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夢と現実

お久しぶりです。
前回の更新から1か月以上空いてしまいました。
続ける意思だけはあります信じてください。

タイトルを読んだだけである漫画が浮かんだ人は同志です。
「夢と現実」は僕が大好きな漫画の1話のタイトルです。
その漫画を中学生の時擦り切れるほど読み込みました。

その漫画の主人公は第1話で夢と現実を天秤にかけて夢を追うのですが、僕も今夢を追ってます。

芸人になると決めたのは大学2回生のときでした。
当時サークルで知り合った友達にお笑い芸人を目指さないかと誘われお笑いを始めます。

夢と現実を天秤にかけることもなかったです。
とにかく自分のおもしろいを表現して売れてやる。
夢しかありませんでした。

M-1とかに挑戦等してたのですがNSCに入る前に当時の相方が挫折。
「すまんお前についていけない」
と言われます。

誘われた側の熱量が誘った側の熱量を越える不思議現象が起きます。
相手側の熱量を吸い込みすぎて結果その友達は留年しました。

でも1人でも挑戦したいという気持ちがありました。
まだ夢しかありませんでした。

大学を卒業してNSCに単騎入学。
自分がおもしろい人間だと大風呂敷を広げてでかい顔をします。

在学中、大きな結果を残すことはなかったものの、そこそこ出来てたと思います。自分がおもしろいとでかい顔をするにはまだ耐えれるレベルでした。

まだ夢しかないです。

1年目、当時のコンビでM-1を1回戦で敗退します。
そして解散します。
ただまだ1年目だということ、NSCでそこそこ出来てたという自信の貯金がまだありました。
現実がチラリズムしてきましたが抑えきれるレベルです。
夢しかないです。

2年目、一心さんとコンビを組んでなんとかもがいて初めての翔チャレンジバトルに漕ぎつけます。
2年目はとにかく無我夢中でした。
もがいた先に初めての劇場入れ替え戦。
夢しかないです。

3年目、劇場所属します。
芸人を志してからおそらく1番嬉しかった日です。
すぐに劇場から落ちてしまいますが、自分でも劇場に所属できるんだという自信がつきます。

その自信からすぐ戻れると思っていました。

4年目9月現在。
まだ劇場に戻れていません。
もう1年が経とうとしてます。
とにかくもがく日々が続きます。

今ここでようやく現実がしっかり顔を出してきました。

夢と現実です。

冒頭で言っていた漫画は「BAKUMAN」という漫画です。
アニメ化もされたジャンプ作品で、主人公が人気漫画家を目指す作品です。

この漫画の第1話で主人公は同級生に漫画家を一緒に目指そうと声をかけられます。
主人公は元々漫画が好きで絵を描くのも好き。
ただこの主人公の叔父が漫画家で過労死をしてしまったという過去があります。
漫画の厳しさ、むずかしさを肌感でしっている主人公は夢と現実の狭間で悩みます。

そのうえで主人公は漫画家になることを決断します。

僕は同級生に芸人になろうと誘われたとき夢しかありませんでした。
現実なんてこれっぽっちもわかりませんでした。

でも今は分かります。
お笑いの難しさ、厳しさ。

今ようやく漫画の主人公と同じスタートラインに追いつきました。
天秤はまだ夢の方に傾いてるみたいです。

まだもがきます。

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