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#コンピュータ談義 #ギブアップ宣言 #Eucalyn配列 #ギブアップへの過程 #カスタム化の変遷 #キーボード #こだわり
ギブアップします
色々と検討を加えながら、新しいキーボード配列に挑戦する事は面白い取り組みでした。
残念ながらこの新配列に慣れる前にギブアップする事にしました。
原因は私の指の脆弱性にあって、Eucalyn 配列に問題があった訳ではありません。
Eucalyn 配列は日本語を高速に入力する為の配列として、指の移動コストが最小限になるように設計され、そのコンセプトは理に叶っていると考えました。
その方向性は間違い無いと思います。
しかし、そこには私にとって問題となる要素も隠れていたのでした。
Eucalyn 配列を試して10日程度で、私の左手の指が悲鳴を上げだしたのです。
理由は2つ考えられ、一つは予め予測できた事でした。
悲鳴を上げる理由1 - 単純に打鍵数で、弱い左手(私は右利きです)の指へ比重が高まるからです。
母音を左手が一手に担う以上、日本語の特性から単純に半分以上が左手の打鍵となります。
悲鳴を上げる理由2 - これは実際に体験して気付いた事ですが、指が移動無しで同じキーを打ち続けるのは辛いです。
どうも指が移動する事が一種のストレッチとなって、疲労を軽減してくれるのではないかと感じました。
配列のコンセプトから指の動きが最小になるように設計されていますので、左手の指、特に中指、薬指、小指の3本は、ホームポジションから離れる回数が極端に少なくなりました。
これが脆弱な私の指にはキビしいと感じました。
元々私の指は脆弱ですので、高速入力という方向性に合わなかったという事だと思います。
せっかくなので、これまでの取り組みの纏めをし、ひっそりとクローズする事にします。
Eucalyn 配列事始め
9月8日にEucalyn 配列に取り組み始めました。
最初の配列決め
参考にしたEucalyn 配列
上記Blog ページから、下記をEucalyn 配列として参考にさせて頂きました。
First Eucalyn 配列 on HHKB
上記情報を合わせて、下記の様にEucalyn 配列をHHKB 上にマッピングしました。
(赤字が元々のキーです)
個人的修正1
my_Custom1
青色分を私的理由で変更しました。
変更理由
- ctr-f でのカーソル移動方向と指の移動方向が一致しないため、F と Qを交換
- スラッシュ / を移動する理由が特に思い付かなかった為、セミコロン ; を直接Qポジションへ移動に変更
(変更キー数が23から22へ減少)
個人的修正2
my_Custom2
濃い青色部分の3つが、今回の変更部分です。
変更理由
- Q より Y キーの方が重要度が高いため、Q(オリジナルR)の位置へYを移動
- カーソル移動キーのPN が同じ小指の併用は苦しい為、Pを薬指の位置(オリジナルO)に、Qを小指の位置(オリジナルP)に変更
(この変更によって左手小指がコントロールキーを押しながら、カーソル移動キーを4本の指で同時に押さえる事が可能となる)
(変更キー数が22から23へ増加)
備忘録
途中で挫折するかも知れませんが、思った事や感じた事を脈略無く記録しておきます。
9月13日
キーボードにテプラを貼り、デスクトップ画像をEucalyn 配列図とし、目の前にも配列図を置きました。
完璧!😄
9月15日
2日前から切り替えて使う事をやめ、Eucalyn 配列のみを使用する様にしています。
割と指がキーの位置を憶えてきましたが、まだまだスピードに繋がって来ません。
感覚的なものですが、指が(特に左手)が煩雑に動くのが当然と思っているらしく、時々勝手に動こうとするような感じがします。それを意志の力で押さえる事がストレスです。
とにかく打鍵のリズムが全く異なるので、その違和感に慣れるまで耐え忍んでいる状態です。
9月16日
まだまだスピードは少しずつしか上がって来ない。ついつい指が考え込んでしまう事が度々発生してしまいます。
ど忘れして、思い出せない様なもどかしさを感じています。
これまで指の動きを重視してきたけど、打鍵数にも考慮が必要だと感じる様になってきました。
明白に左手の指の疲労が大きいです。
面白い事に、移動の少ない中指、薬指、小指の3本の疲労が特に大きい。
ひょっとして、指が動くのはストレッチ代わりになって、疲労を抑える効果があるんじゃ無かろうか?
となると、弱い左手(私は右利き)より右手に負担をかけた方が良い?
一旦Qwerty に使用を戻して様子を見る事にしました。
9月17日
通常のQwerty 配列での入力に切り替えて1日経つと少し指が楽になってきました。
9月20日
指の状態は殆ど元に戻りました。
弱い左手の指に負荷をかけるのが良く無いなら、右側に母音系を移してしまえば良いかとキーボードの配列図を見ながら色々と考えてみましたが、あちらを立てればこちらが立たずとバランスを取るのが難しく、結局諦めてしまいました。
残念ながらEucalyn 配列を使い続けると私の指が壊れそうなので、Qwerty とEucalyn のバイリンガル化はギブアップする事にします。