【会話術】男型会話と女型会話の違い

男は事実、女は共感

ここでは男女の会話の違いがわからない方のために、男型会話と女型会話の違いについて解説をしていきます。

①女性の会話は「関係構築」⇔男性の会話は「情報伝達」

男型会話と女型会話の最たる違いは、その目的です。
男性は、会話を「情報伝達手段」として使用し、ファクトベースで会話をする傾向があります。
たとえば、いわゆるオタク男性の会話を聞いていると顕著なのですが、
「こんな新しい技術ができた」
「こういうアニメが始まって監督が○○で」
「最新のガジェットの性能が云々」
と情報交換したり、議論したりすることが多いように思います。

また、会話の対象も人や感情ではなく、モノやコトが多い印象です。
男性同士の会話は基本的に、事実を基にした情報の伝達交換、議論の割合が多いのではないでしょうか。

一方で、女性は会話を「人間関係を構築するための手段」として活用する傾向にあります。
興味の対象は、「人」や「感情」のことが多いです。
相手に寄り添って理解したり、共感したりするコミュニケーションを好む傾向にあります。
文化庁が出している平成24年度の国語に関する世論調査にも、このようなデータがあります。

注目すべきは、項目(a)と(b)の男女差です。
傾向ではありますが、男性は情報をきちんと相手に伝えることを意識し、女性は人間関係こうを構築しながら、コミュニケーションすることを重視している人が多いことが、見て取れるかと思います。

これがなぜかというと、原始時代をイメージすると非常にしっくりきます。

当時の男性の仕事といえば、主に狩りや、外敵からコミュニティを守ることでした。
なので、「あそこにマンモスが出たぞ!」「猛獣の足跡がある!付近を警戒しろ!」という事実ベースの会話が中心だったはずです。
一瞬で状況が把握できるよう、情報を正確に説明する能力が、重要なスキルだったといえるでしょう。

一方で、女性の仕事は、育児や洞窟でどんぐりをすり潰す、などの役割が種だったはずです。
閉鎖的なコミュニティの中では、周囲とうまく協力する能力が必要とされたはずで、人間関係を構築することに重点をおいたコミュニケーションが中心になったのは、納得感のある話だと思います。

会話において、男性は情報を伝えることを重視する一方、女性はお互いを理解し、人間関係を構築することが主な目的であることを、まず頭に入れておいてください。

②女性は共感を重視⇔男性は問題解決を重視

女性は会話において、何より共感を重視します。

女性同士の会話を耳にしたことはありますか?
聞いたことない!という方は観察が足りません。今すぐ近所のオシャレカフェに行って、女子二人組の席の隣を陣取って、会話を盗み聞きしてみてください。
「彼氏に浮気されてるみたいなんだけど」
「なるほど、となるとA子の取るべき解決策は3つだね。①証拠を掴んだ上で、浮気が嫌だってことを伝えて話し合う。②素知らぬふりして包容力のある女性を演じる。③問答無用で別れる。さあどうする?」
なーんてことを話してるテーブルはありません。

「彼氏に浮気されてるみたいなんだけど」
「えーほんと?彼氏さいあく!A子みたいな可愛い子を差し置いて意味わかんない!大丈夫?」
「だよね、、まじありえない、、つら」
「辛いよね!もーほんとないわ彼氏!」
これが多くの女子の会話です。
①で、「女性は人間関係を構築するコミュニケーションを重視している」と書きましたが、その延長で女性は親しい人には自分を理解してほしいし、相手を理解したい気持ちが男性より強いです。

文化庁の平成25年度の国語に関する世論調査にも、これを示す興味深いデータがあります。

これは「誰に対して、相手を理解したいと思うし、また理解されたいか?」という質問ですが、男女で結果が対照的なのです。

男性は、あまり面識のない相手を理解したい/されたいと思う傾向があるのに対し、女性はより身近な人に対して「お互い理解し合いたい」と思う傾向にあります。
言い換えると、「女性の『身近な人』になるには、お互いのことを深く理解している必要がる」ということでしょう。

なので、女性は、恋人または恋人候補からいかに共感が得られるか、ということを重視しますし、これがないと、「私のことを理解してない!」と判定され、総スカンを食らってしまうのです。

男性にはない感覚かもしれませんが、女性は、自分の気持ちに共感が得られないシチュエーションが非常に不快だし、納得できないし、すごくモヤモヤしてくるのです。
そして、「理解してほしい!」「共有したい!」という気持ちが消化不良を起こして、いずれキレます。
女性にとっては、「自分のこの気持ちをわかってよ!」という感情を処理する方が、目先の問題解決よりも、優先度が高いのです。

なので、モテるための女性との会話では、共感性を示すことが何より重要です。
とはいえ問題を解決したり、自分の意見を言うべき時ももちろんあるでしょう。
その時は、「そうなんだ、○○なんだね」などの、相手の気持ちに寄り添う
「共感フレーズ」+言いたいことのコンボにすると、女性の心象が悪くならないのでおすすめです。

男女の会話は別モノと考えよ。モテたければ女型会話をマスターせよ。

男性の好む会話と女性の好む会話は、明確に違いがあります。
ここを見誤ると、フランス人に広東語で話しかけるくらいのミスコミュニケーションを生む可能性があり、とても危険です。
次のnote以降は、女型会話をマスターするためのヒントを具体的にまとめてありますので、熟読の上、モテる会話を身につけてください。

まとめ

①男型会話と女型会話は明確に違う
②男性は、事実・情報伝達・問題解決を重視
③女性は、人間関係構築・相互理解・共感を重視

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