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はじめてのシアトル。 行っておきたい、街を代表するコーヒーショップ
このnoteは「雨の日を待ちわびて。コーヒーを心ゆくまで楽しむ、アメリカ・シアトルの旅」マガジンの1記事目です。
いつもなら少し憂鬱になる雨の日も、シアトルでなら待ち遠しく思える。
今日はあのコーヒーショップでゆっくりしようかな、なんて。
雨の多く降る街で優しく過ごすために、コーヒー文化が発達したのではないでしょうか。突然雨が降り出してもちょこっとそこまで走れば、カフェにたどり着ける。天井の高い店内に、ゆったりとしたソファ、馴染みのバリスタ。まるで家で過ごすのと同じように、シアトルの人たちはカフェでの時間を大切にしています。
もちろん、すてきな観光地もたくさんあるけれど、コーヒーショップに行けば、きっと、たちまちシアトルの街を好きになるでしょう。
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初めてシアトルに降り立ったら。あなたに行ってほしいカフェがあります。
1. La marzocco cafe & Showroom
シアトルのランドマークであるスペースニードルや、タコマ出身のチフリーのガラス美術館、ポップアートミュージアムなどが集まるシアトルのカルチャーが凝縮された公園内に、ラ・マルゾッコカフェ&ショールームがあります。
ローカルのラジオ局KEXPに併設されており、レコード販売ブースもあり、例に漏れず、シアトルの雰囲気をカルチャーごと楽しむことができるカフェ。
ラ・マルゾッコは、世界的にも高いシェアを誇るイタリアのエスプレッソマシンメーカー。アメリカ支店はシアトルのバラードという地域にあることもあり、シアトルのコーヒーショップはほとんど彼らのエスプレッソマシンを使っています。彼らのカフェとしての唯一の店舗をここシアトルに開いたのもうなづけます。
このカフェの面白いところは、世界中のコーヒーロースターの豆を月替りで紹介しているところ。2019年6月には東京のONIBUS COFFEEさんも取り扱われていました。シアトルを訪れる度、足を運びたくなるカフェです。
(イタリアのDitta Artigianale)
月初めにはローンチパーティが行われ、数日間はそのロースターのバリスタさんが店頭に立ちますが、その後はマルゾッコのバリスタさんがその店の味を受け継ぎます。
マシンのショールームを兼ねているので、実際にエスプレッソマシンを試すことの出来るブースもあります。
フィーチャーされているロースター、ラ・マルゾッコともにグッズがたくさん取り揃えられていて、コーヒーファンにはたまりません。
La marzocco cafe & Showroom
472 1st Ave N, Seattle, WA 98109 USA
Weekdays: 7:00-18:00
Weekends: 8:00-18:00
--- Website
--- Instagram (@lamarzoccocafe)
2. Original Starbucks
シアトルと言えば、スターバックスコーヒー発祥の地として言及しないわけにはいきません。1971年に創業した当時は現在のようなカフェとして営業していたわけではなくコーヒー豆を焙煎し、近所のレストランやカフェに卸していたそうです。
スペースニードルから歩いても行ける、パイクプレイスマーケットの通りに第一号店があります。小さなお店ですが、いつも大行列。
この店舗限定の特別なメニューがあるわけではないのですが、ここでしか買えないオリジナルグッズは要チェック。茶色いロゴがクラシカルでかわいいのです。
実を言うと、私は熱狂的なスターバックスファンというわけではないのですが、国を越えて人をつなげ、幅広い世代がバラエティに富んだシーンでコーヒーを楽しむ、現代のコーヒーカルチャーを作ったのは間違いなくスターバックス。すべてがここから始まったんだと思うと、胸が熱くなる思いです。
私もシアトル系コーヒーショップと言われるカフェで働いていたことがあるので、スターバックスがなければ、きっとこんなにコーヒーを好きになっていなかったでしょう。
Original Starbucks
1912 Pike Pl, Seattle, WA
Everyday: 6:00-21:00
--- Instagram (@starbucks)
3. Starbucks Reserve Roastery & Tasting Room
