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もうすぐ20代が終わる人のだらだら独り言日記。

あれ、もうすぐ誕生日だ。

とうとう、20代が終わる。

でも、不思議とどうでもいい。

30歳になった瞬間に何かが変わるわけではない。

思い描いていた30歳じゃないけれど、
なんだかんだで楽しく健康に過ごせている。

本当は25歳までに結婚していて、
30歳は仕事もきちんとこなしていて、
家族と仲良く暮らす。

そんなありきたりな理想を中学生の頃は思い描いていたけれど、
その"ありきたり"な生活を手に入れることがこんなにも難しいとは思ってもいなかった。

相変わらず独身フリーターの親不孝者。

大学卒業後は、正規入社で保育士をしていたけれど、1年間しか続けられなかった。

働くことは好きだった。

でも、わたしには正社員という働き方がどうも合わなかったみたいで、いつの間にか生きる意味を見失っていた。

お金や地位とか、周りからどう見られるとか、何もかもどうでもよくなってしまうくらい。

きっと、正社員として働いていた方が親は安心できたと思う。

仕事を辞めようか悩んでいたわたしに、「自分の人生だから、周りの意見じゃなくて、自分で決めていいんだよ。」と同期が言ってくれた。

その一言で、勇気が出た。
呪いが解けたかのようだった。

自分軸で考えていいんだ。
好きなことしていいんだ。

そこから、とことん好きなことをしてやろう!
と、勢いで前から興味があったカフェのアルバイトを始めて、音楽専門学校に入学。

人生が振り出しに戻ったような気分だった。

そして、出会ってしまった。
マリンバという楽器に。

わたしの"好き"を見つけられた瞬間だった。

ボワーン、と響く優しくい音色。
一気にその魅力に引き込まれた。

自然と元々好きだったイラストを描くことも多くなった。バイト先のカフェでは黒板にイラスト付きのメニューを描くことも任せてもらえた。

少しずつ、本来の自分に戻ってこれた。



10年前の自分を思い返してみれば、
高校卒業間近の頃、廊下を歩きながら音楽の道に進もうかな、とポロッと友人に相談していた。雑誌編集やデザイン関係の仕事にも興味があった。でも、厳しい世界だからという理由で簡単に諦めてなんとなく保育士への道に進んだ。

一周回って今は、音楽の仕事を少しだけど、やらせてもらって、iPadでイラストを描いてSNSで発信するというクリエイティブな趣味を楽しんでいる。新しく観葉植物の仕事も始めた。

保育士の道に一度進んだことも、いい経験になった。子どもたちの前で演奏の司会をする時に、話し方や説明が子どもにわかりやすいと、お褒めの言葉を頂いたりもした。結局は、自分の本当にやりたいことに行き着いていた。何にも間違っていなかった。

これからも、
何があっても自分軸で生きることを大切に。

正しく、誠実に、素直に、真っ直ぐに、
生きていきたい。

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