「ヤフーの1on1」を読んで1on1がやりたくなりました
本間浩輔著「ヤフーの1on1」を読みました。
上司の立場で1on1がうまくできない、という方がいると耳にするので、成功事例に興味を持って読んでみました。
読んで一番驚いたのが、1on1こそコーチングが活きる場面なんだということでした。ヤフー流でいえば1on1の目的は「社員の経験学習を促進し、社員の才能と情熱を解き放つことで成長させること」とのことでした。自分にとっての1on1のイメージは、週に一度上司に業務の進捗を報告する場、だったので、部下の立場として自分の成長のための時間であるというのは目からうろこでした
「経験→内省→持論化→新しい状況への対応」という経験学習モデルを用いること
アクティブリスニング(傾聴)をすること
何でも話せる信頼関係を築くこと
を通して、部下の方が自分で課題に気づき、自分で成長していくことを支援する関わりが1on1なのだそうです。
傾聴が求められるからこそ、話を遮ったり、最初からアドバイスしたり、否定したりは原則NG。相手を信じて応援する。これはまさにコーチングだなと思いました。
一方、多くの方にとってコーチングは経験のないものだと思います。今私が持っているコーチングの資格も取得までに2年かかっているので、そう簡単ではないと思っています。だから1on1は難しいと感じる方も多いのだろうなと感じます。
だからこそ、自分がもしマネージャーの立場になったら、1on1にはコーチの帽子をかぶって臨みたいと思います。部下となる方が自ら能力を仕事に対して積極的に活かしたいと思ってもらえるような、関わりがしたいなと思いました。
そして今自分がやっているコーチングも、マネージャーをしている方に体験してもらえれば1on1の時の参考になるかもなぁとも思います。
1on1において重要な関わり方について、コーチングの観点から共感することの多い内容でした。