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#カメラ談義 #カメラ収集 #ニコンD1桁機編

ニコンD1桁機

ニコンD1桁機はプロカメラマン用フラグシップ・カメラのカテゴリーです。
D1(1999年)からD6(2020年)まで、21世紀初頭を駆け抜けた名機の系譜となります。
元々フィルムカメラ時代ではF(1)からF6 までフラグシップ機が存在していました。

私の個人的に好きな数字の”7”まで、FとDの両方とも行き着いていないのが残念です。
そういった歴史から、Zマウントのミラーレスでは最初にZ7 がZ6と同時に発表されビックリしました。😄

D1桁機はプロ用という事もあって、どれもお値段とてもお高く、バッテリーグリップ一体型の巨大な筐体で、鈍器としても充分な堅牢性を持った武器にもなっています。😝
手にすると伝わって来ますが、刀で切りつけられた際の防御にも、相手を殴り倒す際にも全く問題無いほどの強度を感じます。
使い方によっては凶器ともなりえます。

D3以降の機種では今でも普通に使用出来る性能を兼ね備えていますので、中古価格もそれなりにします。
D1、D2系列はかなりお手頃の値段で入手出来たりします。
なのでD3は頑張って入手し、現在(2020年1月)までに4台を入手しています。

私は現在もNikon Df を普通に使っていますので、D4 などは余裕で現役として問題無いと思います。

D1桁機の系譜

D1、D1XD1H
D2H、D2X、D2Hs、D2Xs
D3、D3X、D3S
D4、D4S
D5
D6
(ボルド書体機は入手済み)

入手の順番は、D3 -> D1X -> D2X->D1H の順でした。

D1X

D1機の中で現在でもどうにか実用になりそうなのがこのD1X です。
6メガの解像度がありますので、解像度的に何とかなりそうです。
他は2メガ台ですから、現在ではかなり使いどころが限定的な感じがします。

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さて、この筐体ヤフオクで約7K円(送料込み)で落札しました。
バッテリーもへたっていそうですが付いて来ました。
外観は極上かつとても綺麗で、ファインダー内にゴミはそれなりに入っていますが使えない程では無いです。

電源を入れ、シャッター速度、絞り変更等問題無く表示が変わりますし、AFもしっかり作動します。

しかし... シャッターが切れません!😝
メニューも表示出来ません!!😝

なので置いて眺める用になってしまいました... orz

シャッター音が確認出来なかったのが残念です!

D1H

有効画素数は2.7メガピクセルと、現在では少し厳しい解像度です。

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ただこの機種にはオンリーワンの特徴があります!
それが最高1/16,000秒のシャッタースピード!
1/500秒のシンクロスピードを達成していますので、なんちゃっての1/16,000秒ではありません。😝

この後のモデルでこのスペックが引き継がれなかった事から、それ程求められいない性能だったのでしょうか。

現在ではフジフィルムのデジタル一眼カメラなどでは、電子シャッターで1/32,000秒を実現出来ていますが、この場合静止効果がメカシャッターの1/8,000秒から改善される訳ではありません。
露出の選択が広がるという意味で、明るい単焦点レンズを多くラインナップするフジフィルムのXマウントでは非常に重宝する機能ですが、幕速そのものが高速な訳では無いのです。

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カメラ本体にバッテリーチャージャー、4個のバッテリ付きで13K円弱(送料込み)と、とても良い条件で落札出来ました。
このクラスのバッテリーやバッテリーチャージャーは単体で購入すると、それなりの値段がするので助かりました。

ただこのD1Hボディー、グリップ部の革張りが酷くてベロベロ剥がれたり浮いていたりして状態が良くありませんでした。

幸いな事に電源は入りましたが、シャッター速度表示部にErr が表示され正常動作しませんでした。シャッター速度以外の操作は受け付けましたが、シャッターを押すと設定如何に関わらず3回シャッターが切れます。
(ブラケット撮影モードになっていたのかもしれません...)
そしてCFカードに記録もされませんでした。 orz

シャッター音はかなり軽い感じの音で、高速で動作させるには軽量化が必要だったのだろうと、何となく納得しました。

結局D1X、D1H 共に写真撮影不可の状態でしたし、バッテリーもD1系列だけ別なので、さっさと売却してしまいました。
不動品確認した上での売却だったので、大体8K円程の持ち出しとなりました... orz

D2X

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約16K円(送料込み)で落札しました。
外観凄く綺麗でなおかつバッテリーとバッテリーチャージャー(MH-21)付きでしたので、非常にお得感を感じました。
ただ付いてきたバッテリー(EN-EL14a)は、ほぼ臨終状態でした。

ファインダーを覗けばゴミの混入もほぼ無く非常に綺麗で、電源を入れればちゃんと入るし、各種操作も問題ありませんでした。Brilliant!

D3を体験した後により古いD2X を操作すると、機能が少なかったり、ファインダー内のデザインが洗練されていないとか、ファインダーが少し狭く暗いとか、ボタンの形状や位置が使い辛いと感じたりとか色々と知る事ができます。
それだけD2X からD3 へは開発者が心血注いで改善していったのだと感じる事が出来ました。
同時に洗練されてない事は決してネガティブな事ばかりでは無く、何故か温かさを感じる事もありました。
何かを失うこと無く進歩する事は無いという現実が実感でき、あえてそこに留まるという選択もありなんだろうと感じました。

スペックに現れない何かを持った製品は色褪せないと信じています。
D1桁機はどれも間違い無く、その何かを持ち合わせていますね。

D3

D3 は35mmフィルムカメラを完全に凌駕し、デジタル一眼レフカメラとしてのメリットを存分に生かし始めた世代機だと考えます。

- フルサイズセンサーの採用(これで35mm フィルムに引け目が無くなりました)
- フィルムでは達成困難な高感度耐性
- メモリーカード2枚挿しによる確実性

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D3のシャッターは硬い物同士がぶつかり合う様な、音質が硬く余韻が無い感じです。
音に金属が歪んだり捻れたりする感じがしない様に感じました。
シャッター音は大きいですが高揚感を感じる気持ちの良い物です。
(あくまで個人的感想です😝)

入手したD3 は外観的に使用感として所々すれキズ等があって、現場でそれなりに使われて来た様な感じです。
動作的には全く問題無く撮影が行えます。
一部ボタン(電源ボタン等)にルーズさが見受けられます。

持ち上げると、ズッシリとした重みが伝わって来て、タダならない程の堅牢さも感じられます。

気持ち良くテンポ早めに撮影していると、書き込み待ちになりシャッターが切れなくなるが気になりました。
このモデル以降(詰まらない)連続可能枚数が改善として大きく謳われて来たのが、とても良く理解できます。😊

バッテリーがD2X とD3 で共通に使えますので、この組み合わせは手元に置いておこうと思います。


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