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TFCCはMRIと臨床で適切な診断を受けるべき
小学生でも練習によりTFCCになり得る!
TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)は、テニスや野球のアスリートによくみられる怪我だ。強度の高い練習を続けていたり、練習中に思い切り手をついて転ぶなどのアクシデントで起こる。12歳の息子が一度TFCCと診断され、その後MRIと臨床を経て、最終的にTFCCではなく腱鞘炎であると診断された。
TFCCと診断されると、しばらく練習や試合を休む必要があったり、それでも痛みが引かなければ手術を行うケースもある。痛みは注射によって取り除くことができるため、プロになれば試合前に注射を利用する場合もある。
ただ小学生や中学生の場合、しっかり治しておかなければ後々にまで響く可能性があり、アスリートを目指すのであれば治しておくに越したことはない。若い選手は治りも早いので、痛みが出たら無理をせずにしっかり休息をとりたい。
一か月程度の休養で痛みが引くのなら治る可能性が高い
ここからは、3つの病院にかかり、4人の医師に診断を仰いだ経験から得た知識をもとに紹介したい。
医師の話のよれば、ひどいTFCCの場合は少し休息した場合でも痛みはほとんどひかないそうだ。なので1か月程度の休息で痛みが引くのであれば、しっかり休むことで治る可能性が高い。
レントゲンやMRIの結果だけでTFCCかどうかわからない
息子が左手首に痛みを感じ、夫が近所の整形外科に息子を連れて行った際、レントゲンで異常な骨片が発見された。1ミリ程度の小さなものだったが、それでもバックハンドを打つときに手首が痛む。
強い強度で手首を使用し続けると、腱が引っ張られて疲労骨折をする場合がある。この時点で腕の内側と外側の骨をつなぐ腱が損傷するTFCCの可能性を指摘されていた。
ネットで調べても、小学生アスリートのTFCCについて多くの情報は得られなかった。小学生がTFCCになるまで練習で手首を酷使することは稀なようだ。
練習量は多くない…なぜ?
TFCCは強度の高い練習をかなりの時間行うことで起こり得る怪我だ。でも息子の練習時間は、同じ年代のテニス選手と比較してそれほど多くはないと認識しており、この点で非常に疑問を感じていた。息子の週当たりの練習時間を参考までに共有する。
テニスのグループレッスン:9時間
テニスのプライベートレッスン:2時間
プライベートのフィットネス:2時間
つまり、手首を使うテニスの練習をしているのは一週間で11時間程度。1日に直すと約1.6時間だ。
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