見出し画像

オイルドの季節。



こんにちは。まつやんです。


もう10月!!!

秋ですよ、皆さま。笑



秋冬物の準備進んでいらっしゃるでしょうか。


寒くなるのを待っているような現状の中、
10月になっても25℃を越える日もちらほら...。


もう寒くなるのを待ってられません。笑


というわけで、今回は



秋というと私的にプッシュしたくなるのが、

『オイルドジャケット』


です。



そう、今回は、


"Babour" (バブアー)


のお話しです。


秋は落ち葉を踏み締め掻き分けながら、オイルドジャケットを着たいと毎年妄想してしまう私です。笑


今年もなんとかご案内できるタイミングがきました。

年に一度仕入れがある当店の "Barbour" ですが、集めるのも毎年一苦労です。

年々球数は減ってきており、集めるのが困難な状況。

私の提案では、いつも『集めるのが困難』なんて言葉を使いますが、ネームの強い "Babour" のような商品は特に以前より集まらなくなっております。私がそういう物ばかり好きなのもあるのですが...。笑

近年では、古着の枠に留まらず、新品での提案やブランドコラボなども多数存在するようになっております。古着でも用意できて当たり前のようなポジションになってしまっておりますが、みなさんそこは勘違いしないでください。

新品などでスポットが当たると、当然ながらヴィンテージ物は姿を消します。近年はそんなこんなで以前とは計り知れない物になっているので、今ここで改めて復習した上、皆さまには良品を見定めていただきたいわけです。


それでは、本日もやっていきましょう。

まずは "Barbour" の成り立ちから振り返っていきます。


1894年、ジョン・バブアーによってイングランド北東部・サウスシールドで創業したBarbour(バブアー)。北海の不純な天候の元で一心に働く水夫や漁師、港湾労働者のためにオイルドクロスと呼ばれる上質なコットンにオイルを染み込ませた布生地を提供したのが始まりです。

その革新的なオイルドクロス製の防水ジャケットは、非常に耐久性が高く、評判は瞬く間に広まっていきました。その後、第一次、第二次世界大戦の最中では、Barbour(バブアー)は防水服を英国軍に供給していましたが、第二次世界大戦時にはジョージフィリップ大尉により潜水艦ウルスラの公式搭乗員服として採用されたという逸話があり、Barbour(バブアー)の高い機能性を裏付けています。

そのため街着で着用しますと雨具のようなポジションにもなります。私も実際に所有しておりますが、雪などが増える東北圏の気候には冬場のミドルアウターとして最適なポジションです。



そんなBarbourも1970年代ごろから、狩猟や釣り、乗馬などの英国アクティビティにも用いられるようになります。今や英国のウェアとしては鉄板中の鉄板。今やBarbour(バブアー)は、カントリー・ジェントルマンの装いを彩るようになります。

こうして英国を代表する、アウトドア・ライフスタイルブランドとしてBarbour(バブアー)は確固たる地位を築いていくようになりました。現在ではアウトドアだけでなく、ファッションアイテムとして唯一無二の存在感がこだわりのスタイルを持つ老若男女に強く支持されています。

今回おすすめしたいのは、そんなBabour (バブアー) から BEDALE (ビデイル) という型番です。

双子のような形で、新旧のモデルが2着入荷いたしました。

私も個人的にすごくおすすめしたいのが、この『BEDALE』という型番です。時代を超えて愛され続ける定番アイテムには、完成されたデザインとしての魅力が詰まっております。

ワックスドクロスのアウターで伝統を築いたバブアーが、乗馬用ジャケットとして1980年に発売したビデイル。近年は別注やコラボの多いアウターナンバー1の呼び声も高い。

1980年に軽量なショートライディングジャケット、「ビデイル」を発売する。1983年には「ビューフォート」も発表し、立て続けにヒットを飛ばす。ビデイルは1980年代初頭の日本でも、アウトドアショップなどで販売されておりました。

当時の日本は、アイビーやアメカジの流れが強く、紺ブレ × シエラデザインのマウンテンパーカというスタイルが流行していたが、英国好きのお洒落な大人たちはツイードジャケットにバブアーのビデイルを上から着用しておりました。



90's "Barbour"
〜BEDALE〜 oiled jacket.
3warrant model


size : 38
身幅 : 56cm
着丈 : 71cm
裄丈 : 80cm

¥47800+tax


現行で提案されているスリムフィットのIラインシルエットより着丈と身幅、アームホール太さなど全体のバランスが非常に整った逸品です。

私個人としても許せる年代のモデルは、3ワラントの90年代までのモデルかなと思っております。

バブアーのタグには3つの紋章が並んでいます。 これはロイヤルワラントといわれるもので、名誉ある英国王室御用達の証。 厳格な審査があるため3つ授かっているのはとても珍しく、バブアーの服づくりへの姿勢や品質の高さが認められていることがわかります。

こちらは王冠マーク3つの 3warrant モデル。
今までにもあまり無かったぐらいのグッドコンディションの一着です。比較的ライトオンスでかつ街着でも着やすい程よいオイルの入り方です。

馬にまたがった時に邪魔にならないサイドベンツが。内部に起毛感のあるコットン素材を配したハンドウォーマーポケット。そのほかラグランスリーブ、首元のスロートフラップなど、ヴィンテージながらトレンド感も感じさせてくれるモデルです。








165cm 着用




もう片方のモデルは、80年代製の2warrant。
王冠マーク2個の旧型と言われている絶滅危惧種のモデルです。




80's "Babour"
〜BEDALE〜 oiled jacket.
2warrant model

size : 36 (推定)
身幅 : 54cm
着丈 : 72cm
裄丈 : 76cm

¥45800+tax

こちらは、【82~87年】の5年間のみ生産された
希少な2ワラントの "BEDALE" 。

モデルチェンジが入る前の大変希少な旧型のモデルです。

こちらは近年のモデルよりヘビーオンスのため、風合いの出方が他のモデルと一味違っております。

サイズは表記が欠損していて断定できませんが、36ぐらいサイズバランスになります。









165cm 着用


探したいときに探そうと思っても探せない。

そんな言葉が似合うのが "Babour" ではないでしょうか。

新旧のモデルをきくらいただける機会もあまりございませんので、是非、一度試着してみてください。

Baseオンラインストアにもこちらは掲載しております。そちらも合わせてご検討ください。


それでは。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?