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『まったり外資』は一次面接で会社案内・説明をしてくれる(ところが多い)

こんにちは、まったり外資転職のススメ、うーです。

有名企業じゃなくても、無名外資(世界的には大企業)の日本法人に勤めれば、転勤なし/残業超少/有給バッチリ/欧米基準の日系大手年収 と、イイコトたくさんありますよー、を発信しています。

今日のお話は、

『まったり外資』は一次面接で会社案内・説明をしてくれる(ところが多い)

です!

皆さん、新卒時にしろ、転職活動にしろ、一次面接の前ってどんなことをしますか?特に準備。
まあ最も挙がるのは、「企業研究」じゃないでしょうか?
新卒の時は、その会社がどういう仕事をしているのか、理念は何か、今後の経営計画はどう発表されてるか…など、かなり細かくしました(させられた?笑)よね。
転職の時でも、新卒時ほどではないですが、企業や製品、サービスのことを調べてから一次面接に臨む、というのが定番かと思います。

しかしながら、私自身、『まったり外資』を複数社受けていて驚いたのですが、『まったり外資』の一次面接では、その場で会社案内を広げて、どういう企業か、何を売っているのか、説明してくれるケースが多いです!

リーマンショック直後に新卒就職活動をした私としては、「え!そういうのって、応募者側が事前に調べて、それに対して質問をしていく、というものではないの?」と最初はびっくりしました。

しかし、1社だけでなく、複数社で同様のことがありました。
もちろん、応募者側である私は事前に転職エージェントから求人票をもらって、内容を確認していますし、WEBサイトで得られる程度の情報はしっかり得てから面接に臨んでいます。

それが常識、受ける側の最低限のマナーくらいに思っていたのですが…

しかし、『まったり外資』で働き始めて、なんとなくですが、この理由(最初の面接で会社案内から始めてくれる理由)がわかってきましたので、少しまとめてみます。

【理由その①】 この売り手市場の中、採用が本当に大変

先ほど私は、「リーマンショック直後に新卒で就職活動した」とさらっと書きましたが、その頃は本当に求人数が激減しており、毎年3000人採用していたメガバンクが今年は500人しか採らない、など話題になっていました。

今でこそSNSがあり、採用側の内部統制もありそんなことないですが、当時の面接官は、「どれどれ、この不景気の中、わざわざ面接してやってんだから、さあ、色々話しなさい」くらいの態度でした(笑)

しかし時代は変わり、現在は超売り手市場、慢性的な人材不足です。

大手企業・有名企業でも採用が大変な中、「無名」である『まったり外資』は、中途中心ですが、採用が困難ではない企業はないでしょう。

そのため、「うちを受けてくれてありがとう、応募してくれてありがとう」の精神が、あるんじゃないかと思います。

「エージェントからどのぐらい話を聞いているかわからないので」という理由で、本当に1から、会社の歴史など説明してくれる企業が多かったです。

もしかしたら、採用側・企業側が有利な買い手市場の時も同様の対応だったのかも知れませんが、時代的背景という観点から、理由として挙げさせて頂きました。

【理由その②】 ニッチ商材/サービス/業界のため

私は『まったり外資』以前にも、バリバリ米系のITで働いたり、あるいはその競合を受けたこともありましたが、「面接で1から会社説明をしてくれる」という経験はありませんでした。

理由として、会社自体も有名だし、サービスや製品も皆が知っているもの、という前提があると思います。

to C市場に製品を出していれば、我々も消費者として知る/使う機会がありますし、そうでなくてもビッグテックや、ITでなくとも車の関連などであれば、一般消費者が社名や製品を知っている、というのは難しいことではありません。

しかし、『まったり外資』はその真逆です。

業界の人しか知らない、ユーザーしか知らない、そもそもto B市場のみなので知らない、日本市場のシェアはほぼ日系企業が持ってるから知らない、などなど…

いくつか今までnoteでも、具体的な会社名や、求人、製品を取り上げましたが、専門的な分析器や、一部の業界でしか使われない金属加工製品、専門メーカーしか購入しない化学品など、当然ですが、知名度があるとは言えないですよね。

