先日、取引先で大変お世話になっている企業様からクラシックコンサートのご招待を受けオペラシティにイベントを見に行った。
オペラシティには何度かクラシックを見に来ているはずなのだが、入口の記憶しか残っていない。「今回もそうなったらどうしよう」と心配しながらソワソワしながら入ったが杞憂であった。
テーマは雅×弦というというイベントで雅楽の東儀さん、ヴァイオリニストの川井さん、そして東京フィルカンパニーという不思議で豪華な顔ぶれだ。
笙という楽器を初めてまじまじと聴いたのだが、これがすごい。
パイプオルガンは笙がヨーロッパに伝わってできたものと言う説があるそうだが、その2つを同時に聞けるのはなんて贅沢なんだろうか。
雅楽の歴史を紐解くと1200年前より、オーケストラは18世紀からと考えると長い年月、文化を守り続けた人たちがいてこの東西の融合を目の当たりにしているわけだ。
「人間ってすごい。」
話は変わるが、とある建築の先生に会社名の話をした時、君の会社は文化と文明の融合なんだね、と言われたことがある。
matsuri =文化
technologies=文明
と初見でこれを言い当てられ衝撃を受けた。
元々そんなつもりでつけた名前ではないのに、会社名が指し示していたのは、当初からの会社のコンセプト「テクノロジーが行き渡った世界で人間はどう生きるか」だったわけだ。
名は体を表すというが、今回は逆で体は名を表していた。偶然だ。
文化と文明の両方の側面(名前だけかもしれないが)を持つ我々が人類の連綿とした営みに対しどのような役目を果たせるのか。
その役目を見つけるため、頂ける可能性を増やすため、明日からも頑張ろうと思う。