コーヒーを、骨の髄まで楽しみ尽くす。スターバックスリザーブロースタリートウキョウを訪れました。①
日本のスターバックスファンが待ちわびた、いま話題のStarBucks Reserve Roastery Tokyo(スターバックスリザーブロースタリートウキョウ)に足を運んできました。
Starbucks Reserveとはスターバックスの専門テイスターが厳選した、希少で個性的なコーヒーのラインナップのこと。世界66カ国に約2万2千店舗を展開するスターバックスのうち、リザーブ店は1500店舗ほど。
リザーブのロースタリー(焙煎場)は世界に4店舗のみ。昨年2018年12月 4店舗目のニューヨークロースタリーがオープンしたばかりです。
5店舗目となる中目黒の店舗は2019年2月28日にオープンし、一週間ほど経った本日3月8日。朝9時に訪れた時は5分ほど入店待機列に並んだ後(それでも2、3組ほどしか待っていませんでしたが)スムーズに入店できました。
ようこそ!と明るく迎え入れてくださるパートナー(スタッフ)さん、目の前に広がる大きな空間。まるでテーマパークに来たかのように、わくわくとどきどきが止まりません。
世界のコーヒーシーンで高いシェアを誇るドイツの焙煎機、PROBAT。もう一回り小さな焙煎機が1台、3階にも備えられています。
なんと言っても目を惹くのは、店内中央にそびえ立つカッパー色の大きなキャスク。それを木の幹に見立てて、日本、そして中目黒を象徴する桜が舞っています。
このキャスクは焙煎した豆のガス抜きをするための貯蔵庫を覆うためのもの。コーヒーを扱う1階のメインバー、3階のアリビアーモバーへ、ここから伸びる「シンフォニーパイプ」を豆が通り、それぞれのホッパーに補充されます。
コーヒー好きにとって外せないのはやはり1階のメインバー。
バーを囲むようにして、カウンター席が配置されています。目の前でコーヒーが淹れられている様子をじっくりと見られるなんて楽しすぎる。
様々な抽出方法でコーヒーを楽しめる他、ここでしか楽しめないドリンクメニューが豊富に取り揃えられています。
1.ROASTERY CREATIONS
この中目黒ロースタリーでしか楽しめない、コーヒーを様々な角度から味わうことの出来る、いわば創作メニュー。
中でも注目は、Barrel-Aged Cold Brew(バレルエイジドコールドブリュー)。1200円という値段から「高級スタバ」と言われ、話題になっていることもありますが、ウイスキー樽の中でエイジング(寝かせる)するという驚き!ウイスキーを飲んでいるかのような香りと、とろみが味わえるそう。
イタリアのコーヒーバルでは定番のメニュー、エスプレッソとシロップをシェイクして作るShakerato(シェケラート)や、MELROSE-TOKYO(メルローズトウキョウ)という名前のドリンク、モスコミュールからヒントを得たというEMERAKD-CITY MULE(エメラルドシティミュール)など、カクテルを思わせるようなドリンクが多数。
2.FLIGHTS
厳選されたコーヒー豆の個性を様々な抽出方法や、チョコレートとのペアリングなどで楽しむことの出来るメニュー。
1.ROASTERY FLIGHT
3種類のコーヒーの飲み比べ。抽出方法を選ぶことが出来ます。私はこれをMOD BAR Pour Overという抽出方法で注文。
2.ROASTERY FLIGHT with CHOCOLATE
green bean to bar CHOCOLATE(中目黒に店舗がある、ローカルのお店を起用するのがさすがです…)のチョコレートとのペアリングを楽しめる、3種類のコーヒーの飲み比べ。こちらも抽出方法を選ぶことが出来ます。
3.BREW COMPARISON FRIGHT
こちらは抽出方法による違いの飲み比べ。クローバーと、その他の抽出方法を1種類選び、2種類のコーヒーを飲み比べます。
▼ 選べる抽出方法はこちら。▼
・CLOVER
「バキューム・プレス」と呼ばれる、独自の抽出方法を搭載したドリップマシン。コーヒーに適度な蒸らしを加え、一気に吸い込み抽出。香りをいっさい逃さない絶妙なコーヒーを創り上げます。金属フィルターを使用するため、コーヒーのオイルまでダイレクトに味わえるのが特徴。
