【2017年】お母さんの学びメモ「未来を生きる子どもたちに幸せを!」(1)
未来を生きる子どもたちに幸せを!
赤坂真二先生と考える理想の授業追求セミナー
~幸せな未来を切り開く力を育てる授業とは~
2017年3月19日(日)半田・赤レンガ倉庫
講師: 赤坂真二先生
根っこワーク: 奥井貴仁先生・斉藤薫先生・吉田賢二先生・松久友道先生・杉浦遼平先生
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「愛される学校づくり研究会」には、知多の先生方もたくさん参加してくださっている。
だから知多はなんとなくなじみのある感じを勝手に抱いているのだが、これまでなかなか機会がなく、県内なのに、半田は初めての地だった。
会場の赤レンガ倉庫は古びた外観がとても趣のある建物で、昔々にカブトビールが製造されていた場所と聞いた。
つい先日、復活したカブトビールを名古屋で販売することになったという新聞記事を読んだばかりだったので、思わずおみやげに一本買ってしまった。まだ飲んでないので楽しみ。
ずっとお話を聞いてみたいと思っていた赤坂真二先生の講座は、想像以上の爆裂音速トークで、ついていけているのかいないのか…な感じはあったが(泣)、話の内容はとてもとても共感できるもので、来てよかったと満足感いっぱいの一日だった。
主催の根っこワークのスタッフの皆さんに感謝している。
ありがとうございました。
●セミナーの構成と主旨
一日セミナーを通じて感じたのは、「主旨がはっきりしていて、それを深めるための構成になっていた」ということだ。
主旨は、イントロダクションで示された10年先、20年先の日本で生きる子どもたちに、教育でどのような力をつけたらよいのだろうか、ということだろう。
このテーマについて、主催者である根っこワークの皆さんが研究を重ねてきたものを実践発表として提示して、それについて参加者からのフィードバックがほしい、それを自分たちの学びに活かしたい、という思いが伝わってくる構成になっていた。
講師の赤坂先生がおっしゃられた、「講師の話をただ聞くだけの講座は意味がない。参加者が自分で考える講座にしなくては」という言葉どおりに、参加者同士が交流しながら、目いっぱい考えて、頭に汗をたくさんかく講座になっていた。
この主旨には共感できる。
私は、「子どもは未来の大人たちだ」と思っているのだが、この視点を持っていない大人は意外と多い。
目の前のことに対応していく力はもちろん必要だと思う。だが、彼らは今だけでなく未来も生き、未来の国を担っていくという言葉は大げさなことではなく、事実だ。
だから子どもに接する大人たちが、どんな未来が予想されているのかを知っておくことは大事なことだし、そこで生きるための力はどのようなものなのかを考えるのは必要なことだと思う。
ただ生き抜くための知恵を授けるだけではなく、加えて新しく作りだせる力まで授けられたらいいなと思っている。難しいことだとわかっているけど。
実践発表は2本。小学校と中学校だった。このバランスもよいと思った。
小学校の先生方は、中学校での実践から、目の前の子どもたちが数年後にこういう姿を見せてくれるというイメージが持てたと思う。
また中学校の先生方は、小学校の実践から、目の前の子どもたちが数年前からこういう力をつけてきているという事実を知ることができる。
そして、実践者が自分の問題意識を明確にして、参加者に問うという形もいいなと思った。
ワールドカフェで行ったので、多様な意見が出て、それを実践者も含めた参加者同士でシェアすることができた。
主催者側が意図した「学びっぱなしにしない」という目的どおりのセミナーになっていたと思う。
最後に赤坂先生が行ったリフレクションも衝撃的だった。
参加者に、今日の学びの整理をさせて、「できていること」を自覚させる。
振り返りを行うと、まじめで熱心な人ほど「できていないこと」に目がいきがちなのではないだろうか。自分の「良かった点」をしっかり認めてあげることが、次への意欲につながるのだと思う。
こうして自分の棚卸をしたところから、では何ができるか?を考えさせて、それを行動につなげるところまで求められた。
最後に全員がアクションを公言する「宣言タイム」まである。
適当にお茶を濁させてはくれない…まいりました(笑)
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