デビルマンcrybabyを観て
※bl要素があります。耐性のない方はお戻りください
以前から気になっていた永井豪原作作品のリメイクアニメ(2018年)です。
私は幼少期、旧アニメマジンガーZを見ているような子供だったので、記憶がおぼろげでしたが気にはなっていました。他にも好きな009のコラボがあったり、オープニングを外国人が歌う動画がばずっていたりと何かと人気がありそうなこの作品。あと実を言ってしまえば海外の方がこの作品でびーのえる目覚めたと言う話を聞いたのも大きなきっかけだったりする…笑
結論から言いましょう。
トラウマ作品でした😇
最初の入りはとってもかっこよかったんです。さぁこれから壮大な物語が始まるぞ、と言う感じですごくワクワクさせられました。またこの監督も四畳半神話大系や夜は短し歩けよ乙女等で親しんでいた監督さんでしたので、きっとこの監督なら面白いだろうと言う先入観もありました。しかしどこの感想にも多くあったのですが第一話からどぎついエログロが入ります笑
個人的にはみーこちゃんとラッパーの少年が雲行き怪しくなってきたあたり
からちょっとやばいのでは?と思っていたのですがタロちゃんぱっくんシーンでやられました。おかあさん可哀想すぎる。あきらママと会えないのを知らないノー天気だった頃のがまだマシだったよ…父さんもいい人過ぎて。何度も何度も何度も葛藤して最後は「息子を殺すな」で待ったなしの殺害でしょ…人の心ないんか。
そして決定的だったのは第9話。例のみきちゃん地獄編です。綺麗な顔だけにボコボコになってるの原作より辛かった。SNSで「お、サマーウォーズみたく救われるか?」と思っていたらコレだよ…お守りなんだったん。
辛いポイントを総括すると、善人ほど辛くサイコパスだけが幸せ?になってる気がする…
最初はみきちゃんとか外見も性格も良しな感じだったのにムカついてたくらいなのにさ。
この話、こんな善人いるわけないしょ?くらいな人物を描いてワザと視聴者をイラつかせて、最後はほんとにいいひとだったんだよ、でもちょー悲惨になるけどね。みたいなのを意図的に狙ってる気がする(私が性格難なだけか)
なんというか、湯浅監督で一番好きなのが四畳半なのですが、ああいう現実世界にファンタジーを入れ込むのが上手な監督さんだなぁと思っていたので、今作のようなファンタジーに降さふりきっている作品に合わせてしまうとなんというかマッチすぎてぬるぬるしてて、逆に気持ち悪いかも…と思ってしまいました。すみません。
まあ、最後の最後のシーンがとっても好みだったので全て許します(何様)
すべては壮大な鬼畜系耽美のためだったのだと…
あとは伏線がたくさんあってすごいなと思いました。
例えばまずは冒頭の堕天過程からの、最初、タロちゃんは時折サバトの動画を見ていたりデビルマンを尊敬する?描写があったりと実はきっかけがたくさんあった。あとなんで肉我慢できんねん!と思ってたらベジタリアンな夫婦のもと育ったからか…とか。
ルシファーの側近だった彼女のことを、「昔からお世話になっている」と紹介していたりょう君の描写は思い出してゾッとしてしまいましたし。
ただ一気観しましたので深めきれてないのが、なぜ悪魔になってしまうのかといったところですね。
アモンをあきらに取り憑かせるシーンがあるので、そういうことなんですかねタロちゃんが演出の為とは言え不憫で仕方ない泣
また観るのにはかなりエネルギーが必要なので、もう一度観れるのは残酷なまでに鬱くしいラストシーンか、りょうとアスカのおHomoシーンかりょうの陸上ストレッチシーンしか観れない(笑)ですが、また気づいたことがあったらかきたしていきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
エログロに耐性があってびーのえるの好きな方はデビルマンcrybaby、ぜひご覧ください。
(というか思い出したけど原作マジンガーZ、平成版のリメイクで見直してたけどそういえば救いなかったわ)
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