IELTSを受験してみた。結果がこれ・・・。
Hi Mat’s up?
先日IELTSを受験してみました。今日はその結果と反省を紹介します。
受験をして分かりましたが、英検より遥かに優れたテストだなと。一回の受験料が27,500円なのでそうでないと困るのだけど(苦笑)
特にスピーキングにおいては授業で使えるトピックばかりで非常に勉強になりました。とりあえず、IELTSの良さ(授業に使えるという観点で)は今度紹介します。
今回は結果と反省を公表します。(2023年5月5日受験日・現在)
結果をわざわざ公表するか否かは迷いましたが、38歳のおじさん教員がとりあえずチャレンジしている姿を晒していこうかなと思います。
おっさんのチャレンジが卒業生含めて教え子の刺激になれば幸いだし、今後受験をしたりするときの参考値になれば良いかなと思います。
ネットに記録しておけば、今後の自分自身モチベーションの維持や向上にもなるかなと期待してます。
で、とりあえず結果はこちら
↓↓↓↓↓
テスト前の目標点(カッコ内:テスト後の予想点)は 以下の通りです。
L:6.5 (6.0)←一番低いと予想
R:7.0 (6.5)
W:6.5 (7.0)
S:期待を込めて8.0 (6.5)
Overall 7.0 (6.5)
全て目標点&予想点よりと同点もしくは上回る結果に!
私のバンドスコアとそのレベル
Overall 7.5って実際どのくらいのレベルなんでしょう?自分も受験するまではよく分からなかったし、とりあえずIELTSを専門に教えられているこちらの企業の情報を参考にしてみました。(以下、リンク)
ルーク先生いわくOverallの7.5は
TOEIC(L&R):950-990
英検:1級(余裕を持って合格)
TOEFL iBT:105点前後
らしいです。
おお!TOEICもしばらく受けてないけど950以上は取ったことがないな!
英検1級も合格してるけど余裕で合格か!
いいじゃん!
また、IELTSの運営も行なっているBritish Councilの直接の情報(以下のリンク参照)によると、英国の大学(院も含めて)が求めるIELTS の基準も分かります。
個人的にはまだまだ英語力を伸ばし足りないですが、現時点で英国大学の最高峰であるOxford大学の大学院の最低水準はクリアできたみたいなので、決して悪くない数字ですね。
試験を終えて
でもまだまだ伸びしろありそうなので、記憶が鮮明なうちに技能別にテストの感想含め反省を以下に記します。
あくまでもこちらは個人の感想あり備忘録なので、何も参考にならないと思いますが、何かしらの情報が受験者の参考になれば幸いです。
反省① 【Listening】
目標点:6.5
テスト後の予想点:6.0
結果:8.0
上の予想点にもあるように、正直、Listeningは一番手応えが低かったです。2点ほどを特筆するならこちら。
①紛らわしい(引っ掛けに来ているであろう)箇所でリスニングでなく、選択肢などを読むためのリーディングに注意を向けてしまったこと。初のPC受験で操作にも気を取られたのも些細なことですが影響はあったかなと。
→受験者にはPC受験の模擬が無料で受けられるので練習をお勧めします。あるいは、簡単な説明動画を見ておくと、操作に混乱しないと思います。
②確かめの際に、単語のコロケーションに違和感を感じましたが、スペルしか確認してなかったのでそれが命取りに!
PCの画面が時間により強制終了になった時に改めて冷静になり初めて間違いに気付きました。
具体的には、accounting (department) のところをaccount (department)にしてしまいました。
→ 確認時間をくれるので、しっかり見ましょう。過去に受けた英検やTOEICなどの資格試験のリスニングテストの形式がマーク試験だったからか、「リスニングなんて確かめをしても変わらないだろう」と自分はこの確認時間を少し軽視してました。IELTSは筆記形式なのでこの確認の時間が結構貴重です。当然ですが人間はミスをしますので0.5点を左右することもあると思います。私の場合SaturdayがSatdayとタイプしていた箇所もあったので本当によく見ましょう。
個人的には試験を受けて分かったことも多かったのですが、手応えはリスニングが一番低かったです。しかし結果としては模擬テストの点や予想点よりも良かったのはスペルや番号なんかは手書きよりコンピュータ受験の方が遥かに処理がしやすかったのもプラスに働いた要因かなと。
反省② 【Reading】
目標点:7.0
テスト後の予想点:6.5
結果:7.0
リーディングは2回分ほど模擬テストをしましたが、今回は正直一番難しかったです。
テストの形態としては珍しく大問1が一番苦戦しました。
「読むこと」に関しては色々なデータでも証明済みですが、デジタルとペーパーではペーパーの方が情報処理も早く、記憶にも定着しやすいというのがあるので単純に媒体の問題かもしれません。デジタルだと情報量の全体像が掴みづらいし、(PC上でも可ですが)印も付けづらいので、大問1ではアジャストに時間がかかったのかもしれません。
幸い思ったより早く終わったので、いくつか曖昧な箇所があったのですが(特にT・F・Not Givenの箇所)、大問1に戻っていくつか修正したのでリーディングは目標点に達することができました。
反省③ 【Writing】
目標点:6.5
テスト後の予想点:7.0
結果:7.0
まず反省の前にですが、コンピュータ受験の恩恵を一番受けるのがWritingです。理由は主に以下の通り。
①ペーパー受験よりも消したり追記したりなどの修正が圧倒的に行いやすい!
