![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59600012/rectangle_large_type_2_622f4e8e9b4ea0cb974285669a5d8f74.jpeg?width=1200)
#コンピュータ談義 #刻印のエレガンス #キーボード #こだわり
初めに私はHHKB至上主義者で、アップル信者である事を宣言しておきます。😄
その為、かなりバイアスが掛かっています事をご了承下さい。
刻印のエレガンス
タッチタッピングをしていればキーボードの刻印を凝視する事は少ないとは思いますが、目の前にある物なのでどうしても目に入ってしまいます。
やはり目に入れるなら美しくエレガントな方が良いですよね?
そういう訳で今回は刻印に着目して、キーボードのエレガンスを語って行きたいと思います。😊
着目ポイントはフォントのデザイン(形、太さ細さ)と配置です。
今回は手持ちのキーボードの中で、さっと写真が撮れる物を抜粋して、独断と偏見で感想を述べて行きます。
元々私がこれまで入手した物達なので、箸にも棒にも全く引っかからない(例:日本語配列)例はありません。😝
PFU
PD-KB02
初代HHKB の刻印はスッキリしていてバランスも良く、私の中で標準器となっています。
そしてこのデザインを超えると感じるキーボードには、これまで出会っていません。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59600175/picture_pc_97142029d27e4704ee1411d52d407891.jpeg?width=1200)
文字キー:左上にアラインされています。私はこのアラインが好きです。
フォントはまあ普通で細過ぎず、太過ぎず、大き過ぎず、小さ過ぎず、絶妙です。
文字列キー:例外無く左中央アラインです。最初の文字は大文字で、フォントは文字キーに比べて小さく、やや細めになっていて全体的なバランスが計られています。
アラインのルールが非常にシンプル(2種類)でありながら、フォントの大きさと太さが非常にバランス良く考慮されていて言う事がありません。
文字キーと文字列キーを微妙に色分けし、それぞれの役割の違い(打鍵して文字入力されるキーと、文字入力以外の機能を持ったキー)をさり気なく示しているのも素晴らしいデザイン力だと感じます。
縁の下の力持ち(文字列キー)の方が暗い色合いになっているのも直感的です。
メーカーロゴ(PFU)も表面にプリントされていますが、主張しすぎず、さり気ないアクセントとなっています。そして対角に”Happy Hacking"の軽い感じ(斜体)のプリントと、これしか無いといった感じのデザイン性に脱帽です。
シンプルに必要最低限までそぎ落とした先にある、究極のデザイン性に痺れてしまう作品です。
HHKB開発時の配列の変遷や、苦労された事柄などを下記投稿で知る事が出来ます。
キー配列やキーの持つ意味という事柄をどれだけ真剣に検討してきたか。
その結果として初代HHKB が生まれたのだと知る事ができ、とても参考になりました。
Apple
アップルは古くからキーボードをリリースしていますので、デザイン的な変遷もそれなりにあります。
Macintosh128K (1984)
今回取り上げたキーボードの中で、このキーボードだけは実際に所有しておらず、写真はネットからのものです。
(MacintoshPlus キーボードは所有していますが、押し入れの奥底に押し込んでありますので、取り出すのがめんどくさくって。😝)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59600645/picture_pc_bb18242345a4eb5b760b8909f9ecf2d9.png?width=1200)
文字キー:左上アライン👍
文字列キー:左上アライン。最初の文字は大文字。
アラインのルールが左上オンリー(1種類)という、これ以上ないシンプルさです。流石ジョブズ!😝
個人的には文字キーの刻印が若干小さめに感じますが、慣れの問題かもしれません。
このキーボードもデザイン的に完成度が高いですね。欲しいです!
Apple IIgs (1986)
Appleから一番初めにリリースされたADB キーボードで、最初で既に完成しています。
個人的にAppleがリリースしたADBキーボードの中で最もデザイン的に優れていると感じます。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59600849/picture_pc_0ae7f1f82b64c61b4b206ade620af963.jpeg?width=1200)
文字キー:左下アライン
文字列キー:左下アライン。全ての文字は小文字。そして斜体!
アラインルールが左下オンリーという、これまた非常にシンプルです。
ぱっと見少し違和感を感じていたのですが、下アラインだったのが原因かもしれません。
指を少しずらして視認確認するには、下アラインの方が有利かもしれません。
また文字列キー印字が斜体というのも軽やかな感じがして好感が持てます。
Bluetooth Keyboard (ホワイト)
このホワイトのフルサイズ・キーボードは有線・無線両方とも所有しています。
デザイン的には好みですが、打鍵感が最低という個人的認識です。
デザインから確か2001 年発売Macintosh G4 QuickSilver の頃のキーボードだったと思います。
有線タイプは既にUSB になっていて、でもADB の様に背面左右に端子があってとか...
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59610272/picture_pc_9c50b8c0bb1a3dd0187be3b3b38cf9fd.jpeg?width=1200)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59610488/picture_pc_4edbb987c205236d2603351452cf645a.jpeg?width=1200)
文字キー:左下アライン
文字列キー:左下アライン。全ての文字は小文字。そして斜体!
