
恒岡章さん、どうか安らかに。
「ハイスタ」の愛称で知られるロック・パンクバンド【Hi-STANDARD】の恒岡章(つねおか あきら )さんが亡くなった。
ハイスタを知ったのは高校一年生のとき。
友人が聴いてて、その影響で知った。
正直めちゃくちゃ聴いてたかというと僕はそこまでなんだけど、友人はハイスタの影響でドラムを始めていた。
僕もギターをやってるので少しぐらいは弾いたこともある。
当時、友人はお父さんと2人で暮らしだったんだけど、お父さんは病気だったしスタジオに行くお金も無いしで、ひたすら自分の太ももをスティックで叩きながら練習していた。
毎日太ももがアザまみれになっていた記憶がある。
僕は高校を辞めちゃったので友人としばらく会うことはなかったんだけど、そこから約10年後に再会することになった。
「まだドラムしてる?」
『してるよ。ギターは?』
「してるよ。」
って感じで、お互いにまだ音楽を続けていることを確認し、せっかく会うならとスタジオに行くことになった。
何をやるわけでもなく1時間ほどセッションした。
10年も経つとお互い音楽の好みも演奏も変わっている。
友人は、驚くほど格好良いドラマーになっていた。
僕は完全に彼のドラムに魅了された。
お互いがお互いに興味を持ち、すぐにバンドを組むことになった。
1年ほど活動を続け、その後友人はプロを目指して東京に行った。
バンドは解散したけど、僕はその友人をずっと応援してる。
もう東京に行って12〜3年経ってるんかな。
今もまだ音楽で食えるほどでは無いらしい。
実力は申し分ないけど、「表現」というのは上手さだけが評価や人気に繋がるわけでは無い。
そこはアートにも似たところがある。
上手い絵だから売れるわけでも無いし、それだけで世間が見つけてくれるかというと そうでもない。
それでも友人はドラムを続けているし、夢を無くしてもいない。
今もドラムに熱狂している。
もう一度言うけど、僕は友人のドラムに魅了されている。
彼のドラム捌きが大好きだ。
だから友人にドラムをやる切っ掛けを与えてくれたHi-STANDARDの恒岡章さんに心から感謝している。
Hi-STANDARDは多くの若者に夢と希望を与えたと思う。
恒岡さんが亡くなっても、恒岡さんが与えたものが消えるわけでは無い。
Hi-STANDARDを聴くとあの頃の記憶が蘇る。
沢山の熱狂を与えてくれてありがとうございます。
どうか安らかに。
@yuki___matsuoka Hi-STANDARD 恒岡章さん お疲れ様でした。 #恒岡章 さん ありがとうございました。 #histandard #ハイスタンダード #ハイスタ
♬ オリジナル楽曲 - Yuki Matsuoka - Yuki Matsuoka