#カメラ談義 #コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/n #グラマラスボディ #アメリカン・フィーリング#地雷DSLR
'コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/n' というデジタル一眼レフカメラ(DSLR) に興味を持ちました。
フジフィルムのFinePix Sx Pro シリーズを物色していて、その存在を知りました。
まあ何と言うか、外観がグラマーでカッコ良いですよね!😝
そしてついつい1台落札してしまいました。😝
コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/n というDSLR(デジタル一眼レフカメラ)
このカメラ何とニコンD3 より早く、Fマウント機としてフルサイズ(35mm)センサーを搭載していました。
DCS Pro SLR 14/n の発売は2004年でした。
この一世代前の機種"コダック DCS Pro 14n" が35mmフルサイズの素子を初搭載した機種の様です。それが2002年となります。
D3 の発売が2007年ですので、コダックは約5年もニコンより早くフルサイズ機の商品化をしていた事になります。
外観・程度確認
トップビューから判断してFinePix S2 Pro やFinePix S3 Pro と同様にニコンF80 がベースとなっている様です。
落札品の外観はかなりキレイで、グリップに少しべた付きがありますがかなりの美品でした。
同じくF80 をベースとするFinePix S3 Pro (左)と比べると、流石にアメリカン!
ボリューム感が半端ないです😝
グラァーマラス!
今風に言うと、メリハリのある我が儘ボディーでしょうかw
厚みサイドのボリューム感の差は正面より大きく、私の手の大きさでは握りきれません。
背面ボタン類の感触は非常に上質で、操作していて気持ちの良いものでした。
ただ丸ボタン全部が同じ形状・大きさなのはアメリカ合理主義的だなと感じました。😊
記録メディアはCFカードとSD/MMCカードというパーフェクトな組み合わせです。😊
機能確認
落札時に付属していたバッテリーは完全放電していましたので、そのままでは機能確認が行えませんでした。
出品時の説明も"動作未確認の為ジャンク品"でした。
別途バッテリーを入手して試した所、無事電源が入りました!
バックアップバッテリーも完全放電していたようで、日付/時間もリセットされていた様でした。
サブ液晶の方の表示も問題無さそうです。
メニューボタンを押した所、ちゃんとメニューが表示され各種設定操作が行えました。
メニューのタブ移動が'MENU' ボタンを押しながらという少し変わった方法だったので、最初タブ移動方法が判らず少し焦りました。
最終的にマニュアルをダウンロードして操作方法を知る事が出来ました。
電源が入ったのでレンズを付けて試した所、問題無くAFも動作しシャッターも切れました。
1GBのCFカードを挿して試写した所、画像データーの保存も確認できました。
「機能」的には完全動作する美品でした。が....
地雷
このDCSというDSLRは地雷持ちで、軽い気持ちで手を出すと酷い目に遭います。😝
私の様にグラマーなボディーに魅せられてフラフラと手を出すと、後々後悔する確率が非常に高いです。
実際物を手にし、触れて愛でるだけなら良いのですが...
地雷1 - 重量
筐体がかなりアメリカンで大柄なのは上記FinePix S3 Pro(こちらも割と大柄な方...) との比較で判明していましたが、同時に重量級でもあります。
FinePix S3 Pro をマツダRX-7(FD3S) とすると、DCS の方はシボレー コルベット (5代目)と言った所でしょうか?😄
気楽に持ち出すには躊躇を感じますし、日本国内でのハンドリングは少し厳しく思います。
バッテリー込みだと何と1Kg越えです😝
バッテリーを外して計測した所、大体仕様(907g)通りでした
バッテリー単体が116g
参考までにFinePix S3 Pro (バッテリー無し)の重量は811g
地雷2 - 専用バッテリー
FinePix Sx Pro シリーズは単三電池やCR123A 等現在でも容易に入手可能なバッテリーを採用していますが、DCS は専用のバッテリーが必要です。
このバッテリーの入手性はかなり悪くいです。
私はネット検索して、偶然2本の新品に近い出品を見つけて運良く入手出来ました。
(検索にヒットしたのはこの1件だけでした...)
地雷3 - 専用充電器
この純正専用充電器というのがかなり巨大で、検索しても全くヒットしませんでした。
(落札時は本体のみ!)
結果現在も入手出来ていません... orz
ダメ元でバッテリーの入手先に伝手はありませんかと尋ねた所、KenkoのENERG が使えない事は無いという情報が得られて下記注文しました。
実際に試してみたところ、少し幅調整が必要ですが全く問題無く+−端子を合わせる事ができました。
良く考えて作られていて、これなら確かに色々なバッテリーに対応できます。
バッテリー種類・電圧も、まあまあ正しく認識して、充電完了まで確認できました。
地雷4 - 持病カビ問題 (致命的!)
ネットでこの機種について調べると、センサーがカビに侵され易い様で2010年頃でも殆どの機種が影響を受けているような記述が見つかります。
実際に室内で試しに撮影してみた画像が下記です。
もっと良く判るように、絞り込んで白バックで撮影したのが下記です。
まあ酷いもので、カビ侵食が画像にしっかり現れてしまっています... orz
カビの無いエリアの描写はまあまあだったりしますので非常に残念です。
実用機として、この状態では希望無しです... orz
各種情報
内部構造が判る動画です。
センサーモジュールの交換は割と簡単そうですが、センサーの入手自体が困難でしょうねぇ... orz
DCS Pro 最初期型のレビューです。一件だけみつかりました。😝
燃費が悪い(バッテリー消耗が早い)と言っているので、やはりアメリカンですね...
コダックはかなり早いタイミングでDSLR の商品化努力をしていたのですね。
結び
私にとって初めての日本メーカー製以外のデジカメでしたが、デザインテーストや操作性が少し違っていて割と新鮮な体験が出来ました。
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