松下玲子さんってどんな人?小金井市民がインタビューしてみた!(後編)
後編は、都議会議員として政治の世界に入って感じたこと、武蔵野市長としての経験、子育て政策に感じる課題…
そして小金井で最も大きな問題の1つ、はけと野川についても語っていただきました。
前編をお読みでない方は、ぜひそちらもお読みください!
「政治の世界」に入って、いかがでしたか?
女性が余りにも少ない!社会の半分は女性なのに、議員も少なければ、市長や区長などの首長は全国で約2%。98%が男性首長ですよ。議員も市の管理職もほんとに女性は少ない。そういえば当時都議会は喫煙が可能だったため、妊娠中の受動喫煙はすごく大変でした。他にも一般社会とかけ離れているのではと思うことも多々ありました。小さな子どもを抱えて大変でした。政治と生活は密着していないといけないと思いましたね。
都議を2期8年、そして武蔵野市長になられたのですよね。
市長として6年、多くの新しいことに取り組ませていただきました。でも新しいことをやろうとすると必ず抵抗があって、例えば市有地に保育園を作る予定が、近隣住民の反対などがあって私が市長になる前から止まっていたんです。でも私は絶対作るべきだと思って説得を重ねてやり遂げました。やってよかったと思っています。
18歳まで医療費助成もやりました。好きで病気になる子はいません。子どもの医療費しっかり支えたいじゃないですか。
子育ては本当にお金がかかりますよね。
子育て政策は自治体の努力だけでは限界があります。国の制度が必要なんです。
国の誤った政策で自治体が振り回されることをコロナ禍で何度も体験しましたし、健康保険証廃止だって大変なことで、市で抵抗しても止められない。外環道の問題もそうです。これは国政を変えなければと強く感じたのも、市長を経験したおかげだと思っています。
地域の課題や日々の暮らしが政治と深く繋がっているのですよね。そのことが見えてくると、政治が身近なものになってきますよね。
小金井の大きな課題がはけと野川を分断する都市計画道路です。現地を歩かれていかがでしたか。
東京とは思えない自然が残っている奇跡のようなところで、子どもが小さい時に連れて遊びに来ればよかった!都市計画道路をあそこに通したら環境は激変してしまいますよね。人口は減少し里山的自然環境も見直されているのだから、高度経済成長期に作られた計画はいったん立ち止まらなければいけないと思います。道路はここに必要ありません。車優先のまちづくりから脱却、脱皮しないと。これも国の政策の転換が必要です。
政治家に任せたら大丈夫と思っている方も多いと思いますが、任せすぎた結果が今で、政策は歪められて裏金事件も起きるわけです。市民の方ももっと政治に関心を寄せてもらって一緒に変えていきたいです。
今が、「希望の政治」に向けた大きな一歩を踏み出す時ですね。今日はありがとうございました。今が、「希望の政治」に向けた大きな一歩を踏み出す時ですね。今日はありがとうございました。
インタビューを終えて…
松下さんと私は1歳違いでほぼ同世代、そして同じ多摩地域で子育てをしている母同士でもあります。「美術が好き、食べるのも好き」とさらに自分との共通点を見つけ、ますます親近感がわきました。
気さくに何でも話せて、さまざまな問題意識を共有できる人です。こういう人にぜひ国会に行ってほしい。「気づいた人が行動して変えていかないと社会は変わらない」一番印象に残った松下さんの言葉でした。
よこすかゆきえ・はけと野川に魅かれて2009年より小金井に住む。雑誌『民藝』元編集者、市内デザイン事務所勤務。
2回にわたる松下玲子さんのインタビュー記事、ご覧いただきありがとうございました!
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