祇園祭はユダヤの祭か?
祇園祭とは古代ユダヤのZION祭である。
こう言うと、またトンデモ話かと思われそうだが、以下のような話もある。
8年ほど前にテレビで「祇園祭というのは起源と経過と結果が古代イスラエルのシオン祭と全く同じである。」
と当時の祇園祭鉾町連合会の会長さんで阪大名誉教授でもある深見茂さんが言われた言葉である。
会長さんがこの言葉を発するということにはそれなりの理由があるだろう。
古代イスラエルのソロモン王の時代に疫病が流行り、それを鎮めるための祭がシオン祭であり、
当時聖地エルサレムをシオンと呼んでいたことに由来する。
そう考えてみると共通点があり、謎が解けたりもするだろう。
だがこの投稿をただの日ユ同祖論とは思ってほしくない。
京都の八坂神社は、全国にある八坂神社や素戔嗚尊を祭神とする関連神社(約2,300社)の総本社。
この主祭神は素戔嗚尊・櫛稲田姫命・八柱御子神の三柱の神からなっている。
しかしこれは明治時代の神仏判然令以前は、主祭神は以下の3柱であった。
中の座:牛頭天王 (ごずてんのう)
東の座:八王子 (はちおうじ)
西の座:頗梨采女 (はりさいにょ・ばりうねめ)
牛頭天王は起源不詳の習合神で祇園精舎を守護するとされ、日本では素戔嗚尊と同神とされていた。
頗梨采女は牛頭天王の后神であることから素戔嗚の后である櫛稲田姫命と同一視された。
櫛稲田姫命は方角の吉方(恵方)を司る歳徳神(としとくしん)と同一と見なされていた事もあり
暦神としても信仰された。八王子は牛頭天王の8人の王子であり、暦神の八将神に比定された。
なので現在の主祭神は牛頭天王と習合された「素戔嗚尊」ということになる。
本質的には、この八坂神社の疫病の神様は「牛頭天王」であるということ。
この牛頭天王の、そのビジュアルといえば頭が牛、身体は人間という姿である。
さてこの姿、ギリシャ神話に出てくるミノタウロスそっくりではないか?
ミノタウロスがもし疫病の偶像として造られたならば、ラビリンスの迷宮奥深くに幽閉された意図を考えてみれば、それが牛頭天王として祀られても不思議はないだろう。
それにこの牛頭天王の木像は秘宝中の秘宝。写真さえも公表されていない。これはまさに「疫病なのでオモテに出してはいけない」という観点からも合致するではないか。
おまけにこの牛頭天王の妻は、頗梨采女(はりさいにょ)というからファリサイ人の女ということも考えられる。。
社伝によれば祇園社は、斉明天皇2年(656年)、高句麗から来日した調進副使・伊利之使主(いりしおみ)の創建とされる。
伊利之使主もおもしろい名前だ。イリシスとも読めるが、これはアイシスのことで イシス神という神様は エジプト神話にでてくる。
こんなトンデモない話の展開になっているが、あながち大袈裟でもないようだ。
それは古代史の発見が鍵を握っている。
紀元1世紀にローマで造られたガラス玉が日本の5世紀の古墳に埋葬されているという事実である。
以下が研究PDF
http://nagaokakyo-maibun.or.jp/asset/00032/download/utsukushi1goufun_tama.pdf
長岡京の宇津久志古墳・仁徳天皇陵のガラス玉・正倉院の瑠璃ガラスなどもこれにあたるということ。
今までの歴史観でこれを認めたくない方々もおられるのでこの記事は見て見ぬふりをしている方が多いのではないかと思う。
この事実からすると、聖徳太子がキリストの生まれ変わりであったり、 祇園祭が西洋の影響をかなり受けていたとしても疑う余地は無いということになる。
また最近私が思うには古代からかなりゾロアスター教の影響があったことも考えられる。
ゾロアスター教は「拝火教」とも言い、火が神様であるということ。それに社殿は水辺に建てられて、そこにはアナーヒターという女神が祀られている。
アナーヒターは弁財天なので、八坂のアナーヒターは吉水弁財天だということになる。
八坂神社には白朮祭(をけら)というのがあって一般的には「をけら参り」という。大晦日に「火」をもらって帰り。
釜戸や神棚に供えたという風習もあるが、私が注目しているのは神輿渡行の際、「火によって道を清める」ということ。
八坂神社にはこの「火」を絶やさないことも信仰のひとつであるし、比叡山延暦寺にもまた「不滅の法灯」というものも存在する。
こういう祭の中の何気ない伝承・行事には必ず「意味」があってそのあたりをどう理解していくかが面白いと思う。
もうすぐ7月。
この一か月間、祇園祭のさまざまな行事が行われる。今年はコロナで自粛になるが、各会所の御神体は祀られるであろう。
悠久の時を超えて伝承される事柄を楽しむ季節がやって来る。
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