm91kg

 ACC最優秀投手賞を受賞した完成度の高い好投手。
昨年は1年生ながらほぼ先発として、奪三振率10.37を記録。
今季はエースとして、全米2位の11勝&ACC3位の防御率3.08をマークした。
シンカー/鋭く落ちるチェンジアップを軸に、ゴロを打たせるタイプで、制球力も高評価。

No.21:カーソン・モンゴメリー(Carson Montgomery)/フロリダ州立大2年/RHP/191cm93kg

 15歳で96mphを記録し、高校時代から超有望株と評価されていた未完の大器。
2年連続で先発で奪三振率10以上で、今季は与四球率を半分近く減少と、投球内容は良化。
球種は93-97/MAX98mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
スライダーは23年ドラフトトップレベルでチェンジアップの評価も高く、先発陣が大量に流出した来季は、エースとしての活躍が期待される。


No.24:ライアン・ブルーノ(Ryan Bruno)/スタンフォード大2年/LHP/191cm86kg

 19年に全米高校生オールスターに出場した有望株。
今季はチーム最多の30試合に登板し、ブルペンを支えた。
球種は92-94/MAX97mphの速球・チェンジアップ・スライダー。
チェンジアップの評価は高いが、今季与四球率7.94と制球は壊滅的。

No.27:ジョセフ・ゴンザレス(Joseph Gonzalez)/オーバーン大2年/RHP/193cm100kg

 低めのスリークォーターからシンカーを投げ込む技巧派プエルトリカン。
今季は先発2番手として、チーム最多の7勝を記録し、CWS進出に貢献した。
球種は90-92mph/MAX93mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
制球力は高くゴロを量産できるが、空振りの取れる球種はなく2年連続奪三振率6点台。


No.30:テディ・マグロー(Teddy McGraw)/ウェイクフォレスト大2年/RHP/188cm95kg

 パワー溢れる未完の大器。
今季は先発3番手として、チーム2位の70.2回を投げ抜いた。
93-96/MAX98mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
パワーシンカー/3000rpm超のスライダーのコンビネーションは強力だが、制球は不安定。
来季はラウダーとともに、2枚看板として活躍が期待される。

No.32:ケイド・キューラー(Cade Kuehler)/キャンベル大2年/RHP/183cm93kg

 同大初の代表入りを果たした剛腕。
今季は先発2番手として、チーム1位の111奪三振を記録した。
球種は93-96/MAX99mphの速球・スライダー・チェンジアップ・カーブ。
テイクバックの小さなフォームから投げ込む伸びのある速球・スライダーの評価は高いが、制球は不安定。


No.43:カーター・ホルトン(Carter Holton)/バンダービルト大1年/LHP/180cm88kg

 完成度の高い1年生サウスポー。
高校時代から評価の高い選手で、今季は1年生ながら先発3番手として、チーム2位の8勝を記録した。
球種は92-95/MAX97mphの速球・カーブ・スライダー・チェンジアップ。
変化球の評価が高く、SEC5位の奪三振率10.87を記録した。
来季はおそらく開幕投手を務める。


No.44:タナー・ホール(Tanner Hall)/サザンミシシッピ大2年/RHP/185cm81kg

 今季全米4位の146奪三振を記録した、制球力の良いサイドスロー。
開幕時は先発2番手だったが、4月下旬からエースとなり、ベスト16進出に大きく貢献した。
球種は87-91/MAX92mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
シンカー/曲がりの大きい変化球でゴロを打たせるタイプで、ゴロ率はなんと3.10。
日本代表とは相性が良さそう。

No.46:ロス・ダン(Ross Dunn)/フロリダ州立大2年/LHP/191cm100kg

 規定投球回不足ながら、奪三振率14.44を記録したエース候補。
今季はパーカー・メシック、ブライス・ハバートに次ぐ先発3番手として1試合14奪三振を記録しており、素質は高い。
球種は91-95/MAX96mphの速球・カーブ・スライダー・チェンジアップ。
伸びのある速球・カーブの評価は高いが、制球に苦しむ場面が多く、途中からリリーフに配置転換された。
来季からアリゾナ州立大でのプレーが決まっており、エースとしての活躍が期待される。

No.49:ハーストン・ウォルドレップ(Hurston Waldrep)/サザンミシシッピ大2年/RHP/188cm93kg

 今季全米8位の140奪三振を記録した剛腕。
昨季はリリーフとしてプレーし、今季は先発としてタナー・ホールとともにチームを支え、ベスト16進出に大きく貢献。
球種は94-97/MAX102mphの速球・カーブ・スライダー・スプリット。
大きく曲がる縦のカーブ・スライダーの評価は高いが、高めのオーバースローで制球は不安定。
来季からフロリダ大でプレー。

二刀流

No.16:ザック・アグノス(Zach Agnos)/イーストカロライナ大3年/RHP・IF/183cm92kg

 チーム内唯一の3年生。
昨季までは投手としての登板はほぼなかったが、今季はブルペンの柱として、2年連続ベスト16進出に大きく貢献した。
球種は91-93/MAX95mphの速球・チェンジアップ・スライダー。
野手としては広角にライナーを打ち分ける打撃技術が持ち味。
内野は1B以外守れる器用さもあり、代表ではユーティリティ起用が濃厚。

No.25:ポール・スケーンズ(Paul Skenes)/空軍士官学校2年/RHP・C/198cm107kg

投打共にパワー溢れる二刀流。
昨年は全米12位の打率.410&11セーブを記録し、大学代表に選出。
今季は先発に転向し、全米10位の10勝を挙げ、53年振りのNCAAトーナメント出場に大きく貢献した。
球種は94-97/MAX100mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
野手としてはパワー溢れるスラッガーだが、大会では投手に専念する予定。
なお、現在転校を申請しており、野球に専念できるハイレベルな環境でどれだけの成績を残せるか注目。


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