1 話は前に進んでいるか?
私は現在、本業のICTの仕事とは別に2つのNPO法人の事務局業務を担っていて、NPO理事長の漠然とした思いを技術をもって形にする、それが私の仕事だ。ちょっとカッコよく言いすぎた。
もともと私はコンピューター技術者で、パソコンを扱ってする作業なら他の人がするより効率良くする事が出来る。趣味と実益を兼ねてデザインも突き詰めて勉強した事があり、文章だって中学時代から小説を書いてクラスで回し読みをさせたり、大学時代は同人誌を作ったりと、それなりの心得はあるのだ。だからある程度のクォリティーの文書作成やポスター制作、冊子を作る事などはワンストップでおこなう事が出来る。つまりは事務局向きの人間なのだ。
加えてここ10年ほどは「話を前に進めること」をテーマに実践の中で様々な試みを繰り返して来た。生活の中でも、思ってはいても中々実行する事が出来ない事など多いのではないだろうか?
スケジュールを尋ねると「わからない」と言う知り合いがいる。わからないのではなく彼はスケジュールの立て方そのものを知らないのだった。まったく前に進まない話はじれったい。方法を知らないばかりに思いを形に出来ない事は損なのだ。
・・と言う事で、次週からはスケジュールの立て方を始め、これまで試みて来た様々な「話を前に進める方法」を私自身の備忘録も兼ねて、堅くならないように注意をしながら綴って行きたいと思っている。