コーヒー好きがコーヒーを買わない暮らしについて考える。
「今日は気合いを入れたい!」
「まだ頭がぼーっとするから目を覚ましたい!」
とか、気持ちの切り替えスイッチを入れるためにわたしはコーヒーを飲む。
去年はコンビニで数百円のコーヒーをついつい買ってしまうことが多かった。年明けごろ、その溜まったレシートを(確定申告用に全てのレシートをBOXに保管している)眺めて、大反省した。
これは本当に必要な出費だっただろうか。
わたしはあの日あの時、コーヒーを飲まないといけなかっただろうか…。
過去の自分は、コーヒーは苦手で飲むことができなかった。ただの苦くて黒い液体にしか思わなかった。
カフェ店員として働いているうちに、コーヒーの香りが好きになり、1日に何百人ものお客さんが買っていくものだから、自然と飲んでみたくなり、ラテに砂糖を入れるところから挑戦。
「あ、おいしい!」
これが全ての始まりだった。
結果、今では大好きになってしまい、コーヒー本も何冊も買い漁り、各国のコーヒー豆の特徴や焙煎と抽出方法によって味が大きく変わることなどについても勉強もした。
本を買って勉強したことは、お金にならなくとも"知識"の財産にはなった。
しかし、コーヒーは飲んだらもう何も残らない!(当たり前!!)
飲めなかった頃のわたしは、コーヒーに1円たりともお金を使っていなかった。
そう考えると、わたしの人生にコーヒーは必要なものではない。ただ、好きになってしまったから、その欲求に負けて買ってしまう。中毒性があるのも間違いない。
コーヒーを毎日飲める生活に値する額を稼いでいるわけでもない。(その上、200万円ほどの楽器を買うためにコツコツ貯金もしている。)
甘ったれてた。大反省。
マイボトルにお茶を入れて持ち歩くことだけで、どれだけの節約になっただろうか。
だからといって、
好きなコーヒーを1年間我慢して飲まないというのも、返ってストレスになる。
ということで、今年の1月から「コーヒーを買わない暮らし」をしようと決意。
ここでいう、買わない暮らしというのはコンビニやカフェでの1杯数百円のコーヒーのことだ。コーヒー好きレベルも10段階中1〜6レベルくらいの方におすすめしたい内容なので、「豆を挽くことから楽しんでます!!」というような、10を超えてしまうくらいの方は読まないでいただきたい。笑
約4ヶ月間、続けられているコーヒーを買わない暮らし。
それほど大したことでもないけれど、誰かの参考になればとnoteに書き留めておく。
コーヒーを買わない暮らし術
朝の1杯はネスカフェのカプセル式コーヒー
大きめのマグカップでなら、1つのカプセルでXLサイズでたっぷりと飲むことができる。
カプセルは1杯あたり約56円。
牛乳を足してカフェラテにすることもできるので、ラテ好きな方でもカプセルはブラックコーヒーを選択することが個人的にはオススメ。
(牛乳を買いに行ったり、温めるのが面倒であればラテのカプセルを選べばOK)
節約になる上に、コンビニで買うよりもたっぷりと飲める。さらに、味も美味しい。
お昼と夕方のコーヒータイムはインスタントコーヒー
インスタントコーヒーは瓶に入っているタイプのものを使用。
現在、愛飲しているのはこちら。
珈琲問屋のインスタントコーヒー。
特徴はなんと言っても「香り」が素晴らしい。蓋を開けた瞬間、ふわっとコーヒーのいい香りが漂う。
もちろん「味」もインスタントとは思えないほどの美味しさ。
1ヶ月半ほど前から2、3日に1回のペースで飲んでいるが、まだ4分の1ほど残っている。コンビニでコーヒーを買うことを辞めれば、ちょっとリッチなインスタントコーヒーに手を出してみることも楽しめる。
出かける日は、コーヒーマイボトルを持ち歩く
出先では絶対にコーヒーを買わない!
そう決めても、休憩中に頭の中がコーヒーでいっぱいになってしまう。それならば、持ち歩こうではないか。と、最近ではコーヒーを持ち歩くようになった。
今の時期は、先ほど紹介した珈琲問屋のインスタントコーヒーをボトルに注いで持ち歩く。ボトルは象印のミニサイズのものを愛用。
とにかく、保温力がすごい!!
注いでから8時間以上経過してもまだ温かいので、午前から夜まで持ち歩くなんて日も大活躍。そして、洗う時も部品を取り外す必要もないので欠点が見つからない神ボトルだと思っている。お茶とコーヒーを一緒に持ち歩くので、個人的にはミニサイズがちょうどいい。休憩時にだけ飲むようにしている。
コンビニコーヒーを利用しないようになってから節約意識が強まった。
何かを買おうとするときに、一度立ち止まる癖がついた。
今、本当に買わなければいけないものなのか。
大体のものは、この問いに当てはまらないことに気づいた。
最近買ったものは、マリンバのマレット、演奏会用の衣装、友人の出産祝い品、などだ。マレットと衣装はメルカリで安く手に入れることができた。
一つのことを意識しただけで、他のことにも意識が回るようになったのは予想外である。
似たような事例で、ツイッターをアンインスールしてここ1週間ほど見ないようにしている。そうすると、インスタを見ることも自然と少なくなり、スマホを触る時間が明らかに減った。
誰々がどこに行って何をしたとか、友人の近状を知るのが楽しいと感じていたけれど、今は自分に大きなベクトルが向いていて、脳内がすっきりとしている。心も豊かになった。
このことについてはまた別の記事で深く述べてみたい。
来年の確定申告の時期には、きっとコーヒーのレシートがほとんど見当たらないことだろう。