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FujiFilm Xマウントの最初と最新
最初と最新、ほんの10年少々の間での感傷的覚書です。
最新のXマウント・システム
とにかく快適!
富士フィルムのトライアルサービスが丸の内から六本木のフジフイルム スクエアへ移ってから初めての利用で、初のX-T5 と 初のXF56mm f1.2 WR (XF23mm f1.4 WR) を試用させて頂きました。
今回お借りしたX-T5 は現在最新のボディーで、第5世代X-Trans™ CMOSを搭載。
レンズはXF56mm f1.2 WR とXF23mm f1.4 WR と、再設計された第2世代の最新レンズ。
この最新の組み合わせでの撮影は快適そのもの。
ジージーとAF時に音がする事もなく、非常に高速かつ正確にピントが合う。
元々X-T2 使いなので、操作性でも迷いが殆どなくて。
強いて苦言を言うと、親指AFで使うボタンがファインダーに近すぎて、ファインダーを除いて撮影する私には若干使い辛く感じました。
多分慣れで何とでもなると思います。
QボタンをAFに割り当てられるなら、そっちの方が私にはしっくり来るかも。(未確認)
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最初のXマウント・システム
使い辛いったらありゃしない、でも…
Xマウント事始として、X-Pro1 とXF35mm f1.4 を所有しています。
たま〜に使用すると、視差調整は無いし各種操作性がこなれていなくて使いづらいったらありません。
ただ、私がこれまで使用してきたXマウントシステムで、画質的にこれはと一番感じた撮影結果が得られたのがこの組み合わせでした。
感じた設計思想が、とにかく画質優先!
16MというAPSCセンサーサイズに適切と思われる解像度と、撮像素子上には余分な位相差センサー素子が無く、純粋に映像記録用素子だけで余分な画像処理が入っていないので非常に素直な結果が得られる”気が”します。
レンズの方もAF速度より画質優先となる全群繰り出し方式。
高速物や動画には適さないかもしれないけど、原理的にスチール写真には最適だと思われます。
ただ時代とマーケットの要請はよりAFが早く、連射速度・枚数の追求が求めらていました。
その後そちら側の改善に力が入って、画質的な向上はあまり感じられていないのが少し残念です。