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【2018年】お母さんの学びメモ「教育フォーラム2018」

教育フォーラム2018(岐阜聖徳学園大学主催)
2018年6月10日(日)名古屋ルーセントタワー
講演: 奈須正裕先生
討論会: 奈須正裕先生、柴田好章先生、鈴木明裕先生、寺田光弘先生、玉置崇先生(進行)
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昨年に引き続き、奈須先生のご講演があり、たくさんの参加者で大盛況のフォーラムだった。

奈須先生のお話は、新学習指導要領の理念の部分を丁寧に解説してくださり、昨年の「教科横断的に学びをデザインすることが大事です」というテーマもベースに敷きながら、今年はとくに「本質部分に自覚的になることが大事です」ということを強調されていた。

本質が大事、というのは、そうだよねーと納得できることではあるのだが、一方で、それを現場に下ろしたときに具体的にどうすればいいのか、現場でどう周知を図ればいいのか、どう実践していけばいいのか、といったところが気になり、ずっと考えていた。

もちろん私は現場にいるわけではないし、ほんとに大きなお世話なのだが、苦悩する先生方の姿を見ているとどうも他人事と思えない。
さりとて何か妙案を持っているわけでもないのだが、私が考えていたのは、現場の先生方が共通認識を持つにはどうしたらいいだろうか、ということだ。

いろいろな研修会や授業研究が行われる中で、言葉だけが頭上を飛び交っている空中戦になってはいないだろうか。
みんなが同じ言葉で話せるように、より具体的なものを指標にするには…
よく言われていることだが、やはり「子どもの姿」なのだろうなと思う。
どんな子どもの姿が見られればいいのか、ということを具体的に共有できたらいいのではないか。そんなことを考えた。

フォーラム終了後には情報交流会として、別室で自由に歓談できる時間が設けられていた。
愛される学校づくり研究会でご一緒させていただいていた先生方や、ご縁のある方々と久しぶりにお会いできて楽しい時間だった。

そこでありがたいことに、討論会にご登壇されていた柴田先生と少しお話しする機会を得た。

柴田先生から「子ども理解」についてのお話をお聞きして考えたこと。
先生は「幅」を例にひいてお話ししてくださったのだが、子どもをありのまま受容することが土台としてあって、それと親としての「理想の姿」との間の幅の中で子どもを見ていくことが大事だよ、ということをおっしゃっていた。

どちらかに偏るのではなく、今の子どもの状態をよく観て、どの位置にいるのかを見ることが大事だということなのだろうと思う。

これって、先生も同じだなと思った。見る、観るって大切だ。そのためにも「観点」が必要だと思う。

それと忘れてはいけないのは、子ども自身のことだ。

親の思う理想の姿、先生の思う理想の姿、そして子ども自身が思う理想の姿、それぞれの理想はきっと違うだろう。

違うよねという前提に立って、あなたが考えている理想を教えてというスタンスで、みんながどんな理想を持っているのかを知り合えればいいなと思った。

そしていったん幅をそろえる。さらに子どもの育ちに合わせて、少しずつその幅を広げていけるといいな。


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まったり屋ベティ
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