俳句習作(10/19〜11/2)
天高し紙芝居屋の打つ太鼓
秋空に物理法則ホームラン
兄死後の眼には意外な笑みと菊
雨上がりキンモクセイの飽きるまで
青空のほころびのごと雁の線
すすき野を光じたいが流れてく
秋の路ふたりのベンチ現るる
アンハッピー・バースデーなり神の留守
秋の泥非人間的自由感
冬雷や星のひとつも墜ちそうな
この雨はあの雨にけり冬峠
霜月や老いもすすんできて二度寝
川べりの壊れた椅子に冬が座す
はつゆきか障子の先の明と暗
ぎぢぎぢと水門閉じて初冬かな
凍てる夜や汲んだ水には翳ばかり
冬麗のあまねくちから裸婦となる
首都高や茜を向かば眠る山
どんぐりや真夏の熱の溢れ落つ
ほどほどのあそびがあつて冬のバス
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