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妻に褒めてもらえました

昨日、妻と朝ごはんを食べていたときのことです。
朝ごはんと言っても、買い物ついでに寄ったガストでいただいたものです。

しかも、モーニングよりもランチメニューのほうが魅力的に感じてしまったものだから、5分ばかしテーブルで大人しく待ってからランチメニューを頼むという、そんな朝ごはんでした。

「そろそろ、確定申告しなきゃだな」

2月も後半に差し掛かり、資料等はまとめてあるのでさほど苦労はしないのですが、それでも専用サイトで打ち込んだり間違いないか確認したりするのは、それなりに苦労します。

何より所得税を納めなくてはいけないので、そのお金の準備とかを考えると、いつも2月末から3月上旬に対応しているのが僕です。

そのときでした。

「あなたは、本当にすごいよ。全部一人でできて」

普段からよく褒める「褒め上手な妻」ですが、なんだかその日は雰囲気が違うように聞こえました。
僕は、確認するように訊ねます。

「すごい?」
「うん、撮影も一人で横浜の方に行って、一人でやってるし。そもそも教師からいきなりフリーランスになっても、私たちちゃんと生活できているし。この間のラジオ出演だって、フツーにゲストとしてめっちゃ話できてて。そんで、確定申告も一人でやっているし。」
「そ、そう?」

僕は誇らしくなった反面、

(いや、あなたのほうこそ。旦那が安定した教師の職からいきなりフリーランスになるって言ってきたのに「いいんじゃない?」と返答する、その度量こそ本当にすごいと思うよ)

そう思って、心の声をそのまま声として返しました。

別にオチはありません。
妻を自慢したいわけでもないし(してもいいんだけど)、環境を自慢したいわけでもありません。

夫婦、他人同士が一緒になるわけなので、うまくいかないときはあります。
僕たちもありました。
それでも、今はうまくいっていると思います。

結婚しなくても生きていける今の時代に、結婚したからこそ、辛いときはなんとか乗り越えて、そのおかげでふとした瞬間に喜べることが多くなったのだろうと感じています。

ガストで食べた遅めの朝食は、お腹も心もいっぱいになり、寒い日でもあったかくなりましたとさ。

めでたしめでたし。

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