#緊急避妊薬 2023/11/28に、思うコト。

おはようございます。
放置しまくると「書けよコラ」とnoteに言われるので書いてみます。

2023(令和5)年11月28日より、緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業として一部の薬局で緊急避妊薬が購入できるという取り組みが始まりました。
⇒(https://t.co/9xDOrFy8Dj

話は少しそれますが
今ですね、60歳企業リタイア調剤薬局に挑戦なう!の薬剤師とベテラン支店事務さんの本店研修というのを実施しておりまして
日々GUがございません生活を送りまくりであんまTLが見れてないのですが、
そんな私でも昨日TLで色々つつかれてたのは少しばかり拝見いたしました。
で、
ほほぅ。そないにアクセス悪すぎなんか。と
大阪府内の緊急避妊薬(購入)取扱いの薬局の場所を確認してみました。
府薬薬局は、
近隣に住む、若しくは会員でも「行かないといけない用事」が無い限りは一生どこにあるか知らない場所。
それ以外も住宅街。決して駅スグ・駅チカではない。恐らく府薬薬局が一番駅から近いかもですね。

これね、取扱う薬局の選定(公募は”当然”していない)は勿論大変だったとは思う。
私が府薬理事なら頭を悩ませる案件の一つだったと思うんだ。
そういう意味では府薬理事を労う気持ちはある。
だけど、
これはあくまでも”研究材料”であって、最終着地点が「販売OK」の実績を積むためのものではないという点。
ここにきてもやはり国側や各都道府県薬側と、会員たちとの間に温度差はあるし、感じる。

イチ、街の薬剤師として思うのは
24時間やら夜間休日対応が前に出すぎで胃の中が本当にキモチワルイと思ってる。
ことと、
結果「アクセス」なんぞ全くもってよろしくはないわけで、
本当に市販を目指すのであれば東京は歌舞伎町ドマンナカ、大阪はグリコ周辺や梅田のドマンナカを中心に配置していけばよかったんです。
(ゴメン東京の配置は友人の薬局以外把握してないけどm(__)m)

これは「女性を守る」前提など1ミリも無いことに
恐らく皆さんは既に気付いておられるかと。

スタッフがTVでインタビュー受ける一般の女性を見て「アホか!」って怒ってたんだけど
薬局で、「薬剤師の目の前で服用してもらう」という要件はやめてほしいという訴えがあったらしい。(TVでね。公式なやーつではなく)

この点に関しては、申し訳ないけど至極当たり前だと思ってほしいです。
緊急避妊薬は、
「いま目の前の女性自身と、その女性の将来を守る」ことが大前提なのであって
「恥ずかしいだの言えないだのの女性の表面上の尊厳を守る」のは二の次です。
本人に目の前で飲んで貰わないと悪用されますよ。当たり前です。
もう一つ言うと、1分を争うものである以上、1分1秒でも早く服用させることが避妊成功への近道になります。
悠長に家に帰って飲みまーすとか言ってるバヤイではない。
なので薬剤師の目の前で飲むことは、議論する対象ではないです。

国や都道府県薬と、そして医師会。
そこと現場の薬剤師達の温度差はすごくすごくあるのだけれど
昨日から、新たに「あちら側」の意図しない結果を導くことは重要かもしれないですよ。
なので
取扱い薬局様に於かれましては
緊急避妊薬の正しい知識やこれまでの市販化への活動を更に続けて頂き、
「こちら側」に形勢を持ってきていただけたらなあなんて
非常に重たいことを考えていたりします。ゴメンナサイ。

兎にも角にも、
各々の意図はどうであれ、
始まりました。
始めることが出来たんです。
大きなウネリとしては、2018年から漸くです。
全国の145軒の薬局さま。
宜しくお願い致します。

ほな仕事行く準備しようっと。