SNS中毒者
僕はSNSが大嫌いです。
初めてSNSに触れたのは中学3年生のとき。スマホを親から与えてもらいLINEをインストールしたのを覚えています。
その時初めて目にした公に何かを投稿するという文化タイムラインという機能。今でこそその機能を活用してるのは公式ラインしかなさそうですが、当時の僕の中学校ではTwitterばりに活用されていました。
友達とのプリクラ、カラオケ動画、この画像を見たらタイムラインで回してねetc…
当時中学生の僕は思いました。
特にそんな仲良くもないお前らの近況見て何がおもろいねん。
そこからTwitter、Instagramと身近なSNSはどんどん普及していきますが、僕は芸人になるまで高校大学7年間一切SNSに手を触れませんでした。
「SNSは自己顕示欲に溢れた汚い場所だと思う。」
「SNSで見知らぬ人間からいいねを貰うくらいだったら俺はリアルいいねを貰う。」と数少ない友達から自称リアルいいねを貰ってました。
そら友達少ないわな。
ある日気づきました。
大学のころ学食に行くと周りがほとんど携帯をいじりながら飯を食っているんです。そしてほぼ全員インスタのストーリーを流し見してるんです。
真顔で。作業的に。
僕はその時から全員ストーリーという危険ドラッグで思考能力を奪われた薬物中毒者にしか見えなくなりました。
友達にそれいっつも見てるけど何か意味あるの?と聞くと。真顔で「ない」と言われてその説をより強く感じるようになりました。
そんな僕は芸人になりました。
芸人になって半年くらいで気づきました。
「あれ?芸人という職業を選んで一番自己顕示欲の塊で動いているのは自分ではないか?」「じゃあSNSをやらないことは逆に矛盾しているのではないのか?」
僕は危険ドラッグに手を伸ばしました。
初めてみたら知らない人のいいねだろうとなんだろうと反応して貰えるのが嬉しい嬉しい。いいねが増えると楽しい楽しい。フォロワー増えたらどんな人か見に行く見に行く。アナリティクスを確認する確認する。
毎日SNSで日々の日記を記す程の中毒者に生まれ変わりました。
今では毎朝起きたらまずSNSを開くし、ストーリーも真顔で流し見します。
でも学生時代のリトルマツザワが今でも「こんなくだらない時間の無駄なことはやめなさい」と囁いてくるときがあります。
だからSNSは出来るだけ芸人として、なんか小さくてもおもろいこと言いつつの投稿か告知にしてるつもりです。
一つ皆さんに聞きたいのですが。
noteってSNSですか??