【感想】スピルバーグ版ウエスト・サイド・ストーリー〜26歳平和ボケした女には前作は古典だった、スピルバーグ版新訳のおかげで理解できた〜
公開前は「なんで今更?」という声も聞かれましたが、公開されてからは割と好印象みたいですね。
私も仕事がバタバタして見に行けていなかったのですが、先日やっと見に行くことができました。
感想一言「ちょっとくどすぎるところもあったけど、彼らがいがみあっている理由がやっと理解できた、それがわかったおかげでめちゃめちゃ良いミュージカルだったことがわかった」です。
前作ウエストサイド物語は言わずと知れた名作です。ミュージカルオタクの私としては何回も見ようと試みました。最初のシーンからして無理なんです。今から見るとオシャレなんですよ、けど最初のシーンで音楽も面白くないし(もちろんマリア、トゥナイトは名曲ですよ、なんですけどそこまで辿り着けなかったんです)、ダンスも良くわからない(今から見返すとバレエというかこれがダンスで表現する物なんだな、と思うんですけどね)てか2つの団が対立しているという前情報だけどどっちがジェッツでどっちがシャークか分からない、、、ストーリーが分からないぞ、となって挫折していたんですよね。最近なんとか全部見れたんですけどなんでジェッツ団とシャーク団があそこまで憎み合っているのかが(背景知識がない故に)分からなかったんですよ。
スピルバーグ版では前作とは違ってプエルトリコ系はプエルトリコ系の俳優を使用しています。どっちがどっちの集団か分かりやすい。さらにセリフが多くて白人系、プエルトリコ系それぞれの抑圧された感情とか、行き場のない絶望感とかそれ故に自分達の領地に対する思いが強いっていうことが分かりました。
前作のウエストサイド物語は私にとっては古典だったんだな、と。スピルバーグ版の新訳が出たおかげで理解できるようになりました。
長くなりそうなんでとりあえず今日はここまでにします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?