アメリカという自由の王者の敗北は、僕たちに自由の礎を築くための残り時間が少ないことを警告している
アメリカの議会が襲撃された。自由の象徴であり自由の王者だったアメリカで、そのシンボルの一つが自由とは真逆の人々に占拠されたのだ。
ベルリンの壁が壊された日に、世界は自由が席捲したはずだった。しかしたった30年でその世界が再び変わろうとしている。僕らは、大きな転換点の岐路にある。
いまアメリカで起きていること、そして世界で起きていることが元に戻るとは思えないし、不可逆的に変化が起きていく気がしてならない。香港問題、コロナ禍、そしてアメリカの議会占拠と、自由とかけ離れた事象が次々に起こっている。
日本も例外ではない。自由の格差は拡大する一方だ。埋めることが容易ではない歪があちこちにできている。
歪の存在には気付いていたのに、ツギハギやパッチワークでごまかしながらやってきた。でももう、どうにかなるレベルを超えようとしている。
そして、そこにコロナ禍が畳みかけている。移動や集まりが制限され、働くことを制限されてしまう業種すらある。自由の格差がさらに大きくなってしまっている気がしてならない。
世界と同じように、僕らも岐路に立たされている。進む先に自由はあるか。
この先にあるものを照らすために、僕ら自身が確かなコンパスとライトをもって、覚悟をもって進まなければならない。もうそんな時期に来てしまったんだ。時代は僕らを待ってくれないのだ。
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