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8 夜鳴き、ひとり遊び

生後1か月が過ぎ、ちょっとはこれまでの赤ちゃんっぽさが消えて普通の「子犬」になってきた。短くチョンと伸びていた尻尾も伸びてきてカールしている。体も一回り大きくなり、椅子のキャスターの下にもぐり込む事もできなくなった。キャンキャンと言う鳴き声に時々「ワン」と言う音が含まれるようになった。その声で夜中に何度も起こされる。近所迷惑でもあるので、その都度、疲れるまで遊んあげて寝かしつける。夜中いっぱいそれを繰り返し、翌朝はこちらが疲れ切っている。

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子犬は生後2カ月ぐらいまで母犬や兄弟犬と遊ぶ事によって社会化が為される。適切に社会化が為されないと吠えグセや噛みグセのある犬になってしまう。生後2週間で母犬が死んでしまい、兄弟とも引き離されてわが家に来ざるを得なかったちょっとには、弟犬や母犬の代わりになる存在が必要なのだった。つまりその役割を私が負っている。


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