スターバックス好きならこちらも外せません。東京は中目黒にも出来た「スターバックスリザーブ」のロースタリー。これもシアトルの店舗が世界第一号店です。パイクプレイスマーケットから伸びるパイクストリートを登っていくとあります。(が、とてつもない勾配の坂なので、歩いていくのはしんどいかも…)
1920年築の画材店と自動車工場を改装して作られた、古い外壁が印象的な白い建物。
Reserve(リザーブ)というのは、スターバックスの専門テイスターが厳選した希少で個性的なコーヒーのラインナップのことで、それを取り扱うReserve店は世界中に1500店舗ほど。その店舗に、このシアトルのリザーブロースタリーで焙煎した豆が出荷されているんだとか。
Mixology Barと言われるコーヒーカクテルを楽しめるバーがあったり、 イタリアのベーカリーPrinchの食事を楽しむことが出来ます。
世界中のスターバックスファンが集まるだけあって、常に活気に満ちた店内。1号店の後にこちらを訪れると、50年近い歴史を刻んだスターバックスの進化を感じることができ、今度はコーヒー界にどんな変化をもたらしてくれるのかとわくわくします。このロースタリーはまさにコーヒーのテーマパーク。
ここでも店舗限定のグッズがたくさんあるので要チェック。
Capital hill(キャピタルヒル)とはこのロースタリーのある地域の名前で、セレクトショップや美味しいレストランが並ぶおしゃれな地域。(私はロースタリーの目の前にあるSix Armsというビールバーによく行っています。笑)
ローカルのショコラティエ FRAN'S とコラボレーションしたチョコレートはもちろんここでしか購入できないので、おみやげにもぴったりです。
Starbucks Reserve Roastery & Tasting Room
1124 Pike St Seattle, WA 98101
Everyday: 7:00-23:00
--- Website
--- Instagram (@starbucksreserve)
4. Lighthouse Roasters
明るくユニークなフレーバーを楽しむのが昨今のコーヒートレンドですが、ライトハウスロースターズはいわゆるコーヒーらしいコーヒー、ダークローストの味わいを守っています。1993年に創業し、シアトルの中では老舗といえるロースターです。
日曜日の朝10時。途切れることなくお客さんが訪れ、長蛇の列をなします。
まるで自分の家のリビングルームかのように、新聞を読んだり、家族と軽い朝食を摂ったり、近所の人に会えばテーブルをくっつけて話しだしたり。外のベンチでは犬たちも仲間たちとたわむれています。
また、ローカルアーティストの作品を月ごとに替えて店内に展示したり、ローカルミュージシャンのライブを開催していたりと、カルチャーとの結びつき、地域との結びつきが強く、シアトルのコーヒーショップを色濃く表しています。(私もご縁あって2018年夏にコンサートを開催させていただきました。)
観光地からは少し離れた住宅街の中にあり、シアトルの人たちがどんな風にコーヒーショップで過ごしているのかを覗き見ることが出来る場所です。
Lighthouse Roasters
400 N 43rd St Seattle WA
Weekdays: 6:00-19:00
Weekends: 6:30-19:00
--- Website
--- Instagram (@lighthouseroasters)
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今回紹介したコーヒーショップをGoogle Mapsのリストにまとめました。ご自身のマップに追加して、シアトル旅行の際に活用していただけたら嬉しいです。
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「雨の日を待ちわびて。コーヒーを心ゆくまで楽しむ、アメリカ・シアトルの旅」マガジン、今後の更新予定はこちら。
1.はじめてのシアトル。
行っておきたい、街を代表するコーヒーショップ(今記事)
2. いま注目のコーヒーロースター
3. シアトルさんぽ中に寄りたい、気軽なコーヒースタンド
4. 絶対オーダーしたい、こだわりスイーツが美味しいカフェ
5. 隠れ家的本格派コーヒーショップ
6. これであなたもシアトライツ?少し足を伸ばしてカークランド、レドモンドへ。
7. カルチャーと結びついた、ふた味もおいしいカフェ
8. シアトルのコーヒーライフを支えてきた老舗
9. おしゃれして訪れたい、カメラマンごころもくすぐるコーヒーショップ10. コーヒーショップめぐりモデルコース①
11. コーヒーショップめぐりモデルコース②
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