出雲大社にある「4つの鳥居」の秘密。
出雲大社の鳥居は、全部で4基。
4つの鳥居を全部くぐって参拝することで、よりご利益がアップすると言われています。参道の入り口から数えると3つしかありませんが、実はちゃんと4つあります。
鳥居にまつわるご利益も合わせてご紹介します。
「一の鳥居」宇迦橋の大鳥居
第一の鳥居はこれです。
神門通りの入口、宇迦橋のたもとにある「宇迦橋の大鳥居」。
ここから1つ目の鳥居としてカウントします。
1915年に建てられた鉄筋コンクリート製の鳥居で、
中央の「出雲大社」と書かれた額は畳6畳分もある大きな鳥居です。
鳥居の高さは、出雲大社の御本殿が24mなので、それを越えないようにってことで23mと言われています。神門通りのシンボル的存在。
宇迦橋の大鳥居から次の鳥居がある「勢溜」の正門まで約600mです。
徒歩で10分ほどかかりますが、神門通りはいろんなお店があって楽しいので、思っているより距離は感じません。
出雲大社の勢溜(せいだまり)の「二の鳥居」
ここが出雲大社の入口「勢溜(せいだまり)」です。
江戸時代に、ここの広場に芝居小屋が設けられていたので、「人の勢いが溜まる所」という事で勢溜と呼ばれるようになったそうです。
そしてここに立っているのが「二の鳥居」。前は1968年に立てられた木造の鳥居でしたが、2018年の10月に今の鳥居に生まれ変わりました。
出雲大社「三の鳥居」(松並木の途中)
そして参道を進んで進んでいくと、この松並木の途中にあるのが「三の鳥居」です。
ここから先進めなくしてありますが・・
松の木の保護のために通行禁止になっています。なのでここからは左右どちらかの道を通ってください。
★参道の真ん中は神様だけが通ることのできる神聖な道とも言われています。
「四の鳥居」銅鳥居
いよいよ最後の「四の鳥居」です。
四の鳥居は青銅製で、1666(寛文6)年に毛利元就の孫の孫にあたる毛利網広が寄進したもの。国の重要文化財にも指定されています。
この銅の鳥居には、文字が彫られています。
ここにちょっとしたミステリーが隠れています。
こちらには、神話が書かれているらしいですが、
と書かれています。
!?
そうなんです。
つまり一時期、少なくともこの鳥居が立てられた時は、スサノオノミコトが祭神だったのではないかと考えられえます。長い歴史の中でいろんな政治事情や権力が働いたのかなと想像が膨らみますね。
銅鳥居に触れるとお金持ちになれる!?
そして、もう一つ銅鳥居にまつわるネタを。
こんな噂が地元にはあります。(だから、人の高さのところちょっとテカテカしてますね)
以上、出雲大社4つの鳥居について紹介でした。
鳥居をくぐる時は、一礼してからくぐりましょう。
皆さんにご利益がありますように。