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「里び (SATOBI)」
PENTAXファン・ミーティングにて初めて聴いた言葉「里び (SATOBI)」。
なんでも新しく搭載されるカスタムイメージの名前だとか。
意味としては"田舎びていること"らしく、あまりポジティブな印象を与えない感じもしないでも無いのだけど、聞き慣れなさも手伝って新鮮さも感じられる絶妙なネーミングだと感心しました。
私が最初に購入したデジタル一眼レフカメラがPENTAX K200Dで、6種類のカスタムイメージ(「鮮やか」「ナチュラル」「人物」「風景」「雅(MIYABI)」「モノトーン」)が搭載されていました。
この中で「雅(MIYABI)」のネーミングが何とも言えず、日本らしいイメージの膨らむ用語選択がPENTAXらしいと感じました。
「雅」は都(都会)的、洗練されて上品なといった意味合いがあり、「里み」はその反対語の位置付けの言葉であるそうです。
「里び」の印象
プロの写真家さんが「里び (SATOBI)」を用いて撮影した作例の何枚か拝見して、派手さと対局のわびさび的表現の妙が非常に印象的でした。
現在のカスタムイメージは日本人好みの物が多く、欧米で好まれるカスタムイメージが弱いので、その補強の位置づけでもあると仰っていました。
確かに「里び (SATOBI)」での表現は湿気を感じない、カラッとした感じなので欧米の方で受け入れやすいだろうとも感じました。
イメージとして70年代頃のカラーフィルム(コダクローム?)のイメージとかともあったので、世界戦略的にも良い方向性だと思います。
ビバ K-1 サポート!
当然最初の搭載対象機は最新のK-3 Mark III ですが、今後K-1、K-1 Mark II にも搭載との事で、私(K-1 ユーザー)的に拍手喝采です!😊
12月7日に「里び (SATOBI)」を搭載したβファームウェアがK-1向けにリリース予定との事なので、とても楽しみです。
(注: K-3 Mark III 用は正式ファーム)
PENTAXユーザーとして
PENTAXファン・ミーティングへの参加は初めてでしたが、開発者の作例バトルなどを拝見し、素晴らしい作例写真に実際に写真撮影が好きで仕事以外でも撮影を楽しんでいる様子が見られ、これまでPENTAX ブランドへ持っていたイメージ通りだったので、PENTAX ユーザーで良かったと安心しました。😊
カメラメーカーとして規模を追えないポジションにあり、フルラインメーカーとしてはビジネス的に厳しい状況にありますが、PENTAX ブランドならではというオンリーワン戦略にこそ活路があると感じていましたし、その方向へ頑張っている姿が垣間見え、もう暫くPENTAXユーザーであり続けたいと思いました。
モノクロセンサー機、天体撮影専用機、機能を絞った機種、メーカーロゴを隠す非常識なカスタムなどなど、マニア向け機種の拡充は良い戦略だと思いました。
初心者向けではない、けれど超高級で庶民マニアに手の出ない製品ではない、絶妙な分野の製品リリースを期待しています。