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まだまだ知られざる「松葉ジュースの効果」をもたらす「松葉に含まれる成分」の話。
こんにちは「matsuva(マツヴァ)」です。
まだまだ知られざる「松葉ジュースの効果」について書いた記事の感想として「そんな効果があるとは知らなかった!」「それは気になります。」といったコメントをいくつか頂戴しました。
反応を見るに、まだまだ知られざるは、あながち間違いではなかったということかもしれません。
読んでくださった方々の新たな視点の獲得に貢献できたこと、そして、記事を読んで私たちが提供している松葉を購入してくれた方との新しい出会いができたこと、とても嬉しく思います。
しかし、記事を読んだ方の中には「なぜ松葉ジュースを飲むとこんなにポジティブな効果が現れるのだろうか?」という疑問を持った方も多かったのではないでしょうか?
実際に私のところには「なぜなんでしょうか?」という声も届きました。
ということで、今回はこの疑問の対してのアンサー記事、まだまだ知られざる「松葉ジュースの効果」をもたらす、松葉に含まれる成分についてになります。
はじめて聞く言葉も多いという前提に立ち、なるべく丁寧な説明を心がけているためちょっと長く感じるかもしれませんが、まとめ記事としてお読みいただければ幸いです。
調査元となっている参考文献については最後にまとめて示しておりますのでご参照ください。
それではよろしくお願いします。
(補足)「ベネフィット」とは、その成分があることによって、どんないいことが私たちにあるのか?を示したものです。
含まれている成分①:ケルセチン
ベネフィット = 抗酸化作用、抗炎症作用
ケルセチンは、ポリフェノールの一種で主に野菜などに多く含まれている成分で、ケルセチンには「抗酸化作用」があり「活性酸素」によるダメージを防いでくれると言われています。
ご存知の方も多いとは思いますが、「活性酸素」とは一体何物なのでしょうか?
当然のことながら、私たち人間は「酸素」がなければ生きていけません。
ところが、体内に送られた酸素はエネルギーを作る過程で化学変化を起こし、その時に「活性酸素」を生み出します。
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出典:酸化ストレスの元、活性酸素種(ROS)を増やす因子は何か?
この活性酸素は「諸刃の剣」的な性質を持っていて、ガン細胞や体内に侵入した細菌を攻撃する良い面と、体を過剰に酸化させ、錆びつかせる悪い面があり、近年ではこの悪い面の方が指摘されることが非常に増えています。
活性酸素は、ガン、心筋梗塞、脳卒中など代表的な生活習慣病の引き金になっており、過剰な活性酸素はこれらの病気を招く主犯であることが判明してきているようなのです。
さらに、アルツハイマーや花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状も活性酸素が原因にもなっているということで、活性酸素こそが多くの病気を引き起こし寿命を縮めていると言っても過言ではありません。
これを撃退するには過剰になってしまっている活性酸素を減らすために「抗酸化物質」を取り込む必要があると言われています。
人生100年時代と言われて久しい現代社会において、抗酸化作用を持つ食事や商品が注目を浴びてきているのはこういう理由からです。
そして、松葉に含まれる「ケルセチン」という成分には、この過剰になった活性酸素を減らす「抗酸化作用」があると言われているのです。
実際、ケルセチンの持つ抗酸化作用は、血流の改善、糖尿病の予防、動脈硬化の予防など、多くの生活習慣病に効果が出ているようで、それを目的に松葉ジュースを飲んだりして松葉成分を摂取する人が多いそうです。
この他にも、ケルセチンには「抗炎症作用」もあり、関節の痛みを和らげる効果があるとも言われているのですが、これも抗酸化作用により活性酸素が減ることの影響が大きいのではないでしょうか。
含まれている成分②:クロロフィル(葉緑素)
ベネフィット = 抗酸化作用(ガン予防)、血流改善作用、浄化作用
クロロフィルは「葉緑素」とも呼ばれ、植物や藻類などに含まれる緑色の天然色素のことです。
クロロフィルは植物の成分ですが、人間の血液と似た構造をしているのもあって別名「緑の血液」とも呼ばれているみたいです。
そんなクロロフィルには、ケルセチン同様「抗酸化作用」があると言われています。
特にクロロフィルの持つ抗酸化作用は染色体異常を抑制する作用があることから「ガン予防」に効果がある、といった研究報告が上がっています。
そして、クロロフィルには血中のコレステロール値を下げ、血流を改善する作用もあるようです。
ご存知の通り、血中のコレステロール値が高くなると、血管内の壁にコレステロールが付着して血液の流れが悪くなっていきます。
こうした状態が長く続けば、血栓ができ、動脈硬化に進行する場合もあり、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気につながってしまうのですが、これに対してクロロフィルは効いてくるということです。
クロロフィルには血中のコレステロール値を下げ、血栓の予防や血圧を下げる作用があるため、それを摂取することで、コレステロール値が下がり、血流が良くなり、循環器系の病気になりにくくなる、というような流れで覚えておくといいかもしれません。
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出典:葉緑素(クロロフィル)
更に、クロロフィルには胃腸に付着した「老廃物」を吸着して体外に排出するという、浄化作用、デトックス効果もあるとの報告があります。
これは葉緑素の主成分である「マグネシウム」によるものだそうです。
農作物や乳製品・魚などをの食品を介して人間の体内に取り込まれるダイオキシン、有害ミネラルのカドミウムや鉛などの物質も除去してくれる効果も期待できると言われています。
含まれている成分③:テルペン(α-ピネン)
ベネフィット = リラックス・リフレッシュ作用