しかしこれは、良いことでもあります。「ニッチ」であるということは、競合他社が少ないかいない状況で、売る側と買う側の立場が対等であるケースがほとんどです。

買う側(お客様)としても、「じゃあ、他社に頼むからいいよ」が出来ない状況なわけですから、互いに歩み寄り助け合い、良い関係を維持していこうという動機が自然と発生します。

間違っても、「もっと安くしなきゃ買わないゾ」「今日中に持ってきて納品しろ~」みたいなことは言われません。

この辺の「ニッチの強み」については、また別途noteにまとめたいなと思います。

【理由その③】 自分たちが無名だとよくわかっている

これは【理由その②】とも重複するのですが、自分たちが無名であることをよく分かっています。市場の中での立ち位置や、知人友人に話しても、「その会社知ってる」とはならないことは、働いている当人たちが一番わかっているのです。

日本では決して規模も大きくなく、外国企業であるというのはそういうことです。

例えば、私たち日本人はAGC(旧旭硝子)のことは、なんとなく知ってますが、外資系のガラスメーカーって何か思い浮かびますか?
オリンパスは内視鏡や医療機器で有名ですが、外国企業で似たような会社は挙げられますでしょうか。旭化成は化学メーカーですが、同業の外国企業、分かりますか?

(はい、わかりますよ、という人もいるとは思いますけど 笑)

このように、やはり「その国の企業ではない」というのは知名度がないことに直結し、かつB to Bの世界だと、その影響は顕著に現れます。

そのため、「自分たちを知っている」という感覚が希薄となり、結果的に一次面接で会社案内をしてくれる企業が多いのかな、と思います。

【まとめ】

上記のような理由で、『まったり外資』は一次面接で会社案内を1からしてくれる、優しい(?)雰囲気の企業が多いんだと思います。

会社案内をするからには、面接官は「うちのこと、業界のこと、そんなに知らないだろうな」という前提に立っています。

あなたが『まったり外資』に入りたいのであれば、少し難しい製品や業界でも、事前に企業研究をしていくことをオススメします(当然ですが)

採用側からすると、「知らないだろうな」と思っていたのに、製品やサービス、競合のことを知っている応募者が現れたので、未経験だとしてもかなりの熱意がある、と社内でも勧めやすくなります。

私の小手先のテクニックですが、下記のようなことを調べて、一次面接で質問すれば少なくとも印象はかなり良いでしょう。

【大前提として調べておくこと】
①本社はどこの国にあるのか
②日本以外、大体どのぐらいの拠点数、国があるのか
③どんな製品/サービスを扱っているのか
④日本での競合はどの会社か
⑤世界での競合はどの会社か

【一次面接で質問すること】
①本社とのつながりや日本法人の意思決定、組織編制を教えてください
②本社や他国拠点との連携や協業のケースがあれば具体的に教えて欲しい
③日本の市場で競合の〇〇社と差別化している点を教えてください
④世界市場でシェアを取るため競合と差別化している点を教えて欲しい

もうこれだけ話せば、あっという間に一時間は経ってしまいます。
内容的に難しくはないですが、「日本法人として、日本市場でやるべきこと」が凝縮されていますので、説明する側の面接官もやりやすい質問です。

ニッチで無名なので、わからない言葉や内容があれば、知ったかしたりうなづいたりせず、バンバン質問しましょう。

上記を達成できれば、面接官の印象は、
「この人は入社前からある程度製品や競合について調べて把握しており、入社後もその力と行動力を活かして活用できるだろう。そして、わからないことはどんどん質問する。私もつい、業界の人しかわからないような言葉や説明をしてしまった。でも、この人なら受け流さず質問してくれるから大丈夫だ」
といったものになります。

『まったり外資』は大量採用しないので、「この人やっていけるかな」という心配の比重が非常に大きくなります。
そこをクリアできる質問・印象なので、是非ご活用ください。

今日はこんなところで~

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