セミナープロデューサーの松山ゆうです。
デパートのセールストレーナーのお話まだまだ続きます!
今回は、 ”あなたが売れる” ヒントになるエピソードになるかもしれません。売れるとは?お客様に行動してもらえるということです。
デパートのお店にいる従業員って、95%がデパートの社員じゃないのを知っていますか?
お取引先従業員様なんです。
メーカーから来られている方なんですね。
なので、売上もポイントカード獲得も「達成して頂く」と言うスタンスで伝える=教える のが私のミッションでした。
「今月のカード目標の達成お願いしますッ」
お願いするような伝え方を必然的にしていました。
トレーナーデビューの頃は、正直自信がなかったので、、本当に懇願する感じでしたね…笑
「頑張って目標達成しましょうね!お願いします。」
素直に行動してくれる方もいれば、そうでない方もいらっしゃいまして…泣私より年上のショップ店長さんなどには、内心ビクビクしながら伝えることもしばしば!
皆さん、ご自身の会社からの指示を受ける中、デパート側の意向も聞かなきゃいけない!大変だと思います。特に、海外メーカー(いわゆるお高めのブランド)様は、自社からの指示が神で、私なんかが伝えることのディテールは、ほぼ聞いてくれないことも…涙。はっきり文句を言われることもあったなー泣。まだ未熟だった頃のお話です…。
それは、アウェイな環境でした!
アウェイという言い方は語弊があるかもしれませんが、気持ち的には「不利な敵地にいる」感じでした。
そこで、私は相手がやる気を起こして行動してくれる伝え方を試行錯誤してそのスキルを磨いていったのです!
相手に行動してもらう、行動させる、伝え方はいろいろありますよね。
アメで行くか ムチで行くか
飴と鞭のね。
私は、「アメ派」でした! 完全なる飴。
本当は、バランスよくムチも使えたらよかったかもしれないけど、私は罰ではなくて、心の奥からやる気が湧いてきて、行動を起こせる、そして目標を達成できるはず!と、相手を信じたかったから、完全なる”アメ派”な伝え方を徹底していました!
“アメ派”の伝え方とは?
<褒める><労う><応援する><感謝する>
「昨日の売上すごかったね!ありがとうございました!」
そして<ロジカルに>伝えること。
ただの励ましだけじゃない、明確な数字的なデータを絡めて伝えること。
「あと(いくら)だね!」
「前年より30%アップ、すごいね!」
コンペチも忘れずに。売れているショップの動向など相手が欲しがる情報のシェアもしっかり。
そして、たまにはプライベートの話もポロリ。意外とこういう会話から心がほぐれて、打ち解けたり、、
「え!?同じ四国出身なんだ〜どこ?」
「そのピアス可愛いねー」
日々、共感と信頼のコミュニケーションの積み重ねでした。
その積み重ねを続けると、
向こうから<報告>がきます!
「あと、いくらでうちのショップ達成なんです!」
「ポイントカード今月○件取れましたッ!!」
報告するってことは、目標達成できた、行動して成果が出たということ。褒めて褒めて〜とばかりに報告が来た時はとても嬉しかったなぁ〜
信頼関係を持って、結果が出るって最高の喜び!なんですよね。大変だったけど、本当にやりがいのあるお仕事でした。
あなたは、相手に何かをやってもらいたい時、どんな風に伝えていますか?
アメ派? それともムチ派?
考えたことない?
ちょっとの工夫であなたが期待する行動を相手がしてくれるかもしれない!伝え方って大切ですよ。
そして、それこそが「売れるセミナー」に繋がっていくんです!