②語数のカウントが見れる!
ということでライティングは圧倒的にPC受験がおすすめです。
それではTask 1の反省点から。
今回は、《缶およびペットボトルの炭酸水の製造から輸送までの過程》を説明するものでした。
Task1を終了した際に、指定語数の150語以上には足らず149語だったのですが、PC受験のおかげで語数確認ができたのですぐにいくつか単語を足せました。
時間配分ですが、開始すぐにトイレに行ったので、入退室の処理時間(パスポート確認・指紋認証を退室・入室の際にします)含め2分くらいの時間をロスしました。
Task1は17分で処理する練習してたというのと、PC処理はのメリットも合わさり全体としてトイレ時間含め何とか練習通り17分で処理できました。
→Task2に時間をかけるべきなので、推奨されている20分ではなく17、18分程度を目標に練習することをお勧めします。
英語の技術的なところを述べるとすると、パラグラフのconnectorsとして、To begin with, 〜. Next, 〜. Then,〜. Finally〜.の本当に誰でも書けるもので表現してしまったっため(英語の初中級者はそれでOKですが)、練習でやっていたAs a completion of the process of the production(この製造過程の完成として)などのもっと高度&おしゃれな表現を使えてればもう少し点は上がってたとのかもしれません。
しかし、Task1は受験者なら知っていると思いますが、Task2の点の半分なので「指定語数以上で目標時間内で終わらせる」のがゴールだったので、良しとします。
続いてTask2。お題は、
250 words以上で書かなければいけないのですが、練習だと全然時間が足らなかったのに、PC処理だったたのと練習の成果も合わさり、良いか悪いのかトータル語彙数は354語でした。(めっちゃ書いてしまった笑)
Task 1の時間の余剰時間のおかけで余裕があったし、語数の条件も大きくクリアしていたので、情報を足さずに少し表現を高度にしたり、細かい文法ミスがないかなど見直しをしたりすれば良かったなと、テスト終了後の帰りの電車で激しく後悔をしました。
ただ、練習だと書く時間がオーバーしたり、意見がまとまらなかったりで、受験前の目標バンドスコアは6.5だったので、今回に至っては7.0ならおおむね満足です。
反省④ 【Speaking】
目標点:8.0(←期待を込めて)
テスト後の予想点:6.5
結果:7.0
最後にスピーキング。特にスピーキングにおいては、自分でいうのもなんですが一番高得点が狙えると思ってました。故に直前まで対策をせずに、ライティングなど他のスキルに時間をかけてしまったのが今回の敗因です。前日の寝る前と当日の朝、妻にランダムに質問を20トピック×5問でQ&Aの100本ノックをやってもらいましたが、完全に準備不足。。。。
自分の得意分野であるレスポンスは早く行えたのですが、2分間スピーチやDiscussionで緊張して簡潔にまとめすぎたりと使いたかった表現がたくさんあったのに幼稚な言葉を使ったりで散々でした。
特にDiscussionでテクノロジーの負の側面を述べる箇所は、もっと高度なレベルで話が展開できたなと。好きなトピックだったのに。本当に後悔です。
でもあの程度で7.0が取れるなら練習次第では正直もう0.5は上がりそうかもと思う出来でした。
とはいえどSpeakingでバンドスコア8.0は目指したいですね。個人的にはライティングを鍛えてコンテンツを作る力とおしゃれな語彙を日常的に使って定着させれば希望が持てるかも?もちろんスピーキングならではのSpoken Englishのバリエーションももう少し増やしていきたいと思います。
いずれにしろ、もう少しトレーニングが必要です。
しかし、今回に関しては、たとえ会心の出来だったとしても他のRとWが7.0なので今回のOverallには影響しませんね。
以上、長々と個人の反省(言い訳?)を書きましたが、何か参考になりましたか?
(個人的過ぎてならない!)
初IELTSの受験及びそれに向けた勉強は英語学習者としても教員としても非常に貴重な経験でした。
経験値がアップしたことで自身にもつながるし、今後のモチベーションも上がりました。あなたがもし英語学習者、もしくは英語教育従事者の方なら、ぜひ機会を作って受験を検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで一読していただきありがとうございました。