「テルペン」という言葉はあまり聴き馴染みのない言葉かもしれません。
ですが、実際は私たちにはとても馴染みの深い成分です。
というのもテルペンとは「植物の精油」に含まれる成分であり、あらゆる植物に含まれているものだからです。
テルペンの種類も植物によって異なり驚くほど存在しているようですが、とりわけ松葉に含まれるテルペンは「α-ピネン」ということが分かっているようです。
この「α-ピネン」という精油成分は松以外にも、杉や桧といった針葉樹に含まれるもので、例えば、疲れた時に森林に入ると癒されるのもこの「α-ピネン」が木々から発散されているから、と考えられています。
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このように、テルペンにはリラックス、リフレッシュ作用があるため、テルペンの香りはアロマテラピーや香水などにも広く使われています。
その香り成分が神経系や免疫系に働きをかけ、ストレス解消やリラックスに効果があると言われているのです。
含まれている成分④:ビタミンK、ビタミンA、ビタミンC、ミネラル
ベネフィット = 体内機能正常化作用
さらに、松葉には「ビタミンK」「ビタミンA」「ビタミンC」といった「ビタミン類」が多く含まれていることも分かっています。
まず、ビタミンKですが、ビタミンKには、血液凝固作用、骨形成の促進、血管の石灰化予防があるとされています。
血液凝固作用は文字通り、擦り傷などの出血を止めるときに役立ち、ビタミンKは強い骨づくりにも欠かせません。
そして、ビタミンKには動脈の石灰化を予防する役割もあると言われています。
次にビタミンAです。
ビタミンAには主に視機能を健康に保つ効果、粘膜や皮膚を健康に保つ二つの効果があると言われています。
目の網膜には「ロドプシン」という物質があるそうで、ロドプシンによって、少しの光でも反応することができ、薄暗い中でも周りを見ることができていることが分かっているようです。
このロドプシンを構成するのにビタミンAは必須ということです。
他にも、ビタミンAには動脈硬化を予防する効果、ガンを予防および抑制する効果があるなどの報告もされています。
そして、最後にビタミンCです。
人間はストレスを感じると「副腎皮質ホルモン」というストレスに抵抗するためのホルモンが分泌されます。
腎臓の上にある副腎という臓器からこの副腎皮質ホルモンは分泌され、一時的に心拍があがったり、血糖値を高めたり、脂肪を使ってエネルギーをつくったりして、ストレスに対する抵抗力を高めてくれているそうです。
ビタミンCには、この「副腎皮質ホルモンの生成」を助ける働きがある、と言われています。
日々の生活の中で、強いストレスを溜め込むとビタミンCを大量に消費するためその結果、ストレスに弱くなるという悪循環が起きてしまうため、過剰なストレス社会と言われる現代には必須の栄養素だと言えるでしょう。
松葉には、このようなビタミン類のほかにも、生きる上で必須の、鉄分、カルシウム、カリウムなどの「ミネラル」も入っていることが分かっています。
含まれている成分⑤:必須アミノ酸(8種類)
ベネフィット = 体内機能正常化作用
「アミノ酸」は、私たち人間の生命の源となる栄養素です。
身体の様々な機能をアミノ酸が担っており、人間の身体をつくっている「タンパク質」は「20種類のアミノ酸」からできていると言われています。
中でも「人間の体内で十分な量を合成できず、食品から摂取しなければならないアミノ酸」のことは「必須アミノ酸」として定義されています。
具体的に言えば、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン、トレオニンの9種類が必須アミノ酸に該当します。
そして、松葉にはこの9種類のうち8種類(イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン)もの必須アミノ酸が含まれていることが分かっており、松葉ジュースなどによってそれを摂取することができる、と言われているのです。
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出典:松葉健康法
松葉に含まれる成分と作用のまとめ
最後に、松葉に含まれる成分と作用のまとめです。
①ケルセチン / 抗酸化作用、抗炎症作用
②クロロフィル / 抗酸化作用(ガン予防)、血流改善作用、浄化作用
③テルペン(α-ピネン) / リラックス・リフレッシュ作用
④ビタミンK、ビタミンA、ビタミンC、ミネラル / 体内機能正常化作用
⑤必須アミノ酸(8種類) / 体内機能正常化作用
以上のことから、松葉イコール「強壮剤」と言うこともでき、それを使った松葉ジュースを飲む習慣がある人にポジティブな効果が数多く現れているのことにも納得がいくのではないでしょうか?
漫画「ザ・ファブル」の中にはこのようなワンシーンが出てきますが、松葉は自然界から私たちへの贈与なのだと思わされます。
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出典:ザ・ファブル(8)
松葉についてはまだまだ解明できていことも多いようですが、解明し尽くされないところは生薬に共通した部分であり、現代科学では手に負えないところに余計に魅力を感じる人も多いのかもしれません。
前回の記事をまだ読んでないという方はこちらもぜひお読みいただければと思います。
皆さんも松葉のある暮らしのはじめの一歩として「松葉ジュース」をはじめてみませんか?
以上、ここまで読んでいただきどうもありがとうございました!
今回の記事が何かの参考になれば幸いです。
<参考文献・参考資料>
・酸化ストレスの元、活性酸素種(ROS)を増やす因子は何か?
・東大名誉教授にきく、森林浴の効果!香りのメカニズムと注目の効能
・ビタミンAの効果とは?効果的な取り方や多く含まれる食べ物を解説!
・ビタミンKが多く含まれている食品は?働きから摂取量まで解説!
・ビタミンCはストレス解消に効果がある?ストレスによるリスクも紹介
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