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おかんという存在
おかんって不思議な存在だと思う。
おかんほど意味もなく鬱陶しくなる存在って他にない気がします。
大前提、自分のおかんには死ぬほど感謝してます。これ大事。
でもおかんってだるいんです。
これは自分のおかんに対する感情で他人のおかんにはない感情です。
みんなそうだと思います。
中学の時の反抗期が続いてるの訳ではありません。
例えば彼氏彼女のおかんと会わせてもらったとき、恋人がおかんのお節介に少し鬱陶しそうな感情を出すのを見たことありませんか。
もちろん自分からしたらそのお節介は鬱陶しいどころかむしろ良いお母さんだなという印象を受けます。
おかんのおかんもそうです。
自分のばあちゃんとおかんの会話でおかんがばあちゃんに対して「もう大丈夫やって」と鬱陶しそうに言葉を投げかけているのを多々見たことがあります。
おかんのおかんにおかんが鬱陶しそうにしてるんです。
そろそろゲシュタルト崩壊してくれ。
なんなんでしょう。おかんの優しさって
「余計なお世話じゃい!」
「ほっといてくれ!」
って気持ちになります。
僕は20代後半になっても芸人という夢を追いかけてしまっているので未だにおかんに心配をかけています。
1ヶ月に1回くらいのペースで連絡が来ます。
「ご飯食べれてる?」
「たまには運動しなさいよ」
「ストレス溜め込まないようにね」
スタンプで返してます。
ほんで今この文章を書きながらスタンプで返していることを後悔してます。
でも多分来月もスタンプで返します。
あとになって思うんです。
ええおかんやな。優しいな。心配かけ続けたらあかんな。と
でも連絡来た時は連絡返すのばりめんどいんです。
どれだけ大人になってもおかんの前では子供に戻ってしまうんでしょうね。
これは自分のおかんに甘やかされて育ってきた証拠です。いつまでもおかんにとって自分は子供で。自分はおかんの前では子供なんでしょうね。
おかんの前では誰もが子供になる。
だからおかんはディズニーランドみたいなもんですよ。
大人も子供も童心に帰ってはしゃげるディズニーランドです。エレクトリカルパレードです。
プーさんのハニーハントです。
高いお金払って入らなくても身近に無料で楽しめるテーマパークを見つけました。
いやおかんでそんなはしゃげへん。
おかんは自宅の風呂ですね。
家帰って風呂入るのってめちゃくちゃめんどくさくないですか。ベットとかソファーに1度inしたらもう2度と動けないんじゃ無いかというくらい無駄な時間を過ごしてしまいます。
でもいざシャワーあびて出てきて「あぁ風呂入らん方がよかったな」って思うことないですよね。
入る前むっちゃめんどいけど後から嫌な気持ちはしない。
おかんは風呂でした。