【College】ノーラン・シュバート1試合4HR/ジャクソン・ブロケットノーノー達成【12週目】
こんにちは、あまなつ(@MattDavidson91)です。
現地時間2/16に開幕したアメリカ大学野球(NCAA1部)は、12週目が終了しました。
これからレギュラーシーズン終了まで、毎週水曜日-金曜日に、アメリカ大学野球の注目トピックを4-5つ紹介していきます。
1.ノーラン・シュバート1試合4HR
ノーラン・シュバート(オクラホマ州立大2年/OF/25年対象)は大学生トップクラスのパワーヒッターで25年1巡目有力候補。
昨年Big12で4位の17HRを記録し、1年生ベストナインに選出されました。
そして、4月30日のウィチタ州立大戦でわずか6イニングで5打数5安打、4HR、7打点を記録。
12週目は17打数9安打、5HR、13打点の大活躍で、15HRはBig12で3位となりました。
●7号HR
●8号HR
●9号HR
●10号HR
●11号HR
シュバートは逆方向に軽々HRを放り込める強打者で、打球速度もトップクラス。
今季は課題のコンタクト面が改善され、出塁率も大きく向上しています。
ただ、スピードは平均を大きく下回っており、大学ではLF中心で将来的には1B転向の可能性もあります。
2.ジャクソン・ブロケットノーノー達成
ジャクソン・ブロケット(ネブラスカ大3年/LHP)はブロケットは果敢にゾーンを攻める技巧派。
過去2年間は先発兼リリーフで目立った実績はなく、昨週まで6試合すべてリリーフ登板でした。
5月1日のカンザス州立大戦で9回、与四球2、奪三振12、107球中ストライク71球の快投で、同大で70年振りのノーノーを達成しました。
ブロケットの球種は87-91/MAX93mphの速球・スライダー・カーブ・チェンジアップ。
球威は物足りませんが空振りの取れるスライダーが投球の軸で、時折カーブも織り交ぜタイミングを外すスタイルです。
チームも30勝17敗と好調で、上位進出の鍵となりそうです。
3.ニック・マクレーン12週目5HR13打点
ニック・マクレーン(アリゾナ州立大3年/OF)はMLB選手のマット・マクレーンの弟で、2年連続OPS10割以上を記録している強打のスイッチヒッター。
2人の兄と同じく高校時代から有望な選手で、卒業後はUCLAに進学しましたが故障の影響で出場機会はなく、翌年から同大へ転校。
昨年は有鈎骨骨折により初出場は4月11日でしたが、OPS1.040を記録しケープコッドリーグでも活躍。
今季も有鈎骨骨折で復帰は3月までずれ込みましたが、12週目は22打数13安打、5HR、13打点の大活躍でPac-12の週間MVPを受賞しました。
マクレーンは外野の間を抜く中距離打者タイプで、178センチ86キロと小柄ながらパワーは平均以上。
スピードも比較的優秀で、強肩でRF向きの選手。
ただ、大学3年間全て故障で離脱期間があり、コンディション面は不安です。
4.ヘイゲン・スミス全米8位ケンタッキー大相手に6回14K1失点
ヘイゲン・スミス(アーカンソー大3年/LHP/6位)は高校4年次に7度ノーヒットノーランを記録した大学生No.1サウスポー。
1年次から先発ローテ入りし、昨年は大学代表に選出されました。
そして、今年も2年連続で開幕投手に指名。
3日のアーカンソー大戦では、6回、被安打3、与四球2、奪三振14、失点1と好投し、無傷の9勝目を挙げました。
スミスの球種は94-98/MAX100mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
低めのスリークォーターから投げ込む伸びのある速球・横変化の大きなスライダーは一級品で、全米43位125奪三振を記録。
制球さえ改善すればエース級の素材で、全体10位以内での指名が予想されています。
5.チェイス・バーンズ6回13Kノーノー
チェイス・バーンズ(ウェイクフォレスト大3年/RHP/7位)は同大のピッチングラボでさらなる進化を遂げた、大学生No.1右投手。
高校時代にMAX101mphを記録した剛腕で、21年SD20巡目で指名も進学。
テネシー大では1年次からエースとして活躍しましたが、昨年は不振でシーズン途中にリリーフへ降格し、同大へ転校。
4日のウェスタンカロライナ大戦では6回、与四球2、奪三振13の快投で、今季4度目のACCの週間最優秀投手賞を受賞しました。
バーンズの球種は94-98/102mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
高めのリリースポイントから投げ込む速球・3000rpm超のスライダーは大学生トップクラスで、制球も破綻なし。
今季全米1位140奪三振を記録し、ヘイゲン・スミスと共に大学生投手の中では一歩リードしている印象で、全体10位以内での指名が予想されています。
6.MLB公式2024年ドラフトプロスペクトランキング投手・野手成績
●投手
●野手
7.その他
●チャーリー・コンドン(ジョージア大2年/OF/3B/1位)バット規定変更後タイ記録33号HR
●LSU全米1位テキサスA&M大相手に勝ち越し
●ドリュー・バーレス(ジョージア工科大1年/OF)同大1年生新記録19号HR
●ノースカロライナ大ダブルスチール
●𝐃𝟏𝐁𝐚𝐬𝐞𝐛𝐚𝐥𝐥 𝐓𝐨𝐩 𝐏𝐥𝐚𝐲𝐬
●NCAA Baseball全米大学ランキング
●Top Shots of the Week