(※写真を撮り忘れたので、シアトルのリザーブロースタリーの写真を。こんな四角いマシンです。)
・MODBAR Pour Over
こちらも全自動のドリップマシン。湯量や時間、湯の線の太さなどすべてを細かくプログラミング出来るようになっています。
アメリカではこのようなマシンの導入が進んでいます。特に先を行くコーヒーショップではなおさら。日本ではハンドドリップが主流なので、まだまだお見かけしません。
ちなみにModbarというのは全自動のドリップマシンではなく、カウンターと一体型になったコーヒーマシンを指します。なのでPour Over以外にもエスプレッソマシンもあったりします。(BMWのショールームとコラボしているDean & Delucaに、日本ではやっと2018年に導入されました。)
MODBARのPour Overが楽しめるのは日本のリザーブ店ではここだけなので(国内のコーヒーショップとしてもめずらしい!)私はこちらの抽出でコーヒーをいただきました。
・Coffee Press
いわゆるフレンチプレスのことですね。コーヒー豆が秘めている本来の風味を味わうことができます。粗目のメタルフィルターなので、コーヒーオイルまで抽出されるのが特徴。
・Siphon
まるで科学の実験かのようで、視覚的にも楽しめるサイフォン。ランプの熱でお湯がさざめきロートと呼ばれるガラスの中をコーヒーが踊るドラマチックな抽出方法。香り立ちのいいコーヒーができあがります。
・Chemex
ケメックスとは、ドリッパーとサーバーが一体になった抽出器具のこと。ニューヨークのMoMA美術館にも展示されているほど、美しく完成されたデザイン。ドリッパー部分が深く、粉の層が厚くなるので、コクのある味わいに。
3.ESPRESSO BEVAREGES
もちろん、カフェラテやアメリカーノなど定番のメニューも楽しめます。
メニューはこちら。
・Espresso Doppio(ダブルショットのエスプレッソ)
・Espresso Con Panna(エスプレッソ+ホイップクリーム)
・Espresso Macchiato(エスプレッソ+少量のミルク)
・Caffe Americano(エスプレッソ+お湯)
・Cuppuccino(エスプレッソ+フォームミルク多+スチームミルク少)
・Caffe Latte(エスプレッソ+スチームミルク多+フォームミルク少)
・Cortado(エスプレッソ+同量のミルク)
・Dark Chocolate Mocha(エスプレッソ+スチームミルク+チョコレートシロップ)
エスプレッソをしっかりと楽しめるようなラインナップになっています。
エスプレッソマシンは、VICTORIA ARDUINO(ビクトリア アーデュイノ)社のブラック・イーグル。数あるエスプレッソマシンの中でも最高峰のものです。
通常のスターバックスの店舗ではスイス製の「マストレーナ」というメーカーのマシンを使っています。ドージング(挽いたコーヒー粉をポーターフィルターに入れること)から抽出まで全てを全自動で行ってくれます。
いくつかのリザーブ店ではブラックイーグルを使用しているそう。ちなみに色が黒いからブラック・イーグルという名前なのではなく、通常はシルバーです。特注品なんだろうな、ロゴも入ってかっこいい。うっとり。
ドリンクの出来上がりをこのランプの下で待つのですが、次から次へと出てくるドリンクに目を奪われます。
さて、次は2階のTEAVANAへ、と思ったのですが、予想以上に長くなってしまったので、続きは次の記事で。ちなみにまだ1階メインバーにしか触れていませんが、4階までありますからね…ボリューミーな連載になりそうです(笑)
ちなみに、先に投稿する予定だった写真があるにも関わらず、興奮冷めやらず、私のコーヒーInstagramでも #スターバックスリザーブロースタリー東京 の写真を連日更新中です。ぜひ御覧ください。
STARBUCKS RESERVE ROASTARY TOKYO
営業時間:7:00~23:00
住所:東京都 目黒区 青葉台2-19-23
電話番号:03-6417-0202
お役に立ったら、いいね♡ボタンを押していただけると嬉しいです!