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子どものアトピー治療|デュピクセント治療に至るまで〜その1

長男4歳のアトピー歴


診断は0歳!?早くない!?

10月生まれの長男。
長女も次女も生後3ヶ月頃までは乳児湿疹、汗疹などで弱いステロイドを処方してもらって塗布していたし、長男も似た症状だったので乳児湿疹だと思い皮膚科に通院していたら、とある先生に生後半年もしないうちに「アトピー性皮膚炎ですね〜」と言われました。
採血とか検査もなく、症状だけで急に言われたのでびっくりしたことを覚えています。
でも、その後の通院でもアトピー性皮膚炎ではないですねと否定する先生は現れず・・・
ステロイドも手放すことができず、増悪と寛解を繰り返していました。

1歳の体は保湿とステロイドでベタベタ

私自身がアトピー性皮膚炎で10歳くらいで症状が落ち着いてきたことや、知識不足のために(今でも十分あるとは言えない)とりあえず保湿をして症状のあるところにはステロイド塗ってたら良いんでしょというような安易な感じで対処していました。
今思えば、この時期がものすごく長いですね。
通院していた先生からも特に何かを言われるわけではなく、薬がなくなったら診察受けに来てくださいと言われるだけだったのも、そうやって対処するしかないと思い込んだ理由の一つかもしれません。

リアクティブ療法からプロアクティブ療法何それ!?な2歳

引っ越しを機に近くの病院に変えました。
新しく通い始めた皮膚科の担当の先生がアトピー性皮膚炎の治療に力を入れている病院出身だったようで、しばらく通院していたら弱いステロイドをだらだらと塗っていても減量したらすぐに再燃するのでリアクティブ療法からプロアクティブ療法にしましょうと変更することになりました。

開始後、徐々にステロイドのランクが上がっていきました。
顔面はミディアム、顔以外の全身はストロングからベリーストロングへ。
一時ベリーストロングでもなかなかしつこい湿疹があったので、ストロンゲストを使用することもありました。
こんなに強いステロイドを子どもに使っても良いのか?と心配になりながらも早く良くなって欲しいと保湿とステロイドの日々でした。

顔は脱ステロイド!!ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬(コレクチム)が導入された3歳

全身はプロアクティブ療法が続いていた3歳(おそらく2歳後半か3歳前半で治療変更があったのだと記憶しています)
少し変化がみられたのが、顔面に対する治療。
ステロイドランクミディアムのロコイドと保湿剤を混合した薬剤を塗布していたのですが、炎症細胞は残ってはいるが症状なしレベルにまで到達したようで、ステロイドからヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬のコレクチム軟膏に変更になりました。
全身の方もステロイドランクストロンゲストを使っていた時に比べるとかなり良くなり、上下肢・胸部・背部は顔面と同様に炎症細胞は残っているが症状なしレベルまで落ち着いていたのではないかなと思います。ステロイドランクベリーストロングを週に1回塗布でした。
ただ、それ以外の腰部・腹部・臀部はステロイドランクベリーストロングを週2回にしたら再燃、2日おきはギリギリセーフかアウト、隔日ならセーフというような状況でした。

なるべくステロイドを少なくしたいという気持ちで上下肢・胸部・背部は顔面と同様にヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬に変更できないか交渉してみましたが、使用量が多すぎるので難しいと却下となりました。

後々調べたところ、

ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬デルゴシチニブ(コレクチム)軟膏0.5%は小児に対して1日あたりの塗布量は5gまでとされている。
副作用として毛包炎・痤瘡・カポジ水痘様発疹症・単純疱疹・接触皮膚炎がある。

小児アレルギーエデュケーターテキスト改訂第4版

軟膏使用量FTUを調べたところ(1FTU=0.5g)顔面・上下肢・全胸部・背部を塗ろうとすると7gを超えてしまう。

それは却下になるよね・・・


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