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#カメラ談義 #Nikon #ニコン #カメラ本体編

第二次世界大戦以前の国策光学兵器メーカーを源流とするNikon という会社、質実剛健や男らしいなど、あまり華やかなイメージを感じないですね。

ここでは備忘録として、私のこれまでのNikon 機の思い出を...

下記写真はフィルム機、Nikon F2 フォトミックですが、ゴツゴツしていて正にプロ機といった佇まいです。
小学校低学年の頃、近所の同級生のお父さんがこれを持っていて、とても格好良いと憧れた事を思い出しました。

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イメージ的に...
戦場カメラマン向けで、戦場にてタフさが証明された、本体の頑丈さで身を守れた
報道カメラマン向けで、過酷な環境でも信頼性が高い
冒険者の相棒として、過酷な地でも期待に応えた
NASA が宇宙での撮影に採用した
等々 尖った逸話が満載です

そんなプロ機が趣味のアマチュア・カメラマンに適しているかというと一概には言えないでしょうが、そこには男のロマンがあります。

本体価格も高級機はかなりの値段ですし、レンズに至っては趣味では全く手の出そうにない価格帯のものがゴロゴロとラインアップされています。

そんな事もあってNikon 製品とは距離を取って、出来るだけ関わらないようにしていたのですが...

デジタル時代になって何が私のようなユーザーに恩恵をもたらしたかというと、それは価格下落の早さです!😝

そうです、出たばかりの新製品の新品は、とてもではないですが手が出せる事はありませんが、数年待って(そして後継機種が発売されて)いれば、新品でもあらこんな値段で購入できるのと驚く位に下がります。中古になれば尚更です。

そういう訳で私のカメラ・レンズ購入遍歴の中で中古率の高いメーカーです😝

結局D300、D700、Df、D500 の4台を購入してきて、現在も所有しています。

D300

という訳でニコン製デジタル一眼レフカメラとして初めて購入したのはD300(中古)でした。ヤフオクで購入したのが2010年の11月でしたので発売から3年落ち、既に後継機のD300S が発売されていましたので、このレンズキットで10万円弱とかなりお値打ちになっていました。2008年に初のデジタル一眼レフカメラ購入を検討していた際は、本体価格だけで16万円程だったと思います。

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D300 はとにかく、そのシャッター音が官能的で、当時一番好きなシャッターでした。
もうシャッター音だけで購入したといっても過言ではない位です。😝
結局写りはあまり好みではなかったですし、高感度にも強くないと私の使用シーンではあまり出番の無かったモデルでもあります...

D700

D700 は2014年4月に、これまたヤフオクで購入しています。
D300 の高感度特性をフルサイズのD700 ならばと購入してみました。

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確かにD700 の高感度特性は素晴らしく、薄暗い場所での撮影には活躍してくれました。
しかし、そのシャッター音が神経を逆なでるというか、少し不快に近いもので撮影し続けると徐々にストレスが溜まって行くような感じでした。

私はギリギリまでフレーミングする事が多いので、ファインダー視野率が100% でないのも不満でした。
(所有機で100%でないのは、もう一台K200D だけです...)

性能と価格に目が眩んで、官能性に目をつぶっての失敗でした。

あと大きいし重いし、大艦巨砲主義的ロマンは感じさせて貰いました。😂

D300もD700の両方ともに既に持ち出して使う事は無くなってしまいましたが、大切に保管しています。

Df

Df は2016年6月にニコン機では初めてレンズキットを新品で購入しました。
2013年発売ですから、発売から約3年程経過していました。

新品購入なんて、この頃からカメラ趣味にどっぷりと浸かってしまって、金銭感覚が麻痺していましたね...

品川でのDf 発表イベントへは訪れました。
下記が展示風景です。D750 程ではありませんが相当気合いを入れてプロモーションしていました。

この機体もシャッター音が心地良く、連写でパシパシと気持ち良いと言うよりは、一枚一枚しっかり写して、ああ撮れたなぁっと、安心感が感じられるシャッター音です。

本機最大の不満は、前面コマンドダイヤルの使いづらさです。
これがあるがために、絞りリング付きのレンズだけを使いたいと思う程です。

Df の購入によって、D700 の出番は無くなりました。
画質もオンリーワン的良さを感じ、フルサイズで高感度性能もD700 を凌駕し、撮影過程が楽しく、趣味性も満足してくれますから...

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会場でのモデル撮影会風景です。ニコンさんは発表会では大体モデルさんを呼びますので、いそいそと出かけています。☺️
Df 発表会では来場者の平均年齢が高めだったのが印象的でした。😝

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フルサイズ機でありながら控えめな16MP という解像度から、高感度撮影が必要そうな場合にAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED との組み合わせで活躍してもらっています。

D4 譲りと言われるセンサーは、非常に端正な表現が感じられ、非常に微妙な階調を表現しているように思います。Nikon機の中では一番好きな描写をする機体です。

Nikon Df, 105.0 mm f2.8
ISO 3600, 105 mm, f/3.0, 1/125 sec

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Nikon Df, 105.0 mm f2.8
ISO 125, 105 mm, f/3.0, 1/125 sec

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Nikon Df 50.0 mm f/1.8
ISO 3200, 50 mm, f/2.0, 1/50 sec

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Df は動画撮影機能を持たないなど、非常に尖った趣味性の高い製品です。
話題性が高かった割には、ビジネスとしてはそれ程では無かったようで、後継機種(Df2?)の噂は何度かありましたが、結局2021年4月現在リリースされていません。

Nikon さんも色々と厳しいようなので、これから後継機種となると難しいと思います。
また余裕が出来た時にでも、Zマウント・システムでこういった趣味性の高い製品を開発してもらえたらと思います。

私はDf は一生物として使い続けて行くつもりです。
交換バッテリー2つでは心許ないので、買い足しましょうか... 😗

D500

D500はこれまたシャッター音が素晴らしく、相当期間悶々としていましたが、結局2018年8月にお値段が下がった頃を見計らって本体のみ購入しました。
D500 のシャッター音は軽めで切れが良く、矢を射るような感じ。
D5はもっと重厚で、まさにマシンガンを撃つような感じで、こちらも中古で値段が下がれば是非欲しいと考えています。

D500 の購入でD300 の出番は無くなりました...
ほぼ全ての領域でD300 を凌駕しているからです。

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レフ機の高速連写機として最後を飾るモデルとなりそうですが、出来れば使い続けて行きたい機体です。ただバッテリーがこれ専用になってしまっているんですよね。
そこでD850 をもう一台! と訳の判らない夢を抱いていたりします...

Nikon D500, 50.0 mm f/1.8
ISO 250, 50 mm, f/1.8, 1/80 sec

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Nikon D500, 50.0 mm f/1.8
ISO 2200, 50 mm, f/1.8, 1/80 sec

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Nikon D500, 105.0 mm f/2.8
ISO 12800, 105 mm, f/3.0, 1/125 sec

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総括

Nikon のカメラに対する一番の印象は、その堅実・確実さですか...
特にフラグシップ機に関しては、必ず写真が撮れるという安心感、そんな感じを与えてくれます。
写真を撮るという目的を達成する為の道具としての妥協無い追求としての高度な品質感。他に類を見ない研ぎ澄まされた感じを覚えます。

時に自分がプロになったつもりで、パシュパシュと撮影するのが楽しいです。😄

ニコンD3桁機による七五三 (ネタです)画像8


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