初恋の悪魔を見ている

今期のドラマは六本木クラスと
初恋の悪魔を見ているのだが、
六本木クラスは平手友梨奈ちゃん(推し)が
ただただかわいい…すき…としかならないので
置いておいて、
初恋の悪魔の5話までの話がしたい。


坂元裕二さん脚本ミステリアスコメディー?!
とカルテット大好きな私は
始まる前から期待しかなかったけど、
やっぱり毎話ごとにどんどん面白い。


前置きが長くなってしまうが
坂元裕二さんのドラマは名ゼリフの宝庫で、

最高の離婚の
「妻は鬼嫁になるか泣く嫁の2択しかない」とか
カルテットの
「泣きながらご飯食べたことある人は生きていけます」とか
とわ子の
「人の孤独を埋めるのは愛されることじゃない、愛することだよ」とか

他にも語り尽くせない
胸をズキュンズキュンうたれる言葉ばかりなのよ…。

あるある!分かる!共感!みたいなセリフを
めちゃめちゃ散りばめているので、
クサい台詞もトンデモ展開も意外とすっと受け入れて楽しめちゃうのが坂本先生のドラマの好きなところ。 


そして初恋の悪魔にも名ゼリフがばんばん登場している。

大賀くん演じる馬淵の
「負けてる人生って誰かを勝たせてあげる人生です。最高の人生じゃないですか」とか。
世間のいうエリートコースとやらから
完全に外れて生きてきたし
何をやっても不器用、上手くできなくて
言わゆる勝ち組といわれる人達に
苦手意識のある私にはなんだか残る言葉だった。
(勝ち組という言葉はなるべく使いたくないけど)


でも普遍的な自分が虚しくて
人と比べてしまって
自分のつまらなさに絶望する。
2話で隠していたお兄さんに対する嫉妬や、
悔しい思いを泣きながら話す大賀くんの迫真の演技は忘れられないなぁ。

凡人から見たエリートや天才って
手が届かない輝かしいものに見える。
でもこのドラマはその天才(変人?)からの視点も描いていて。

林遣都さん演じる鹿浜は推理マニアで
凶悪犯罪愛好家。
子供の時から周りから気持ち悪いと言われて
育った彼は、他人を拒絶して生きるようになる。

理解してもらえない孤独。
でも馬淵、小鳥、摘木と出会った鹿浜は
不器用ながらどんどん心の扉を開いていく。

5話の名ゼリフ
「自分らしくしてれば、いつかきっと未来の自分が褒めてくれる。“僕を守ってくれてありがとう”」
と子供の時の自分を抱きしめる鹿浜のシーンは、
あぁ、良かったね…と感情移入して涙腺崩壊。
周りに合わせて自分を押し殺すのは苦しいし、
人と関係を築くのは傷つくかもしれないから
とても怖い。
でもその怖さを飛び越えないと
人の優しさに触れられないんだよなぁ。

優しさを受け入れて
みんなでカラオケに行く流れは
笑いながら泣けるという
このドラマの中の一番好きなシーンでした。


5話までが1章らしいので
ワクワクしながら2章の始まりを待つ。
楽しい土曜日をありがとう!

毎話行われる自宅捜査、
合間合間のコメディーを挟みつつ
恋愛模様や人間ドラマ
俳優さんひとりひとりの演技が合わさって
どんどん厚みが出てくる面白さ。


2章から満島さんが出てくるらしいし(嬉)
もう間違いないでしょう…!!


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