不動産売却を考えてみた
不動産を売るのに大きく2つあります。
本人の自宅の売却か、自宅以外の不動産売却かです。
今回は自宅の売却についての話です。
自宅以外の不動産売却と1番違うのは、やはり家に対する思い入れの大きさかなと思います。
その自宅をご自分で建てられた、建売又は中古で購入した、相続した。この内のどれかによってご自宅として住まわれてきたと思います。
その家と共に、ご本人の人生、家族がいる方は旦那さん又は奥さん、お子さん達との家族としての人生を歩んで来られたでしょう。
その家を売却するという事は、売却理由は様々ですがやっぱり寂しい気持ちになりますよね。
私は不動産屋ですがまだ自分の自宅売却の経験はありません。ただ昔、子供の頃自分が住んでいた家を出た経験があり、大人になってその場所を訪れて、その場所に他人が住んでいるのを見ると、やっぱり寂しい気持ちになりました。
だから、これが自分の家となるともっと特別な感情が湧いてくるだろう事は想像に難くないです。
もちろん売却イコール、ネガティブな事とは限りません。手狭になってもっと大きな家に住み替えるみたいな、ポジティブな売却も沢山あります。(それでも寂しいなあとは思います)
そんなそれぞれの人生と時間を共にしたご自宅を売買する。
そのお手伝いが私(不動産屋)の仕事です。
大事に接していかなければと、つくづく思います。
感傷的な事ばかりではなく、売却するとそれに伴って譲渡に対する所得課税、測量による境界確定費用、仲介手数料などお金が絡んできます。買主に対する責任も出てきます。
そういった現実的な事も事前にしっかりと売主様にお伝え理解していただく事が非常に大切です。
大事な思い出と、現実のお金や取引のリスクなどを解決、軽減する事がプロの仕事です。その為に、労力を使わなくてはなりません。仲介手数料を値切られるような仕事はしたくないですね。
売主様と信頼関係ができて、無事売却できた時の喜びは格別ですし、この仕事の醍醐味ですね。
今日もその日の為に、今日の仕事をしていきます。