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夜の散歩が気持ち良い
散歩のはじまり
少し前まで大阪に住んでいた。
地下鉄に乗って通勤していた。
ストレスフルな仕事でもあったので、
退勤の際にはとても解放された気持ちで
帰路に就いていた。
初めのうちはまっすぐに帰宅していた。
でも一つ問題あり
夜の時間帯はひと駅手前が終点も多く
(おそらく車庫があったのだと思う)
たった一駅だけど
次の地下鉄を待っている必要があった。
ある時「歩いて帰ろうかな」と思って実行。
いつもより15分だけ多くかかったけれど、
なんとなく気持ち良いと感じた。
ジョギングが趣味でもあり、
歩くことは苦ではないし。
散歩を始めて、気づいたこと
最初は自宅へ向かって歩いていたけれど、
だんだん遠回りしながら、
(歩くことが目的のように)
帰るようになっていった。
普段行かない道だから、小さな発見もあった。
うまそうな町中華、たこ焼き、立ち呑み。
スーパー、ケーキ屋さんに喫茶店。
下町と言って良い地域だったこともあり、
昼間は賑わっているであろう商店街も歩いた。
素敵な銭湯もみつけた ♪
秋は紅葉、黄葉、落ち葉
冬はきれいな空とイルミネーション
春は夜桜、チューリップ
夏は・・・歩きビールw
散歩の効能
一人暮らしの自分が帰宅すれば、
つい、今日の反省会をやる
失敗を思い出すのだ。
でも、それはあまりよくないらしい。
人間の脳は、嫌なことを引きずるそうだ。
嫌なことほどよく考え、
深く記憶してしまう。
逆に楽しいことは忘れやすいらしい。
どこかの医師がSNSで言っていた。
その日の終わりに
「楽しかったこと」「良かった事」
を思い出すのが脳には良いそうだ。
サラリーマンが飲み屋やスナックで
その日を憂さ晴らしをして帰宅するのは、
(それが好きならば)
精神的には理にかなっているらしい。
嫌なことを吐き出して、
よかった事を思い出す。
(グチを吐いて小さな自慢をする)
コロナの下での仕事
40代になると、仕事の責任も増えてくる。
部下を持ったり、プロジェクトを任されたり。
自分だけが頑張れば
成果が出るような仕事も少なくなる。
チームで仕事することが増える。
部下が成果を出せる仕組みづくりも
仕事になる。
コミュニケーションが大切だと言われる。
しかしこのご時世、直接会うことも少なく、
さらには気軽に飲みにいけない。
飲み仲間とも疎遠になってしまう。
そもそも呑む事が
「非道徳的行為」になったようだ。
ゆっくりと「自分」に戻る時間
そんな時、
「ゆっくりと自分に戻る時間」
が必要だと、夜の散歩は教えてくれた。
大切なことは
「ゆっくりと」切り替わること。
切り替えようとして、
さっと頭を切り替えるのでなく
だんだんと元に戻ること。
自惚れるのだ。
今日の自分を褒める。
なんだって良い。
良いと思った事を思い出す。
最悪、ランチが美味かったで良い。
ゆっくりと公私を切り替わることは
本当に大切。
そう言えば御堂筋を歩いていた頃は、
頭の中にはまさにあの歌が流れてたっけ。
(同じ年代だったら分かってくれる?)
City Hunter "Angel Night" by PSYS
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