刻印ルールがIIgs と同じですね。
15年変化していないというのは素晴らしいと思います。
一つ面白いのはテンキーの部分で、IIgs と比べると’+’と’ー’の位置が逆になっています。
どのモデルから変更されたのかは不明ですが、IBM PC/AT の101キーUS配列がデファクトスタンダードになってしまったので、何処かで合わせる必要があったのだと考えています。
Bluetooth Keyboard (アルミ)
何時からAppleで文字刻印が中央へ変化したかを追っかけてはいませんが、このキーボードでは中央に変化しています。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59611766/picture_pc_26aedf9d1c3e063c3fe65439e73d593d.jpeg?width=1200)
文字キー:上下左右中央アライン
文字列キー:左側のキーは左下アライン、右側のキーは右下アライン(最上段以外)
最上段は中央アライン。
右下のカーソル部分に隙間がある事から、何となく視覚的に収まりが良く無い様に感じます。
ファンクションキー上部のスペースも、少し間延びしたような印象を受けます。
材質がアルミになったのが嬉しかった時代のデザインですね。😊
Magic Keyboard
一気に現代になりますが、このキーボードはパット見で素晴らしくバランス良く感じます。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59601271/picture_pc_9ef584db4685e0874d9bc71cce27d1a2.jpeg?width=1200)
文字キー:上下左右中央アライン
文字列キー:左側のキーは左下アライン、右側のキーは右下アライン(最下段以外)
最下段の文字列キーはfn キー以外、スペースキーに向かうようにアラインされています。そしてカーソル記号は中央アライン。
アラインルールは4種類(?)と少し複雑になっています。
視線的に最下段以外は左右に引っ張られる感じ、最下段は中央へ集まる感じなのでベクトル的に釣り合ってバランスが良く感じるのだと思います。
流石にApple、デザイン性に優れています。😊
TEX
台湾メーカのキーボードです。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59601735/picture_pc_95b61cf498b4d4af7baf4202c1992dbc.jpg?width=1200)
文字キー:左上アライン
文字列キー:左中央アライン。全て小文字
文字キーの印象が弱く感じます。少しだけ小さすぎなのが原因かなと思います。
コマンドキーのクローバーが中央というのは、唐突で少し収まりが悪く感じます。
このキーボードは特殊キーの位置関係に少し不満があり、お蔵入りしていましたが、HHKB至上主義に従って少しリマッピングすれば素晴らしく使い易くなるかもしれない事に気が付きました。
また時間があれば試してみましょう。メモメモ...
iKBC
Poker II
台湾メーカのキーボードです。
61キーUS配列キーボードですが、特殊キーの配列が少し消化不良気味ですね。
Fn キーは一番右下に置いた方が機能的で、現在の標準は大体そうなっています。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59601961/picture_pc_1a60f20299d1d62b81f6af097c94c4bc.jpg?width=1200)
文字キー:上下左右中央アライン
文字列キー:上下左右中央アライン。Altキーだけ左中央アライン。最初の文字が大文字。
うーん、アラインルールに統一感が無いせいか美しさが感じられないです。
文字フォントも何か適当に感じます。
最上段の数字キーと特殊記号の間も離れすぎていて格好良く無いと感じます。
色つきのキーキャップを使った理由も効果も酌み取れません。
このキーボードは確か機能的に問題があって、さっさと利用を諦めた記憶があります。
IBM
ThinkPad X220?
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59602141/picture_pc_bb530c317518a13b802b5dd141884f8b.jpeg?width=1200)
文字キー:左上アライン👍
文字列キー:左中央アライン。上2段は左上アライン。最初の文字は大文字。
流石にIBMといった感じで、そつなくバランス良くデザインされています。
特に感心したのは下記2点です。
1.NumLock 時の入力文字を小さなフォントで刻印していて、見た目に五月蠅さを感じづらい。印刷位置も縦(斜め)、横一列に並ぶように調整されている。
2.青色プリントを併用してFnシフト時のキー機能をこれまた五月蠅さを感じさせずにプリント。そしてFn キーの刻印も青色になっていて関連性が直感的に受け取れられる。
中央のトラックポイントの赤、リターンキーだけ青色という、一目でIBM 製と判るCIをサポートしたデザインも製品ラインナップを通して貫かれていて、これまた流石だと感じます。
HP
HP E4200
フォントがスッキリしていてオシャレに感じます。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59613150/picture_pc_739ea3d68e553043b8b7af11870f2388.jpg?width=1200)
文字キー:左上アライン
文字列キー:左上アライン。最初の文字は大文字。
中華製 (その他大勢)
2021 年に入ってAliExpress 経由にて購入した61キーUS配列キーボード2枚です。
Fn キーが一番右下にあり、配列的には現在これがほぼ完成形だと思います。
見た目がコメントする気になれない程酷いので、感想は割愛させて頂きます。😝
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59613196/picture_pc_a0bd82ad5612f770cf70a3ed3069c993.jpg?width=1200)
箱から出してさえいないテンキーレスUS配列キーボードです。
ゲーミングキーボードを売りにしている様で、キートップ印刷に何色も使われていますが、配色に思想が読み取れませんでした。
アラインは全て中央上みたいです。
一応横一列に同じ色で並ばせてはいる様ですが、無味乾燥としか感じられません。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59613218/picture_pc_1fafb6898f4f179414cce3e467f0c2bd.jpg?width=1200)
こういったテンキーレスキーボード(含むフルキーボード)はESCキーが遠くなるのであまり好きではありません。
このキーボードもFn キーの位置が微妙ですね...
少し古い(数年前の)キーボードなのかもしれません。