#コンピュータ談義 #NAS #RAID #都市伝説 #Landisk XV #ジャンク
ジャンク品購入から始まったNAS &室内空気循環用ファンの構築が終盤を迎えました。
無事立ち上がって、最終設定完了に向けての再構成中です。
(4台のHDDはRAID5で構成しています)
大体10時間位掛かって、やっと50%を少し超えた所です。
構成ディスクの4台を見ると、これまた見事に製造会社がバラバラ(Hitachi とHGST は同じ?)。
(実は製造しているファブが同じだったりするケースも多々あります)
今回の様に4台でRAID を組んだりする場合は、同じ製品で揃えるのが基本だったりします。
何故なら今回の私の様に色々なHDDを混ぜて使うと、一番性能の低いHDDに足を引っ張られて、全体の性能が落ちる可能性が高くなるからです。
都市伝説という名のウンチク
RAID を構成するHDD を選択する際の都市伝説を、ウンチクとして語りたいと思います。😄
製品を組み合わせる
4本全てを同じ製品で揃えず、似たスペックの製品(回転数、キャッシュサイズ等)2つで2組を構成します。
そして、同じモデルは隣同士にしない。A組は奇数、B組は偶数の様にします。
これは同じモデルのHDD を隣通しにすると共振して異音が発生する可能性が高くなるからです。
共振すると”うぃ〜〜ん、うぃ〜ん”の繰り返しみたいなうなり声を上げたりします。
同一製品ですとモーターの回転数が同じ(でも、誤差で微妙に違っている)で、共振現象が起こりやすいので、そういった事態を避ける為です。
同じロットから製品を選ばない(可能な限り)
製造はある程度数を纏めて行い(製造単位を1ロットと呼んだりします)ますが、同一ロットのHDD を使わないようにします。
これは同一ロットの製品は、壊れる際に似た時期になる事が多いと予測されるからです。
RAID5 は通常1台のHDD故障(スペア等を用意すれば、もっと冗長度は増やせますが...)から復帰できますが、2台同時に故障するとデーターが失われます。
例え同時に故障しなくとも、1台故障して交換すれば、RAID の再構成という処理が走ります。
この再構成はHDD に対して相当負荷を与えますので、壊れそうになっているHDD (既に1台故障しているので同一ロットなら可能性は高い)にトドメを刺す事も割と起こり易く、そういったシチュエーションを避けるためにも同一ロット又は同時期に製造されたHDD で揃えるのは悪手です。
もう一つ同一ロットを避ける理由は、何らかの製造上の問題が出荷後に発見された場合、同一ロットの製品は同じ問題の影響を同時に受けてしまう可能性が非常に高くなるからです。